概要
海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦(DDH)のひとつで、しらね型護衛艦の1番艦として1980年に就役した。
就役当時の「しらね」は当時最大の護衛艦であり、旗艦設計のためVIPを接遇できる公室等の設備を備えることから、国内の政府関係者の査察を始め各種広報協力等を行い、また観艦式においては国際観艦式も含め現在最多となる10度の観閲艦を務め上げ、国内外を問わず露出の多い艦でもあった。
艦名の経緯
本来は「はるな」「ひえい」に続き、「こんごう」となる予定であったが、当時の防衛庁長官金丸信によって、彼の選挙区で山梨県にある山「白根山」から「しらね」に変えられてしまった。
(なお 「くらま」も本来は「きりしま」になる予定であった。)
能力
排水量 5200t
全長 159m
全幅 17.5m
CIWS・アスロック・哨戒ヘリコプターを搭載。
哨戒ヘリコプターはHSS-2A/B3機を搭載。常に1機を運用可能である。1990年代以降はSH-60に更新。
退艦・標的艦に
2015年 いずも型護衛艦「いずも」が進水し、入れ替わりにしらねは退艦した。
除籍後、航空自衛隊の新型ミサイルの実験のため艦型標的に改造された。
関連タグ
くらま:2番艦
いずも:後任