掃海艦4代目「ひらど」(現役)
MSO-305「ひらど」は、平成26年度(2014年度)計画掃海艦305号艦として、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)横浜事業所鶴見工場で建造され、2015年4月10日の起工、2017年2月10日の進水ののち2018年3月16日に就役した、あわじ型掃海艦の2番艦。
艦名は長崎県にある平戸島に由来する。
当代は4代目で、初代は旧日本海軍の筑摩型防護巡洋艦「平戸」、2代目は同じく旧日本海軍の択捉型海防艦「平戸」で(ここまでは「ひらと」と清音読み)、海上自衛隊になってからも後述の掃海艇→海洋観測艇「ひらど」が存在した。
掃海隊群第1掃海隊に所属、定係港は横須賀である。
掃海艇3代目「ひらど」(除籍)
MSC-614「ひらど」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和34年度計画掃海艇314号艇として、日立造船神奈川工場で建造され、1960年3月14日に起工、同10月3日に進水ののち同12月17日に就役した、かさど型掃海艇の11番艇。
就役とともに佐世保地方隊に編入となるも、翌年には隷下に第35掃海隊が新編されたのでそちらへ転属している。沖縄諸島が日本に返還されて間もない1972年12月21日には、第35掃海隊が佐世保地方隊沖縄基地隊に編入となり、「ひらど」も勝連を定係港とした。
掃海艇としては1976年3月31日に除籍となるが、翌日より海洋観測艇4号と改称。艇番号をAGS-5114に変更し、舞鶴地方隊に配備され、1985年3月27日まで使用された。
関連
あわじ(3代目)・・・4代目ひらどの同型艦。
平戸(艦隊これくしょん)・・・2代目の択捉型海防艦をモチーフ元とした「艦隊これくしょん」のキャラクター。艦これ実装の4か月前、静岡市で開催されていた「清水マリンフェスタ」にこの掃海艦ひらどが参加していた際、実装を求めるコメントが艦内に掲載されていたという。