概要
うらが型掃海母艦は、海上自衛隊が運用している掃海母艦である。基準排水量5,650トン、全長141メートル。先に退役した掃海母艦「はやせ」と、機雷敷設艦「そうや」の代替艦で、機雷の掃海と敷設の両方をこなす。
同型艦は2隻。
- 1番艦「うらが」
- 2番艦「ぶんご」
掃海母艦として、海上自衛隊の掃海艦艇を支援する母艦となり物資を補給したり、掃海作戦の司令塔を担う。艦後部には掃海用大型ヘリコプターMH-53EとMCH-101が発着艦可能なヘリ甲板が設けられており、ヘリを用いた航空掃海作戦の拠点にもなる(ただしMH-53Eは退役、MCH-101は機雷掃討が主眼で掃海能力が限定される)。ヘリ甲板の近くには格納庫と昇降機があるが、これはどちらも航空掃海機材を格納するためのもので、ヘリは格納しない。
武装としては、艦尾の小さい門扉4基にそれぞれ機雷敷設軌条3条が備えられており、約230発の機雷を搭載する。不審船対策としてブローニングM2重機関銃を設置する銃架が数か所設けられているほか、2番艦「ぶんご」は艦首に76mm単装速射砲1基を搭載する。1番艦「うらが」は後日装備予定だが、2024年時点で搭載はされていない。これにより「ぶんご」は基準排水量が50トン大きい。
また、母艦としての充実した搭載能力や医療能力、ヘリ甲板を用いた航空活動能力を活かし、災害派遣では救援物資の輸送や救護活動に活躍する。すでに両艦とも東日本大震災など様々な災害に派遣されており、活動実績を重ねている。
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呉氏:広島県呉市のゆるキャラ。2番艦「ぶんご」の定形港が呉のため、第2弾PV『呉 IN - 呉 IN』にて呉に停泊中の本艦艦上で撮影されたシーンがある。