朝雲(艦隊これくしょん)
あさぐも
モチーフ元については→朝雲(駆逐艦)を参照。
朝潮型駆逐艦の5番艦。
2014年11月のイベント「発動!渾作戦」E-2以降のステージのボス戦でのドロップとして先行実装された艦娘。本実装は2015年4月10日で、同日に実装された「1-6」でドロップ。
艦これアーケードでは3-5と5-5でのドロップに加えてレア駆逐レシピでの建造も可能。
史実として、開戦時は彼女自身が図鑑で語っている通り、第二艦隊・第四水雷戦隊・第九駆逐隊に所属していた。
第三次ソロモン海戦では四水戦旗艦として夕立や春雨ら第二駆逐隊を率いていた。
ソロモン諸島での一連の戦闘の後は第五艦隊第一水雷戦隊に移動し、薄雲や白雲を編入させ、3隻編成ではあるが事実上空中分解にあった第九駆逐隊を再興させた。ここではキスカ島撤退作戦などの北方関連での作戦・護衛に従事する。同作戦の後に妹の霞を第九駆逐隊に編入させ、久々の4隻編成となったが、それからわずか2か月で第十駆逐隊に移動した。渾作戦においては第一次、第三次に参加。第三次渾作戦では島風と共に攻撃部隊として戦艦・巡洋艦部隊の護衛についていた。
最後には西村艦隊に所属し、姉妹艦の満潮、山雲らと奮戦するも、米軍の物量の前に押し潰され、スリガオ海峡にて戦没した。
改になった際の初期装備として「12.7cm連装高角砲(後期型)」を持ってくる。
ちなみにこれまでの朝潮型(すなわちサービス開始当初から実装されていた6隻)のイラストはコニシ氏の担当だったが、朝雲は衣笠や大淀、夕雲型、後に実装された山雲・夏雲と同様に、藤川氏が担当している(エンターブレインムック「提督@報告書」で発表)。後に実装された9駆僚艦峯雲・夏雲も藤川氏の担当となっており、朝潮型の追加艦たる初代41駆=5代目9駆は藤川艦隊で揃った。
声優は提督達の間では堀江由衣氏ではないかと推測されており、彼女が演じていたツインテールで大人びた妹キャラを連想する人もいる。
12月に正式発表されたが、まさしくその通りでした。
例の妹作品絡みなら、磯風の中の人もクールでミステリアスな妹キャラを演じていた。
(他にも大淀や雲龍、神風の声も担当しているが、演技でいえば磯風が一番近い)
また、声の演技が2016年に始まった某プリキュアの紫の方にそっくりと評判である(制服もサスペンダーのスカートなので朝雲に似てなくもない)。
↑声優ネタをふんだんに使用したイラスト
他の朝潮型よりも長身で大人びた姿。
栗色の長い髪を水色と白のツートンカラーのリボンでツインテールにまとめている。
もみあげ部分がゆるくまとめられ、ツインテールにつながっているのが特徴的。
服装は他の朝潮型と同じく、サスペンダーで釣られたプリーツスカートを着用。
靴下はオーバーニーソックス(膝より少し上の長さのニーハイ)を履いている。
満潮同様、胸元にはリボンが飾られているが、その色は髪を留めているのと同じ水色である。背中の艤装を固定しているベルトも水色。
また中破絵にて姉の荒潮と同様にスパッツを履いていることがわかる。
キャミソールらしき下着にはオスのライオンがプリントされているが、何故ライオンなのかは全くの不明である(一部の提督からはライオンはライオンでもアイツに見えるという声も所々挙がっている)。
腰には、爆雷(初期は投下軌条・改では三式投射機)をストラップのように提げている。
改になると微妙にイラストが変わり、笑顔になる(図鑑No.は同じ)。
ちなみにエラー娘(土下座の子)とは髪型ばかりか髪を結っているリボンまで酷似しており、いろいろ憶測を呼んでいる。
2017年秋、イベントに先んじて、通常の秋冬modeと同時にスリガオ海峡突入modeが実装された。
秋冬modeでは鼠色のブレザーを着用しているが、スリガオ海峡突入modeではそれに加えて頭に鉢巻きを締めており、表情もいつもと違って緊張感をにじませている。
イベント終了後も通常の秋冬modeが季節限定グラフィックとして毎年実装されている。
元々上記の通り末期第四駆逐隊の縁で実装された秋冬コーデであるが、夏雲が艦隊に合流した2022年10月のアップデートで峯雲・夏雲にも実装され、第九駆逐隊初期編成共通意匠としての性格も持つようになった。
勝ち気でややプライドが高い、生意気でツン気味の性格。基本的に、提督には気安い態度で接してきて、敬語を使うシーンは一部を除いて無い。提督への呼びかけは「司令」である。
ただ、同じツン系の姉妹艦である西村艦隊の時の僚艦だった姉の満潮や、共に一水戦時代の九駆に所属したこともある妹の霞と比べるとかなりツン成分はマイルドであり、むしろ世話焼きで面倒見のいい部分が垣間見える。
小生意気なことを言いつつも仲間意識が強く、献身的。どちらかと言えば満潮たちよりも敷波に近いか。
僚艦であった姉妹艦の山雲とは大の親友であり盟友。
よく気にかけたり、互いに差し入れしたりしている。
ただし山雲には盟友以上の存在に見られており、依存度も高い(ただし、大井や加賀、龍田等には遠く及ばない程度ではあるが)ことから、二人の関係には多少温度差がある様子。
勝ち気な性格から、朝潮型にとって改修型にあたる陽炎型にはライバル意識を抱いている模様。
実際に公式4コマでも一時的にとはいえ第四水雷戦隊旗艦を任されたのを陽炎に評価された時にはテングになるなど、チョロいところが描かれていた。
また霧島に対してはその壮絶な戦闘を目にしていることから強い憧れと畏敬の念を抱いているようで、霧島の前ではかなりかしこまった態度になる。
ただし艦これでは色物扱いされやすい金剛四姉妹の一人とあって、公式4コマでは過去と現在のギャップに多少苦しんでいる姿も見ることが出来た。
因みに彼女は霧島が史実において戦没した際、生存者を救助した駆逐艦の一隻でもある。
提督との関係も良好で台詞の端々に提督を認め信頼している節がある。
更になんだかんだと言いつつ世話を焼きまくっており、食事の用意から後片付けも手早くこなし、
任務の進捗具合の確認など提督の仕事を奪わんばかりの勢い。態度こそツンツンしたところがあるが、提督の世話に一種のやりがいや喜びを感じている様子。入手時のセリフからして「何、司令?さっさと仕事よ仕事!」と言い出したり、山雲の時報では「朝雲姉はせっかちさん」と言われたり、かなり行動的な娘である。
食生活に関しては大戦末期の状況を反映してか感性が若干質素だが、夕食に麦飯と一緒にブリの煮付けを出してくるあたり、秋月と比べるとまだ普通の感性に近いようだ。また、麦飯についても「栄養がある」と言う理由で選択しているらしく、単純な貧乏性でもないようだ。
また完全に仕事がなくなると「肩でも揉もうか?」と声をかけてくるなど、その献身性から一部ではダメ提督製造機の一人に指定されてしまっている(浦風あたりもそう呼ばれたりするので何号かは微妙なところだが…)。
またお触りに関してもまんざらでもないことから、提督LOVE疑惑もあるが、素直に好意を示す様子は見られない。バレンタインデーボイスでは、チョコを用意してくれている様子だったが、結局照れて「別に違う」と認めておらず、渡してくれたのかどうかは不明。
ちなみに山雲の時報において、朝雲に依存気味の山雲がショックを受けるくらい朝雲と仲の良さそうな男性が登場しており、これが同サーバーの別提督なのではないかという説や、男性っぽい艦娘を勘違いしたのではないかという説がある。公式4コマでは一緒にいるレーベを男性と勘違いしてショックを受けるなど、後者である可能性が増した。
史実において凄惨な最期を遂げたためか、夜や夜戦は少し苦手なようだ。
なお、夜は苦手だと発言したその数時間後に真夜中に騒いでいる人物を注意しに行っているあたり、完全にダメというわけではなさそうだが。
最後に所属していた西村艦隊のメンバーにおいては、山雲ほど体調を崩すことはないようだが、メンバーが揃うと艦首を吹き飛ばされた記憶から首の痛みをわずかに訴えている。
「艦これ」いつかあの海ででは1YB3Hの構成員として僚艦・山雲と共に出演。互いを「山ちゃん」「朝ちゃん」と呼び合い、自身の所属として第四駆逐隊を名乗った。これらの要素はゲーム内では導入されておらず、朝雲改二実装に際して導入して欲しいという意見もみられる。
朝雲という艦名は、海上自衛隊にかつて存在した「やまぐも」型護衛艦の3番艦「あさぐも」に受け継がれ、これが2代目にあたる(初代とは逆に山雲が姉で、朝雲が妹となっている)。
DD-115「あさぐも」は、第2次防衛力整備計画に基づく1964年度計画2,000トン型警備艦2203号艦として、舞鶴重工業(かつての舞鶴海軍工廠。のちに日立造船舞鶴事業所を経て現在のジャパンマリンユナイテッド舞鶴事業所)で1965年6月24日に起工し、1966年11月25日に進水、1967年8月29日に竣工した。
就役当時は第2護衛隊群第21護衛隊に編入され、佐世保基地を定係港にしていたが、1991年3月15日、呉地方隊第22護衛隊に編入され、定係港も呉に変わる。
1993年10月18日からは特務艦に種別変更され、艦籍番号もASU-7018に変更となり、第1潜水隊群に直轄艦として編入、1998年3月24日を最後に除籍された。
この2代目「あさぐも」と入れ替わる形で就役したのが新むらさめ型護衛艦の2番艦、DD-102「はるさめ」である。また「あさぐも」の艦番号DD-115は現在、3代目「あきづき」がつけている。
ところで、「朝雲」を名乗る駆逐艦は彼女が初代なのだが、実は彼女の前に「朝雲」と命名された駆逐艦が存在している。それも、同じ朝潮型に。
1936年1月20日、日本海軍は浦賀船渠で建造予定であった朝潮型駆逐艦に「朝雲」と命名。しかし起工すらしていない同年6月19日にこの駆逐艦に別の名前を与える事となり(このためこの「朝雲」になるはずだった駆逐艦は代数に含まれない)、本来付けられるはずだった「朝雲」の名は10月22日に川崎造船所で建造予定の朝潮型駆逐艦、すなわち彼女に改めて与えられる事となったのである。では、本来「朝雲」となるはずだった彼女の姉妹艦は一体誰なのか……?
また「朝雲」の名は現在、自衛隊および安全保障関連を専門に扱う新聞の名前として使われている(無印の「朝雲」に詳細あり)ため、この「艦これ」の朝雲について、pixiv以外で検索する際は、必ず「朝雲 艦これ」等で検索すること。
春雨(艦隊これくしょん):前述の「はるさめ」は4代目。
十六夜リコ:中の人繋がり&ツンツン繋がり
もしかして:秋雲(艦隊これくしょん)→かつて海自では2代目「あさぐも」の同型艦として同「あきぐも」(5番艦)が存在した。ちなみに初代秋雲は陽炎型駆逐艦の19番艦。また、担当絵師も同じである。
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