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説明編集

大深度機雷に対応するために海上自衛隊初の掃海艦として建造され、1993~94年にかけて3隻が就役した「やえやま」型掃海艦は、それまでの掃海艇と同じく木造の船体を踏襲した艦となった。

しかしながら、木造艇は総じて寿命が短く、また日本においても木船建造技術者の減少が深刻化し、技術継承面の問題が顕在化してきたことから、2012~2015年に就役した「えのしま」型掃海艇にて、繊維強化プラスチック(FRP)製の船体が海自掃海艦艇として初めて採用された。本級「あわじ」型は、「えのしま」型をもとに、前級「やえやま」型とほぼ同寸法ながらも基準排水量の低減と長寿命化を図った掃海艦である。また、FRP船として世界最大級の艦艇でもある。

2015年より隔年で3隻が進水、間をおいて2023年に4番艦の「のうみ」が進水した。


  • 1番艦/MSO-304「あわじ
  • 2番艦/MSO-305「ひらど
  • 3番艦/MSO-306「えたじま」
  • 4番艦/MSO-307「のうみ」

基本スペック編集

基準排水量 / 690トン

満載排水量 / 780トン

全長 / 66.8m

最大幅 / 11.0m

深さ / 5.2m

吃水 / 2.7m

機関方式 / ディーゼルエンジン × 2基

推進器 / スクリュープロペラ × 2軸

出力 / 2,200馬力

速力 / 14 ノット (26 km/h)

乗員 / 54名

兵装 / JM61R-MS × 1門

レーダー / OPS-39H対水上捜索用光学式監視装置(レーザー・レーダー)

ソナー / OQQ-10掃海艦ソーナーシステム、OZZ-2水中調査用UUV

特殊装備

掃海装備 : 小型係維掃海具1型改、感応掃海具1型改

掃討装備 : 自走式機雷処分用弾薬(EMD)


旧日本海軍からの艦名継承編集

3番艦「えたじま」を除き、旧日本海軍に同名艦が存在する。

  • 1番艦「あわじ」···旧日本海軍の御蔵型海防艦「淡路」から数えて3代目
  • 2番艦「ひらど」···同・筑摩型防護巡洋艦「平戸」から数えて4代目(2代目は択捉型海防艦で、ここまでは清音読み)
  • 4番艦「のうみ」···同・御蔵型海防艦「能美」から数えて2代目

関連編集

海上自衛隊の掃海艦艇


海防艦(日本海軍)

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