表記揺れ→リコ
「お、落ちてないから!計算通りだから……」
CV:堀江由衣
概要
魔法つかいプリキュアに登場するもう一人の主人公。キュアマジカルに変身する。
口癖は「○○してないし!××だし!」「計算通りよ!」。
魔法界の住人で、本来は魔法学校の生徒。勉強は優秀だが魔法の実技は少々苦手。それでもいつか立派な魔法使いになることを夢見ている。
強い力を秘めた宝石「リンクルストーン・エメラルド」を求めてナシマホウ界にやってきたところ、1話にてみらいと遭遇し、友人となる。
朝日奈みらいの住む世界、ナシマホウ界では十六夜リコと名乗っており、第11話以降からは朝日奈家に居候しながら津成木第一中学校に通学することになる(後述)。学校でのクラスはみらいと同じ2年B組。
年齢は相方のみらいと同じく13歳(第1話時点)で、誕生日は11月12日となる。
本作のメイン主人公はみらいではあるものの、ナシマホウ界と魔法界の2つの世界を舞台に物語が展開されており、リコは魔法界側の主人公といえるポジションを担っている。
使用する魔法の杖は星型の透明の宝石が先端についているタイプ。
リコが生まれたばかりの頃に生み出された杖というのは他の魔法つかいの杖と同様ではあるが、この杖は流れ星が落ちた直後に生み出されており、それゆえにリコの杖は「星の祝福を受けた杖」と呼ばれている。
これは魔法界でもとても珍しいものらしい。また、杖の誕生と同時にリンクルストーン・ダイヤの原石が共鳴現象を起こしているが、これは生まれたばかりのリコの子守をしていた姉のリズ以外は誰も知らない。
第10話(正確には第9話のラスト)から再度ナシマホウ界に渡ることになったが、一応ナシマホウ界にあるリンクルストーンの探索という口実があるので(放送開始からたったの2か月で5つのリンクルストーンが手に入っている)、「リンクルストーンが全て揃ったらどうなるんだろう?」「まさか帰っちゃうんじゃ…」と心配する視聴者もいた。
そして、第23話からはリンクルストーン・エメラルドを使って変身する「キュアフェリーチェ」こと花海ことはが新たなプリキュアとして登場。前述のエメラルドも見つかったため、ことはを連れてリコも魔法界へ帰らないといけない可能性が発生した。
しかし、ナシマホウ界でみらい達と一緒に生活したいということはの強い希望によって魔法学校の校長はもう暫くの間のナシマホウ界での駐留をリコにも許可している。
(ことはは「リコの故郷の友達が夏休みの間に遊びにきた」という設定でナシマホウ界にいたが、新学期からもそのまま滞在しているため、共に問題無い模様。)
外見
- 私服
- 魔法学校制服(通常&フード)
- 津成木第一中学校制服
身長はみらいと同程度。
つまり、プリキュアへの変身時に大人っぽくなるのを際立たせるために、(過去作の中学生プリキュア達と比べて)敢えて頭身が低めにデザインされていることになる。
頭には幼少期の頃からピンクのポンポンのような髪飾りを付けていて、キュアマジカル変身時にも頭頂部の髪の結び目に似たようなポンポンをぶら下げている。大人になった後はポニーテールにこのポンポンを付けていた。
私服については、放映当初から公式サイトのキャラ紹介のページで確認できるため、私服を着たリコのイラストも初期から多く投稿されているが、アニメ本編で実際に披露したのは第12話と意外と遅い(服のみなら第11話で登場している)。
この私服はナシマホウ界で生活するためにフランソワが仕立ててくれたものであり、魔法界で生活している時の日常の私服とは異なる。その為、魔法界編でのリコは制服を着ているシーンしか描かれていない(この事情を反映してか、TV本編のナシマホウ界編突入前に上映されたプリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!でのリコは終始魔法学校の制服で登場している)。
性格
少々つっけんどんで冷淡に見えるところもあるが、決して人間嫌いというわけではなく、お人好しで優しい一面もある。
つい意地を張ってしまい自分の気持ちを素直に表現することが苦手で、いわゆる典型的なツンデレ。素直で天真爛漫なみらいとは好対照を成している。
とても生真面目な性格だが、肝心の魔法の腕は思うように上達せず失敗ばかりしている。うまくいかないことへの焦りから集中力が乱れがちになったり、一人で突っ走った行動に出てしまう等当人は必死に頑張っているのに空回りしがちなところもある。
プライドが非常に高く、しばしば意地を張ったり見栄を張ったりする。
魔法界や魔法学校のことをまだよく知らないみらいの前で格好つけようとするが、魔法が失敗しても「計算通りだから!」と言い張り、自らの失敗を素直に認めようとしない。
もちろん、リコ自身は魔法が失敗したことは強く認識している。それでも計算通りと強がっているのは、自身が魔法学校に通っているにもかかわらず、その魔法が苦手なことに劣等感を持つが故である。
自分が「魔法つかいプリキュア」という伝説の存在に選ばれたことについても、皆に尊敬される大魔法つかいを目指すリコにとっては願ったり叶ったりというところではある一方で、劣等生の自分なんかじゃ伝説に相応しいとは誰も見てくれないだろうというネガティブな思いも心の隅っこにこびりついており、それゆえ「伝説の魔法つかいのイメージを崩さないように」と自分がプリキュアであることを周囲に隠し続けている。
それでも、相棒のみらいが「リコと一緒にプリキュアがやれて嬉しい」と言ってくれるので、プリキュアであることの誇りを持つことができている。
自らのプライドが傷つくような出来事があると苛立って八つ当たりしたり(第5話)、ショックを受けてその場から逃げ出し一人で落ち込んだり(第6話)とトラブルメーカーになることもある。
しかし、コンプレックスが強い性分と冷淡さはみらいとの交流やナシマホウ界での生活に良い影響を受けたことによって次第に改善され、元々持っていた人当たりの良さや感情の豊かさが前面に出るようになっている。
プライドの高さと強がりな面は相変わらずだが、物語を通して大きく成長している姿が見られている。
ちなみに、この年に公開されたまほプリの劇場版の公式ホームページに載っているキャラクター紹介のリコのページには、「しっかり者に見えて、実はちょっぴり抜けている魔法界の女の子」と紹介されている。
スペック
運動神経については不明だが、25話ではカナヅチである事をいつもの調子で隠そうとしていたり、47話にてサッカーボールのコントロールを見誤ったりと、決して高い方では無いらしい。
他のスポーツを苦にしている描写は無いが、12話にてバレーボールの練習をしていた描写から考えると、(本人の努力で)並以上に持っていっている模様。
母親の職業柄、料理の腕前はなかなかのものらしい。
さて学業に関してだが、魔法学校では座学は学年トップとかなり優秀である。
物語が第10話からナシマホウ界編に突入しみらいが通っている中学校に入学してからは、二つの世界での学習内容の違いにより、最初は恥をかいたこともあったが(そもそも、魔法界とナシマホウ界では学習内容が根本的に違う)、4話後の第14話の実力テストでは、数学のテストで100点満点を取り(クラス内ではリコただ1人)、後に行われた期末テストで学年1位を取るまでになった。
これらは全て本人の努力の賜物であり、自分の年齢だったら知っているはずの物事を必死に学習した結果である。
そもそも、リコはナシマホウ界へ来たばかりの頃は平仮名さえ満足に読めなかったのに(魔法界とは使用文字が異なるため)、血を滲む程の自習と独学を持ってわずかな期間で漢字や英語までマスターしている(過去作の異世界出身プリキュアも同じ苦労をしている可能性はあるが、ちゃんとした描写がされたのはリコが初めて)。
何事にも「努力と根性」をモットーに日々取り組んでおり、座学に関してのリコは「努力型の天才」といったところ。
リコと魔法
これだけ優秀なリコだが、肝心の魔法の技術については苦手。
魔法学校においては「座学は学年トップレベルだが、魔法の実技は学年ワーストレベル」というとても極端な生徒でもあった。
もちろん怠けているわけではなく、むしろ「学校に入ってからも魔法の実技はずっと練習してきたし、知識だって必死に勉強してきたわよ」と独白している通り、魔法に努力と根性で必死に取り組んでいたのだが、それでも失敗を繰り返してしまう。そしてリコは、その原因をつかめずに苦悩していた。
ただし、幼い頃からリコを見守り続けたリズだけは「リコには素晴らしい魔法の才能がある」と感じており、きっかけさえ掴めれば立派な魔法使いに化ける可能性があるという事を感じていた。
実際、リコの魔法の失敗は「魔法を発動させたはいいものの、思ったのと全く違った結果になった」という魔力暴走タイプのものが多く、魔法が全く発動しなかったことはあまりない。ここは注意すべきことだろう。
リコは星の祝福を受けた杖を持つために、周囲からは「せっかくの杖にふさわしくない」と思われているところもあるようだが、むしろリズは「リコは星に選ばれたのではなく、自らの意志で星を呼び寄せた」(=リコこそ杖にふさわしい魔法つかいである)と信じており、リコが星の祝福によって特別な才能を与えられた等では決してないと捉えている。
なお、リコの杖について、アニメージュ2017年1月号(vol.463)89ページに、「魔法つかいプリキュア!」のシリーズ構成である村山氏による以下のようなコメントがある。
「宇宙創生の後に生命が誕生した星には、それぞれマザー・ラパーパ的な存在がいるという裏設定があります。デウスマストによって混沌にのまれた別の星のマザーが流星となり、交流していた地球のマザーのもとへとやってきて、それがリコの杖になりました。幼いリコが、違う星のマザーの気持ちを引き寄せたわけです」
すなわち、かつて別の星のマザーであった存在にその思いを託されるほどの魔法の才能が幼いリコには既にあった、と言うことができるだろう。リズの考えは正しかったと言える。
作中の描写から、魔法に必要なのは「具体的なイメージ力」「イメージを保持し続ける集中力」「イメージを支える思い」であることが窺える。
しかし、リコはあまりにも生真面目にがむしゃらになって魔法に取り組むあまり、そういった要素を疎かにしがちで、リズというお手本だけを意識し、必死で形だけでなぞっている状態であった。
さらに、思うように上手くいかないと焦り意固地になり、持ち前の「努力と根性」で押し通そうとする結果、ますます空回りしてしまった。
「自分の才能に気づいていない」「失敗続きで自信を喪失している」「高い素質をうまくコントロールできない」といった問題もあるが、並外れた素質があるにもかかわらず魔法が苦手で失敗を繰り返すのはおおよそこういった理由によるものである。
現に、第1話でもみらいを連れてバッティから逃げる時に、試したこともない箒の二人乗りを成功させており、素質の高さは示唆されていた。(第6話でもみらいとの二人乗り飛行を無難にこなして戦場に駆けつけている)
また第6話では、上級者でも難しいとされる氷の魔法を成功させており、素質なら並外れたものを感じさせている。
つまり、「必死になって取り組むあまり本人が一番自分の高い素質に気付いておらず、それを上手く活かせていない」事が一番の原因であると思われる。
リコは生来の生真面目さから「魔法は難しくて大変なもの」と捉え努力と根性で乗り越えなくてはいけないとストイックに考えていたのだが、「魔法は楽しいもの」と捉えているみらいと出会いプリキュアになったことが良い切っ掛けとなり、話数が進むたびに少しずつだが魔法が上手になって行く過程が描かれている。
特に、ナシマホウ界への留学後は魔法が飛躍的に上達している。魔法の勉強時間が少なくなってからの方が上達したということは、今までのリコの魔法下手は、余裕が無さ過ぎて(魔法つかいに必要な)「視野の広さ」が欠けていたからということになる。
しかし、リコの魔法が少しずつ上手くなっていっても「冷凍ミカンの解凍魔法」だけは、なぜかいつも失敗していた。これは別になんでもない魔法なのだが、相性がどうも悪いようだ。
しかし31話でこれに初めて成功。この時は本人さえびっくりしていた。
たかがミカンを解凍しだけなのだが、リコにとってはドクロクシーを倒したことなんかよりもこっちの方が魔法つかいとしての強い自信につながったようで、(以降のエピソードでは)魔法における失敗は無くなっている。
また、リンクルストーンの捜索という使命を帯びて転校した当初は、ナシマホウ界の常識に慣れていなかった為にうっかり人前で魔法を使ってしまい、事情を知っているみらいを慌てさせてしまう面もあった。
もっとも、この点については”長年魔法が日常生活で当たり前のように使われてきた世界で育ってきた魔法界の年頃の人間としては、慣れない世界でうっかりやらかしてしまっても仕方がない”という面もある(実際、ナシマホウ界に慣れる練習のために保護者同伴で訪れた補修メイトも似たようなハプニングを起こしている)。むしろ、今まで魔法が使っていなかったにもかかわらず瞬く間に使いこなせるようになり、しかもナシマホウ界での魔法を使ってもいいタイミングを心得ているみらいの方が優等生過ぎるのだ。
ただ、魔法がそれなりに使えるようになった後は、自分はこれからどんな魔法つかいになるべきかについて悩むようになってしまった。
今まではとにかく魔法が上手になることだけに必死で、魔法を使って何をすべきかという点を考えるに至らなかったのである。この部分に関しては(本作の)中盤以降におけるリコのテーマの一つになっている。
家族構成
父:リアン
母:リリア
姉:リズ
父のリアンは考古学者、母のリリアは料理研究家で2人ともいつも様々な場所を飛び回って不在がちらしい。そういうわけでリコの面倒は昔から姉のリズが見ていたようだ。
このリズは優秀な魔法つかいであり、魔法学校を首席で卒業した後そのまま教育実習生として学校に在籍している。
リンクルストーン・ダイヤの片割れはリコの家系で代々継承されてきたもの。ただし、これが伝説のリンクルストーンだとは誰も知らなかった。
この石は両親から長子であるリズに継承されていたが、この石に秘密の力があることを知ったリズは、妹の可能性を開くきっかけになればとリコへと石を譲った。
リコはリズのことが大好きで憧れており、姉のような立派な魔法つかいになりたいと志し常にお手本としている。しかし魔法学校入学後、魔法の実技がリズのようにうまくできないことから、大好きなはずのリズに対してよそよそしくなっていった。
みらいと出会ったことがきっかけで姉へのコンプレックスも少しずつ解消されていっており、姉のリズも妹想いなせいかナシマホウ界に来てリコの様子を見に来ることがある。
父のリアンは第22話にて初登場。
ナシマホウ界にて遺跡の調査をしている最中に校長と会話する形で登場し、(同話の時点では)真相は不明だったが校長との台詞や彼の外見から、視聴者の間では彼がリコの父親と前々から予想されていた。そして第33話で正式にリコの父親であることが判明した。
第40話にて母・リリアが初登場。
ここ最近でナシマホウ界にも活躍の舞台を広げていて、「料理界に彗星のごとく現れたカリスマ」として瞬く間に有名になり、今やナシマホウ界ではテレビタレントとしても引っ張りだこという有名人である。
ただし、リコは普段からバラエティ番組の類を見ないからなのか、(第40話に至るまで)母親がナシマホウ界で仕事をしていることさえも知らなかった。
なお両親は第6話の回想シーンで姿が初めて描かれたが顔までは映されていなかった。
人間関係
リコがみらいの人物像を語る時の定番の言葉は「一緒にいると退屈しない子」。
当初は人懐っこい人柄による洗礼を受けて大きく戸惑ったが、やがて親交を深めていった。リコは元々の性格上からなのか、最初はわざと名前で呼ばず、「あなた」とよそよそしかったものの、第5話での仲違いを乗り越えてからは、互いの名前の呼び捨てになり、笑いあえるまでの仲になっている。
仲良くなってからもみらいのことを「友達」と言及されると口篭ったりしているが、特別な存在であることは確かなようで、友情を深めることが滅多にないリコを知る者からすれば、とても珍しい存在であることは間違いないようだ。
現在は漫才コンビのようなやり取りもあり、同居している事も相まって、家族同然の仲になっている。
はーちゃんの親代わりとしてみらいとともに見守っており、リンクルスマホンを所持するのはリコの役目だった。 彼女が花海ことはとして生活するようになってからは、その突拍子もない行動や魔法にヒヤヒヤさせられながらも、彼女のフォローに追われている。みらいもツッコミ属性が薄いので、ことはが加入してからのリコは苦労人ポジションが形成されつつある。
ことはの魔法があまりに万能である事に驚くも、それに劣等感のような感情は持っていないようだ。
クラスメートで顔見知りのようだが、本編では彼女らと会話するシーンはほとんどなかった。だが仲違いしているわけではなく、クラスメートもリコの性格を知っていて話をしている風なところはある。
なお、彼女達がナシマホウ界へ訪れた際は「故郷の友達」として紹介され、彼女なりに思っているところはある様子。
- 津成木第一中のクラスメート
リコの転入当初は、(リコの)肩肘を張った姿勢ゆえにクラスメートに敬遠され「なんでみらいと友達なんだ?」と訝られ、また女子生徒たちからは「話しかけづらい」という印象を持たれていたが、みらいの懸命なフォローもあって次第に打ち解けていった。
さすがに美少女だけあって、男子生徒からの人気も得つつあるようだ。
名前に関して
現時点で、歴代プリキュア戦士の中では変身前の名が一番短い(二文字)キャラクター。(同じく登場当初2文字だった彼女は後に長めのフルネームがある事が判明したため、本当の意味ではリコが初)
そもそも魔法界の人名には「苗字」「姓」「氏」「ファミリーネーム」という概念がない様子であり、魔法界側のキャラクターはリコ以外も名前でしか呼ばれていない。ただし、リコの家族は「リアン」「リズ」「リコ」と、「リ」が頭文字になる名前が付いているので、魔法界でも家族で共通性を感じさせる名前をつける風習ないし文化はある様子。
第11話からは人間界での活動に当たって「十六夜リコ(いざよい リコ)」と名乗る事になった(由来はリコがナシマホウ界に初めて来た日の月齢から)。
5年前の調辺アコの時のように公式サイトのキャラ紹介で後に姓付きのものに替わり、エンディングクレジットでの表記も第12話で「十六夜リコ」へと変更された。詳細は当該項目を参照のこと。
また、本作の企画段階ではリコの名前は「リズ」で進められていたらしいが、それではしっくりこないということで(結局は)姉の名前になったらしい。
作中で十六夜姓を名乗っていることから、外国語でも日本語でもどちらにもしっくりする名前という意味では、リズは微妙だったのかも知れない。
ただ、日本語としてのリコは梨子や理子から女性名たりえるが、欧米名としてのリコは(本来は)南米によくある男性の名前(英語圏のリックのスペイン語読み)だったりする。
トリビア
史上初の要素
通算では5人目にして、シリーズ初の「桃キュア最初のパートナー」となる紫キュア(「初期メンバー」としてなら2人目)。
過去シリーズでの紫キュアは、主人公に先立ってプリキュアとしての実績を持っていたり、後から変身する場合でも、最初からチートクラスな実力者であったりと特殊なポジションであったが、今回は主人公と同時に初変身を遂げ、本当の意味で二人三脚で成長していく存在である。
また物語開始の時点で「まだプリキュアではなく敵方でもない異世界人」という希少な存在に加え、スイート以来となるペア変身システム復活の影響で、単独変身ができない紫キュアとしてもリコが初である。さらに、従来の紫キュアは全員ツリ目だったが、リコは(紫キュアとしては)初めてとなる、タレ目の紫キュアである。
従来の異世界キュアとは違うもう一つの大きな特徴としては、「故郷が悪役に侵略されていない」というのがある。「近い将来に災いが訪れる」という水晶の占いを偶然耳にしたため、それに対抗しうる”プリキュア”の力を探すという行動に打って出た、歴代でも少し変わった経歴の持ち主でもある。
今作は物語開始時点でも比較的女王ポジの封印が効いていたため、彼女が住んでいる魔法界も人々が日々の生活を営む世界として機能している。
そのため、リコが魔法界でどのような生活をしているのかも細かく描写されているし、家族や学校関係者といったリコがプリキュアであることを知らない一般モブもかなりの数で登場している。
もっとも、リコ本人は魔法学校に入学して寮に入っていたし、後述の家族も処々の事情で出張する仕事をしていたため、実家がどのような形なのかが描写されることはなかった。
ここまで「異世界キュア」とは言ったが、後に明らかになった魔法界の真実から、地球人ではない初期メンバーの紫キュアの先輩である剣崎真琴とは異なり、純粋な意味での「異世界キュア」には該当しない(これは後に登場したことはも同様)。
オールスターズ映画初出演となる『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』ではモフルンが前作の主人公に突撃顔面アタックを決めた際に、変顔で「魔法を使っちゃった!」とつい口走ってしまって、みらいから「何で(魔法の事)言っちゃうのよぉ…」と呆れられており、このあたりも紫キュアとしては珍しい感じの扱われ方である(※このセリフは予告編でのセリフであり、本編では別のセリフに差し替えられている。実際には「魔法つかいであることを隠して行動しようとしたら魔法を使ったのと服装のせいでいきなりバレそうになった」という流れのやり取り)。
声優について
リコを演じる堀江由衣氏の『プリキュア』シリーズ初登場は、前々作の劇場版のゲストヒロインであるつむぎ役で、TVシリーズは本作が初参加。
<キュアマジカルを担当することが決まった時のお気持ち、今後の意気込み>
子供の頃から変身したりすることに憧れていたので、素直にとても嬉しいです♪ プレッシャーもありますが、頑張って演じさせていただけたらと思っています!
<エンディング曲を担当することについて歌の感想、レコーディングの感想>
とても可愛らしい曲で、テレビを見て下さってる皆さんも一緒に歌ってくれたら嬉しいな~と思いながらレコーディングさせていただきました♪ぜひ覚えて一緒に歌ってほしいです♪
過去シリーズの同名キャラ
前作のゲストキャラクターとして、主人公・春野はるかのクラスメートに「古屋りこ」という同じ名前のキャラクターが登場している。
各話エピソード
テレビ本編
■第1話
- ナシマホウ界にやってきて早々に墜落、猫相手に見栄を張る、(強がったわりには)即落下など、放映開始1分30秒でドジッ娘・ツンデレ要素を惜しげも無くさらけ出してしまった。
- モフルンを落とした朝日奈みらいに、ホウキに乗った状態で声をかけるという大ポカをやらかししかも相手のみらいが魔法つかいに憧れる好奇心旺盛な性分だったため付き纏われることに。リンクルストーンが覚醒する切っ掛けとなったのだが、現時点では誰も知らない。
- みらいにお願いされ、猫に人と会話できるよう魔法をかけるが人語を喋るどころか「ワンワン」と犬のように鳴いたり「ペラペーラ」と言ったりで大失敗。
- バッティとヨクバールに襲われて、苦し紛れに「キュアップ・ラパパ! 怪物よ、あっちへ行きなさい!」と、魔法とすら言えない願いを連呼し続ける。みらいも一緒になって懸命に叫び出すと、シンクロしてリンクルストーンが輝き二人は伝説の魔法つかい・プリキュアに変身。戦闘後はモフルンも喋り出すなど濃い一日となった。
■第2話
- 「カタツムリニア」内にて、車内販売で売られていた冷凍ミカンをみらいとモフルンに奢る。魔法で解凍するも中身が溶けきらず…。自分も微妙な顔をしつつも「これぐらいが丁度いい」と誤魔化した。
- 伝説の魔法使い「プリキュア」に自分がなれたことで「無断外泊してまで目当てのリンクルストーンを手に入れる事ができなかった失態をチャラに出来るかも」と、ちょっと黒い顔でほくそ笑む。
- ナシマホウ界行きの件みらいを連れてきたことなど、リコの勝手な行動を帰還早々教頭に咎められ、プリキュア史上初の退学危機に。さらに彼女がリンクルストーンを探していた理由自体も、春休みの補習から逃れるためということが判明。俗っぽい理由で大それた発想に至る行動力にむしろ感嘆すべきか。
- しばらくして、校長を探しに行ったみらいを追って、「部屋を出れば退学」という言い付けを破ってまで行動開始。箒に乗るもコントロールがうまくいかずに、学校に襲来したバッティに激突。「落ちてないから!自分で体当たりしたんだから」と言い訳する。
- そしてみらいとともに再びプリキュアに変身してヨクバールを撃退。その活躍を校長に認められ、「この学校で二人で学んでもらいたい」と告げられ退学の危機を免れる。
■第3話
- みらいに付き合って魔法商店街でお買い物。小さい頃からの馴染みであるため住民達には顔が知れている。そして彼女が魔法でたくさん失敗していることは周知の事実であることも判明。また、「友達を連れて来るのは初めて」という証言からぼっち疑惑も浮上。
- なお、今回でリンクルストーン・エメラルドを探しに行ったのは校長の話を盗み聞きしてしまった事から『悪しき者の手に渡る前に自分で見つけよう』という思惑もあったことが判明。一応自分のためだけではなかったようだ。
- スパルダの策略でみらいのリンクルストーン・ダイヤが奪われ変身不可能になるが、為す術なくヨクバールに街を破壊されていくうちに幼い頃から積み重ねてきた思い出が蘇り、スパルダの勝手な物言いに激しい怒りを燃やす。その思いに呼応して、リンクル・ストーン『ルビー』が覚醒。新たな姿『ルビースタイル』でスパルダを撃退した。
- みらいの箒に合わせて修理された自分の箒にもリボンの飾り付けがされていたのを見て、少し照れくさそうにしていた。
■第4話
- みらいにプリキュアの正体は秘密にしておくよう言うが、その理由は「補習を受けているプリキュアなんて伝説に傷がつく」ということであった。リコの見栄っ張りな一面がよく現われたひとコマ。
- この回において「補習の内容が厳しい」ため補習を避けたいと考えていたことが判明する。一つでも落とせば留年なので気持ちはわからないでもない。ただし赤点なのは魔法実技であり、勉学は非常に優秀なことが明かされている。
- 紙の蝶を捕まえる試験では、(行動派のみらいとは対照的に)補習組のメンバーと「みんなで考えよう」と、頭脳派らしく頭を使おうとしていた。
- みらいの後先を考えない行動に振り回されていたが、モフルンに「みらいにはリコが必要」と教えられ、心配して彼女を探しに出る。ようやく「知識の森」で再会してみらいが安心したような顔をすると、リコも少しだけ嬉しそうだった。
- ちなみにポンコツネタはこの回でも全開であり、せっかく直してもらったばっかりの箒でいきなり墜落。墜落キャラと「落ちてないし!」という口癖がいよいよ本格的に定着化。
■第5話
- 極寒の地で「寒さに耐えながら魔法のヤカンのお湯を沸かす」という試験を言い渡される。「集中力が問われる」というアイザック先生の一言から、両手が霜焼けするほど生真面目に奮闘。が、結局みらいの提案で押しくらまんじゅうをした他のメンバーが集中力を取り戻し合格し、一人で頑張ったリコはショックを受けてしまう。
- 「初めて魔法を使ったみらいに合格を手助けされる」形となったリコのプライドは傷つき、ついみらいに意地悪な態度を取って二人は険悪ムードに。そんな中でも魔法界の不思議な風景にはしゃぐみらいとモフルンに対しきっちり説明する辺り、真面目でお人好しな人柄が垣間見える。
- しかし吹雪の中立ち往生する中、みらいの謝罪を受けて、自身の態度を反省し無事に仲直り。二人で押しくらまんじゅうをして寒さを乗り越えた。
- その後、バッティのヨクバールにみらいが吹き飛ばされるのを見て、身を案じるあまり思わず彼女の名前を絶叫。ずっと「あなた」と他人行儀な呼び方をしていたリコが初めて「みらい」と呼んだことでみらいは大喜び。リコは気恥ずかしさから否定するが、最後はみらいに「リコでいい」と返し、二人の互いの距離はぐっと縮まったのだった。
■第6話
- 今回の補習は魔法の杖の実技なのだが、偶然にも代理でリコの姉のリズが教育実習生として登場。「水を好きな形に変えて10秒間保つ」という課題が出される。リズに対し劣等感を抱くリコは、情けないところを見せまいとリズの手本と同じ物を作ろうとするが形にすらならず、自己嫌悪に陥って補習から逃げ出してしまう。
- 逃げたリコを追ってきたみらいとモフルンに、姉を尊敬する思いと、姉との実力差への劣等感を吐露。さらにリンクルストーン・ダイヤが元々リズから譲られたものだということを漏らし、プリキュアもリズがなるはずだったと漏らすが、「リコじゃなきゃ嫌」というみらいの素直な言葉を受けて勇気づけられる。
- その後、スパルダが生み出したヨクバールの攻撃を受けたリズの姿を見て憤慨。尊敬するリズへの思いをぶちまけながらヨクバールを撃退した。
- 再開された補習で吹っ切れたリコは、姉の真似をやめ覚醒前のリンクルストーン・ダイヤのペンダントを水で形成することを決める。形が崩れるかと思ったその時、水のペンダントが凍りついたことでなんとか成功。リズ曰く氷結魔法は上級者でも難しいらしく、リコは晴れて合格点をもらう。
■第7話
- 今回の補習は人魚の里で「マール貝」の口を開けるというもの。思いがこもった声が届けば貝は開くというが、リコの場合は「いいこと? 貝よ、その口を開けなさい!」とやたらドSな笑顔で命令口調。しかしマール貝の業界ではご褒美ではなかったようで全くの無反応。
- 休憩中に果物をジュースにしようと魔法をかけたらなぜか花火になって水中で爆発。しかし、これがきっかけで遠巻きにリコたちを見ていた人魚の子供達と仲良くなる。今回ばかりは「計算通り」でもいいかもしれない?
- 人魚の感覚では多種族との交流を遠ざける傾向にあるため、二人に「出自が異なるのにどうして仲良くなったのか」と聞かれ、みらいは勿論、リコも自然に答えを出す。自分がみらいに抱いている友情も再確認出来たようだ。
- ガメッツの襲撃のときに、モフルンを忘れてきてしまったためピンチになってしまうも、「サファイア」のリンクルストーンを見事に入手してサファイアスタイルへ変身し彼を追い払う。
■第8話
- ペガサスとの記念撮影の課題で、初めて箒で飛ぶも墜落しそうになったみらいを一度は見事に救助。みらいからも感心されるが、二度目は救助しきれずみらいとともに穴の中に落下。「狙い通りだから!」という言い訳は相変わらずだった。
- 箒に乗るためのコツは?とみらいから確認の質問を求められると、「信じる事!」と二人で解答をハモる。アイザック先生の受け売りであったが、理論ばかりが先行していたリコも魔法の本質に触れつつあるようだ。
- 強襲してきたスパルダとの戦闘では苦戦するが、ピンチの中でミラクルが「わたしを信じて」とのみ語る。マジカルは何も聞き返さずそれを受け入れ、息のあったコンビネーションで敵を引き寄せその間にミラクルの出したリンクルストーン・ピンクトルマリンの銀魔法でヨクバールを弱体化させることに成功。一度は険悪ムードになった二人も、「互いを信頼し合う」というプリキュアとしてのスタート地点に立てたようだ。
- 課題達成後、「箒屋のグスタフが寂しがるから、たまには昔みたいに落っこちて箒の修理に行ってあげなさい」と言われるほどアイザック先生から飛行の上達を認められる。
■第9話
- 補習最終試験の日。みらいとの別れが近づき落ち込むリコ。しかし別れを惜しむ様子も見せず試験に張り切るみらいの姿に複雑な思いになる。試験中も集中出来ず、ついに本音をぶつけるがみらいはリコのために本心を隠して頑張っていたのだった。
- 他の補習メイトが次々と脱落する中、みらいと力を合わせた箒の二人乗りでリズを上回る飛行速度を発揮し見事に課題をクリア。全員分の修了証を勝ち取る。
- 試験後みらいは予定通りナシマホウ界に帰るが、リコは「別れは済ませた」として見送りに行かなかった。しかし校長に諭された上、まだ見ぬリンクルストーンの兆候がナシマホウ界にあることを教えられる。リンクルストーン探索のためナシマホウ界に行くことが許され、みらいと一緒の電車に乗ることに。
- 再会を喜ぶみらいの姿に感極まるも、なんとか強がってみらいと一緒に泣いてしまうことだけは避けられた。
■第10話
- 予告の時点で「リココロネ」だの「リコつむり」だの話題になっていたそれは、寝袋「ヤドネムリン」であることが判明。自分たちが乗車しているカタツムリニアが各駅停車で到着が翌朝であることから、眠れるように持ってきていたらしい(2話で乗ったカタツムリニアは急行)。
- ちなみにナシマホウ界行きは自分から校長に頼み込んだのだが、みらいに理由を問われた時は本音を言いかけるも「校長の指示で」とごまかしていた。
- 到着早々発見したリンクルストーン・トパーズを追う羽目になり、ろくに知らないナシマホウ界を右往左往して迷子に。
- やがて、掃除ボランティアと勘違いした朝日奈今日子に助けられる。今日子がまさかみらいの母親だと知らなかった事や、今日子の人懐っこい雰囲気にほだされてだろうかリコにしては珍しく「探している人」が大切な友達であることを素直な気持ちで語っていた。
- ヨクバールの出現に逃げ惑うナシマホウ界の人間たちを見て「魔法も知らない下等種族」とスパルダが嘲笑した時は、今日子の優しい気持ちに触れていたリコは彼女が侮辱されたと感じ強い怒りをぶつけていた。
- 今日子がみらいの母親だとわかった時は驚くも不思議な縁を感じる。今日子からリコがみらいのことを「友達」だと言っていたことをみらい本人にバラされ、今更ながらに否定しつつしどろもどろになっていた。やはりみらいに面と向かって「友達」とはまだ言いにくい様子。
■第11話
- 紆余曲折あってみらいの家で同居することに。留学にあたり「魔法の実技がないから成績が恥ずかしい思いをすることがない」と大ハリキリ。……あなた、ナシマホウ界でも立派な魔法つかいになるとか言ってませんでした…?
- 初日から遅刻しそうになり、「人に魔法を見られてはいけない」という教頭先生の言いつけを破ろうとするみらいを咎めるも時間が危うくなり結局魔法を使って登校。とはいえ、教頭本人が平気でナシマホウ界で魔法を使っていたので「見つからなければOK」ということを体言してはいたのだが。
- 転校生の自己紹介の際、苗字を聞かれて咄嗟に昨晩のみらいの話を思い出し十六夜という姓を名乗る。順風満帆に行くかと思いきや、勝木かなに魔法を見られていたことやモフルンとはーちゃんが学校に来ていることに気づき大慌て。
- 2人は始業式が済んだら、モフルン達を探して学校についてきてしまったことを叱るのではなくその理由を聞いてみるつもりだった。
- モフルンが学校に現れたガメッツに襲われていることをはーちゃんから知らされ、始業式終了後にすぐ駆けつけ、2人が見つけた新たな力であるトパーズを使ってヨクバールを撃退。初登校はドタバタのものとなった。
■第12話
- まだナシマホウ界に順応し切れていない様子。一方、持ち前の真面目さからくる勉強熱心さも見せた。
- 下校の時に、間違えてみらいのカバンで帰ろうとした。
- その証拠にモフルンがカバンの中にいた。
- 下校の時に、間違えてみらいのカバンで帰ろうとした。
- 「魔法界代表として来ている」という一心で根を詰めていたせいで学校では周囲からやや孤立していた。魔法界のクラスメートの中でもやや浮いていたのも、「優秀な魔法つかいになりたい」との張り詰めた姿勢が原因ではないかと思われる。
- その夜リコとみらいは、万が一みらい以外のナシマホウ界の住民に正体が知られないよう魔法学校の制服を着て空の散歩に出かける。途中でスパルダの襲撃に遭うものの、見事に撃退。そして、第3の支えのリンクルストーンのタンザナイトを見事にゲットした。
- みらいの話を聞いて、勉強だけではなくナシマホウ界のことを楽しむということを覚えクラスメート相手にも歩み寄りを見せる。また自分でつけた十六夜姓には今ひとつ慣れていない模様。
■第13話
- みんなで初めてのバーベキュー。二人に手紙を渡しにきたリズとも再会。しかし「便利な道具を使わず楽しむ」理由を理解出来ず、戸惑うことに。
- 手紙の件もあり、山の中へとリンクルストーン捜索に向かう。リコは魔法を使うがどれもリンクルストーンには繋がらず、あげくに蜂に追われてしまう。箒で急降下で川に呼び込んで難を逃れ、びしょ濡れになるも「狙い通りだし!」とドヤ顔。今回ばかりは本当に狙い通りでした。
- キャンプ場に戻りBBQを食べると、予想外の美味しさにびっくり。自分の手で作ってみんなで食べると幸せになれるとみらいから言われ、便利なものに頼ることが全てではないということに気づかされる。これがラストのリンクルストーンのペリドットの入手にも繋がった。
- なお、この回のヨクバール戦は相手を誘い込み自分の放った攻撃で自滅させるというマジカル発案の頭脳戦で倒している。まさしく「計算通り!」と堂々と言ってよい状況だったが、こういう時に限って言わないようだ。
■第14話
- リコがみらいに影響を与えるという今までの中では珍しい回。いきなり数学のテストで100点をとったり秀才ぶりを見せるが、それは日々の努力が実ってのことであった。
- リコは元々魔法界の魔法学校の生徒だったから、転校生ながら見事な努力を発揮したら、花丸がもらえた。
- たとえ自分以外が数学を含めた教科で満点を取ったとしても、本当に花丸がもらえるとは限らない。
- それを見たはーちゃんは花丸をちょうだいと強請るが、はーちゃんにはまだ早いと説得を貰う。
- もっとも妖精のはーちゃんがナシマホウ界の学校のテストを受けたら、不気味らしい。
- リコは元々魔法界の魔法学校の生徒だったから、転校生ながら見事な努力を発揮したら、花丸がもらえた。
- 余談だがこのテスト用紙をよく見ると、名前を魔法文字で書いた後消しゴムで消したらしき跡が残っていたり「X」の文字が端に練習された後消されていたり解答の「A」を魔法文字で記していたりと手の込んだ物となっている。
- 今回はテレビの電源を消そうとして本体ごと消してしまったり、字の練習をするために漢字と一緒に「みらい」の名前を書きまくるなどいろいろネタになる要素が多かった。
- リコがナシマホウ界の字(特に漢字)の練習をしていたから、国語でも満点を取ったと思われる。
- それを見たみらいは満点が取れなくても、花丸がもらえなくても苦手なものに挑戦することを決意して、改めて再試験に向けても勉強に打ち込むことになった。
- みらいの再テストの際は、ラインパウダーを含ませた箒に乗ってエアショーのように文字を書きみらいを応援するという大胆かつ手の込んだことも。
- その時一緒に乗っていたモフルンは目を回してしまう。
- おかげでみらいは再試験に合格して、2人の友情が深まり、はーちゃんから友情満点及び再試験合格の花丸と月からの5つ目の銀魔法の源のリンクルストーンのムーンストーンを貰った。
- はーちゃんも初めは花丸の印がうまく書けなかったから、みらいの試験勉強をしている横で練習をしていた。
■第15話
- 前日に授業の予習を忘れていた事で、構って欲しいはーちゃんの相手ができない状態に。なおリンクルスマホンを普段持っているのはリコなのだが、何故今回みらいの部屋に置いてあったのかは不明。
- みらいやモフルン共々はーちゃんの家出と暴走に責任を感じ、「わたし達がお母さん代わりなんだから」と発言。3人共、母親役としての意識を自覚したようである。
- 騒動が収束した後は、みらい・モフルンと揃ってはーちゃんとお互い謝罪した。
■第16話
- 来訪した補習メイトと久々の再会。自身がナシマホウ界で過ごしていた間、魔法学校の勉強が進んでいた事に不安感を抱く。
- なおこの回にて、リコの私服がフランソワによって仕立てられた事が判明した。
- 道を歩いてる最中まゆみ・かなと会い、補習メイト込みの7人で遊ぶ事に。道中や向かったショッピングモールで魔法の事がバレそうになりつつも、何とかフォローに回りやり過ごす。
- フランソワ曰く魔法界の人間がナシマホウ界で生活する事はそう珍しくなく、自身もみらいやリコと同じ年の頃暮らした経験があるという。こっちの世界では魔法学校で教わらない様々な事が勉強できると励まされて気を持ち直していた。
■第17話
- みんなで朝日奈家の掃除をするが、最新型の掃除機に振り回される。これが箒なら乗りこなせるようになってきていたのだが……
- 結希かの子がみらいに新聞紙で窓ガラスを拭くテクニックを「みるみる汚れが取れる魔法」と茶目っ気で言っていると、「今、魔法って言いました?!」とリコが突然現れる。いつの間にか口癖が移ってしまったのか。
- 魔法の水晶で占いをすることになった時、雰囲気を出すためにわざわざフードを被って悪そうな表情でノリノリ。
■第18話
- はーちゃんに「大好き」と言われて破顔していた。
■第19話
- みらいの行動に振り回されていた1話。立ち入り禁止の危険な場所でも平気で行こうとするみらいに対し、「慎重に行動すべき」と主張していた。実際はそこに住まう巨大な毛虫が怖かっただけのようだったが、いつもの強がりでそれを表面に出さないようにしていた。
■第21話
- ドクロクシーが最終形態になって魔法界とナシマホウ界を闇に包んだことで不安になるが、みらいの力強く立ち上がる姿に笑顔を見せる。2人で笑い合う姿にヤモーは驚いていた。
■第22話
- 行方知れずのはーちゃんをいつまでも探し続けようとするみらいに対し、リコは無為な行為だとたしなめさらには半ば諦めの感情を持って魔法界へ帰る決断を心の中で固める。ただしそれは自分がもっと魔法を勉強すればはーちゃんを探しだせるかもしれないとの思いあってのことで、みらいとは違う形での優しさの現われであった。
■第23話
- 人間に生まれ変わったはーちゃんと再会。最初は信じられなかったがその様子からようやく信じる。
- 純真なことはが再会の喜びとともに「みんなといつまでも一緒にいられるように」と魔法をかけ、みらいもそれに続いたが、そんな曖昧な魔法に意味があるわけなく、当然何も目に見えた変化が起こらない。キョトンとすることはたちだったが、リコは魔法のなんたるかを知らない二人に呆れていた。
- 自分の箒が欲しいはーちゃんが「キュアップ・ラパパ!箒よ出ろ!」という魔法を使った際にも、「何も無い所から物を出す魔法は校長先生だって無理」との旨のことを呆れながら淡々と話す。が、それとは裏腹にあっさりとはーちゃんが箒を出したため「ありえない…」と文字通り目を丸くして仰天。
- 今日子がはーちゃんの名前を訊いた際、はーちゃん自身が「ことは」と答えたが苗字に関してはリコがとっさに「花海です。花の海と書いて!」と答えた。「花海」の由来ははーちゃんがリコ達に話した記憶にある花の海からだが、自身の名字に引き続いて直近の出来事から苗字を即興で作っている。
■第24話
- ことはの部屋をリフォームする回。掃除から家具の用意まで全てを魔法ですませようとすることはに対し、「重い物を魔法で運ぶのは難しい」「何も無い所から物を創り出す事は魔法では不可能」としたり顔で説明。この時の先輩風を吹かせる様子がものすごいドヤ顔だった。
- しかしことはがそれらを簡単に魔法で成功させ大ショック。みらいからこの前ホウキを生み出したことを忘れたのかと突っ込まれるが、前回のアレは常識ではありえなさすぎるのでリコの中でなかったことにしていたらしく、「忘れてたわ…」とつぶやき頭を抱える。
■第25話
- みらいやはーちゃんが海に飛び込んで遊んでいる一方、リコは浮き輪を装備して浜辺で貝をつついていた。みらいが一緒に海に入ろうと誘っても「わたしは浜辺でのんびりしたいの」と言って聞かなかった。
■第26話
- 夏休みということもあってか、リコとみらいがモーニングを用意して朝日奈家のみんなに振る舞う。リコは母親が料理研究家ということもあってかかなり料理が上手なようで、今日子さんからも驚かれていた。
■第27話
- みらいとことはを連れて魔法界へ里帰り。校長先生に「この子達がどーしても魔法界で夏休みを過ごしたいって言うもので……」と保護者っ面で言い放ったところに、「リコも楽しみにしてたでしょ」とことはから鋭いツッコミ。魔法でもってたトランクの鍵を開けられてしまい、夏休み満喫する気マンマンのレジャー用品がわんさか出てきて赤っ恥で大慌て。
- 魔法学校の食べ放題の食堂にみんなを案内。食べまくるみらいとことはに対し、「みんなよく食べるわね」と保護者っ面で呆れる中ジュンから「リコもな」と返される。それもそのはず、そのやり取りがなされた画面でリコは顔ほどの幅があるサンドイッチを食べていたのだった。
- 「残すといけないと思って!」と慌てて言い訳。その直後にみらいがパフェを頼んで「リコも食べるよね」と聞かれたことで反射的に「もちろん!」と答えるも、その直後にセキ払いしクールな顔で「甘いものは別腹だから」と定番の言い訳。
■第28話
- 夏祭りの屋台のワームー投げで、高そうな書物の景品を狙うが予想通りの失敗で、安っぽい黄色いリボンしか当てられてなかった。
- それをみらいにつけてもらって「かわいいよ」と言われた後、「狙い通りだし」といつものすまし顔とみらいとのやりとり。
■第29話
- ことはが校長にもらってきた冷凍ミカンを解凍。以前よりも魔法が上達しているリコなら冷凍ミカンの解凍も難なくできるだろうと思った視聴者は多いはず。がその期待はあっけなく裏切られ、解凍したはずのミカンはまだガチガチに固まっていて硬いミカンを思いっきり噛んだことはは涙目に。
- 「うっ…この魔法だけは苦手なのよね」魔法に失敗しないケースが増えてきたリコだったが、久しぶりにポンコツぶりを見せていた。
- 冷凍ミカンの解凍魔法の失敗ぶりは夢の中のモフデレラの世界でも変わらなかった。冷凍ミカンから馬車を魔法で作るが、氷が溶けきっておらず乗ったモフルンはガチガチに凍えていた(その後ミカンの解凍はみらいとことはの協力を得て成功)。因みにそのあとのモフデレラのドレスやガラスの靴は魔法で難なく作れていた。
■第30話
- 補習メイトたちの自由研究を手伝うことに。リコはみらいと一緒にジュンの絵のモデルを担当。
- 宿題を夏休み最終日まで終わらせていない3人に呆れて説教していたが、補習メイトたちがこの数ヶ月での魔法学校での学習を通して自分の才能ややりたいことを自覚し、将来の夢をしっかり持つようになったことには感銘していた。
- 改めて自分のことを振り返り、ため息をつく。リコは「立派な魔法つかい」を目指しているが、立派な魔法つかいになって何を成したいのかというビジョンがないのだ。
- リズとお茶をすることになり、このことの話となる。リズがリコに「あなたにとって立派な魔法つかいってどんな人なのかしら」と聞くと、リコは照れずにちゃんと「お姉ちゃん」と真っ直ぐに答える。
- 当のリズは、「自分が教師を目指す夢を持ったのはリコをいつも面倒見てるうちにそれが自分に向いていると感じたから」と語り、リコが尊敬してくれているリズのルーツはリコ自身にあると諭す。だから、必ず自分がやりたいことは自分の中に見つけられるはずとして、慌てる必要はないと励ましてくれた。
■第31話
- カタツムリニアでナシマホウ界へ帰る車中。前回にリズはああ言ってくれたものの、やはりあの補習メイトに精神面で追い抜かされたというショックは隠せないようで、暗い顔をする。
- ことはが車内販売の冷凍みかんをねだったので買ってあげる。そして解凍魔法をかけがなんと今回は大成功。リコ本人さえも一口食べた時に固くなかったことのびっくりしてたが、慌ててクール顔を作って「まあ、わたしも随分魔法上達したし」とさも当然のように振舞う。
- リコが照れ隠しであっさりと済まそうとするので、みらいも「でもきっと、リコとはーちゃんとみんな一緒に食べるから美味しいんだ」とリコの解凍魔法のようやくの成功を華麗にそのままにする。しかし、リコ自身も「みんなと一緒だから」ということには共感するところがあったようだ。
- 今回の本筋はラブーとの決戦話。一度みんなとバラバラにされ、自分がこれまで勉強してきた魔法なんてやはりムホーの前には無力なのかと心が折れかけたが、それでも魔法がみらいやことはと出会いを与えてくれたことだけは絶対に大切なことだったと言い切れると思い直し、もう一度みんなとつながるために魔法を求める気持ちを強くした。それがアレキサンドライトスタイルの覚醒のフラグの一つとなる。
■第32話
- 2学期の始まりで、今日からことはも同じクラスに編入。
- 学校でも「ことはの突拍子もない言動にみらいも感化されてしまい、リコが嘆息する」というパターンは変わらないようで、これからはなかなか苦労しそうだ。
■第33話
- 父親のリアンがリコを訪ねにくる。実はリアンは校長から頼まれて、デウスマストとその眷属に対抗できるヒントがナシマホウ界に残されてないかを探すために、こちらの世界にやってきていたのだ。しかもリコ達がプリキュアであることもすでに知っていた。
- リアンはプリキュアとして経験したことの聞き込みをみらいやモフルンに対してするばかりで、久々にあったのに親子の対話ができない。リコは拗ねてしまい、親子の仲がギクシャクした感じに。
- みらいと2人きりの時に、父親が大切な仕事をしているのもわかってるし、嫌いになったわけではないという本音を語る。プライドもあって寂しいという言葉は最後まで使わなかったが、結局はそういうことのようだ。
- プリキュアとしての戦闘では、今回初登場に眷属であるベニーギョが相手。不覚をとってムホーによる氷雪の攻撃を受けかけた時に、リアンが乱入してきて炎の壁でそれを防ぐ。しかし、その衝撃を受け止めきれずにリアンは吹き飛ばされてしまう。
- 攻撃が直接命中したわけでなかったので命に別条はなかったが、その様子を無様と嘲るベニーギョにリコは怒りを爆発させ、ベニーギョを一瞬ひるませる。その隙をついてドンヨクバールを浄化して今回は勝利を得た。
- その日の夜に再び旅立つことになったリアンだが、わずかの時間ではあるがリコとリアンは二人っきりで親子の会話ができた。
■第34話
- クラスメートの長瀬まゆみが恋に悩んでいるということで、みらいに引っ張られて彼女の恋を手助けすることに。一目惚れで相手の名前もわからないというまゆみに、「こんな時は占いよ!」とすごい得意気な顔で魔法の水晶を取り出す。雰囲気作りと称して魔法学校の制服姿にまで着替える。
- そこに間が悪いことに勝木かなが通りかかり、なぜ魔法つかいの格好をしているのかと詰問されかけたので、大慌てで占いを中断。文句を言うまゆみに「安易に占いの力を借りてはいかーん!!」と逆ギレ。なかなかにgdgdな誤魔化し方だったが、当のかなはまゆみの恋バナにいたく興味を示したようで、魔法つかいの話はとりあえずそれ以上は追求されなかった。
- 最終的にまゆみは失恋してしまうが、この時にまゆみの恋心を本当の意味で理解して悲しみを共有できたのは、親友のみらいではなくかなであった。リコは、少し思うところもあったのか、かなとまゆみが二人でいるときに敢えて自分が空を飛んでいる姿を遠目に目撃させる。まゆみは魔法つかいの存在を目の当たりにて驚愕し、そしてかなはようやく自分の理解者を得ることになった。
■第35話
- ホームルームで、生徒会選挙があるが立候補者がいなくて困ってるので誰かやる気があるなら出て欲しいという話題が出る。成績優秀で美少女のリコなら当選間違いないとクラスの女子たちに押されて立候補することに。
- リコは生徒会長になったらなんとなく偉くなれそうという思いから俄然やる気に。みんなからチヤホヤされる自分を想像して一人でニヤニヤする。
- 実際に生徒会長になっても苦労を背負うだけで尊敬もされないので、立候補者がいなかったというのが実情なのだが、ナシマホウ界の常識に疎いリコはそこまで気づくことはできなかったようだ。
- 同じく生徒会長に立候補した並木ゆうとと図書室でたまたま出会う。ゆうとは生徒会長なんて損な仕事だと正確に理解してながらも、この学校で花壇が荒れてたり部活同士でグラウンドの使用権がうまく分担されてなかったりと「誰かが音頭を取れば解決できる筈のちょっとした事」を改善できないかと思って立候補したとリコに語る。そしてリコに「十六夜さんは学校の何を変えたくて会長になりたいの?」と聞くが、リコはとっさに何も答えられなかった。転校して間もないリコにこの学校の何かを変えたいなんてビジョンなど全くなかったからだ。
- 会長選挙の日の朝。興奮もあってかついいつもより早く登校したリコだったが、ゆうとは荒れていた花壇を治すために早朝から登校していたため、リコは少し感心していた、そこにベニーギョが学校に攻め込んできたため、リコ達は適当にごまかしてゆうとを避難させたが、ベニーギョが起こした暴風によって花壇のレンガが吹き飛ばされそうになるのを身を呈して守ろうとしていたのをリコが遠目から目撃したことで、ゆうとが「傍から見ればどうでもいいような事」を本気で変えたいと思っているから「実現できる権力」を求めて生徒会長になろうとしていることを痛感する。しかし、リコが欲していたのはそういうリアルな権力ではなく、ただの名誉でしかない。
- 戦闘後の選挙でのスピーチでは生徒全員の前で、自分の本当の気持ち……ただ格好をつけたかっただけだということを正直に話し、そのうえで立候補を辞退して、ゆうとが本当にこの学校のことを考えていると激励した。悪びれることも恥ずかしがることもなく、むしろ笑顔で本音を見せたリコの姿に、聴衆の生徒たちは満場の拍手を送った。
- 今回リコの行動はリンクルストーンガーネットの試練であり、一部始終を見届けたのガーネット(ニンジン)の精霊がリコを認めてレインボーキャリッジの魔法陣に組み込まれた。
■第37話
- 冷凍みかんを作るために必要な「アイドドラゴンのため息」は、ドラゴンが暖かいものに憧れる気持ちが必要ということで、魔法で温泉を作り出した。
■第38話
- 魔法界のかぼちゃ祭りが開催。お菓子がいっぱい出てくるお祭りと聞いて浮かれているみらいとことはに、その実態を知るリコは「そんな甘いもんじゃないわよ」と警告する。
- お祭りでみんながカボチャドリを捕まえようとするのは金の卵の中にある「素晴らしいもの」が欲しいからなのだが、リコはそれにはほぼ興味は示さず「皆が捕まえられなかったものを捕まえられたら凄いじゃない?」という理由で張り切っていた。
- 今回は補習メイトやことはの活躍に押されてあまり目立たなかったが、魔法つかいがナシマホウ界に行っても輝く生き方できるという実例をみせられたことは、魔法界から離れて生活しているリコにとっては大きな励みになったようだ。
■第39話
- 今度はナシマホウ界でハロウィン祭り! ことはの魔法のいたずらでリコはネコミミコスというなかなか狙った仮装をさせられていた。
■第40話
- リコの家族が総出で朝日奈家にやってきて、二家族でリコのために盛大なパーティーを開いてくれた。三回連続でお祭り騒ぎとはまほプリらしいというかなんというか。
- リコ一家は仕事には真面目なのだが、ハメを外す時は外せるかなりのパリピ体質のようで、装飾はとにかく派手、料理はごっちゃりどっさり、そしてご近所さんも無節操にパーティーに誘ってしまう気前の良さ。そしてトドメにリコに超絶ダサい仮装をさせる。しかも家族のみんなはこれをイケてると思っているため、リコはもう羞恥に耐えつつ苦笑するしかなかった。
- ちなみにリコが家族からもらったプレゼントは、父親のリアンからは珍しい鉱石、姉のリズからは本当に一万年インクが切れない魔法の万年筆、そして母親のリリアは毎年恒例のものをプレゼントしてくれた。
- なんでもリリアは、毎年の誕生日の恒例としてリコの好きなお話の読み聞かせをしているという。さすがにもうそんな子供じゃないと顔を真っ赤にして断ったが、リリアは気にせずにマイペースで語り始める。でも、岩男潤子さんの朗読とかある意味すごいプレゼントじゃね?
- この時に語られたリコが好きだったお話とは、魔法界から古く伝わる民話で、「かつて仲良しでいつも一緒にいた二つの星が強風によって離れ離れになり、そしていつの間にか二つの星の間に雲が立ち込めて相手の姿も見えなくなった。片割れの星は悲しみに沈んだが、いつの間にかその星の上に二人の女の子が住み着き、星たちが再び会えるように願い祈り元気つけさせ続け、そして長い時の果てに星は再び邂逅した」というもの。そして小さい頃のリコは自分もこの子たちみたいになりたいと憧れたこともあったようだ。ものすごくメタファー的なものを感じさせるが、この時点ではそれ以上のツッコミはなかった。
- 恥ずかしいやらなんやらだったリコだが、やはり忙しい家族が自分のために祝ってくれることは素直に嬉しい様子。しかしそこに力が戻ってきたシャーキンスが全てを終わらせるためにプリキュアたちを襲撃。プリキュアたちを亜空間に閉じ込め、デウスマストによって滅ぼされた他の星々の太古の記憶を見せながらお前たちの世界も全ての大地と命が混沌に帰されると脅しにかかるが・・・
- リコにとってはそんな大きなスケールはどうでもよく、母親に誕生日のお礼をまだ言えてないんだから早くここから脱出しないとというちっぽけだが何より大切な思いだけで、立ち上がる。そのリコのあり方はリンクルストーン・タンザナイトの認証を引き起こし、逆転勝利につなげた。
■第41話
- 魔法界とナシマホウ界の距離が縮まった影響で、二世界間の行き来が10分もかからないようになる。それを利用して放課後は魔法学校に通うようになった。
- 翌日が休日だったこともあり、魔法学校の寮に久しぶりに一泊することに。ジュンの部屋で他の補習メイトも含めた6人でパジャマパーティー!!! まさかの四回連続のお祭り騒ぎ。
- みらいはみんなへのお土産にいちごメロンパンを持ってきてたが、リコは17話で登場した「つなぎせんべい」という渋いチョイス。しかし、みんなには美味しいと喜ばれていた。
- ジュンがリコへ誕生日プレゼントを渡されるが、その箱を開けるとびっくり箱だった。怒りながらもジュンらしいと呆れるリコだったが、ジュンたちが寝静まったあと、この箱の奥にリコをかたどった手作りの人形が隠されていたのを知る。どうやらこちらが本命のプレゼントだった様子。
■第42話
- リズがプライベートでみらリコと補習メイトに魔法のプリンの作り方を教えてくれると言うことだったが、いつもの先生口調の授業スタイルだったのでリコもつい突っ込んでしまった。
■第43話
- みんなで妖精の里へ。お菓子をおよばれする時、リコだけは花粉のケーキは食べずに蜂蜜のパンケーキを食べていた。
■第44話
- 子供になってしまったリコは魔法は失敗ばかりの下手な時代に戻ってしまった。
■第46話
- クリスマス回ということで、サンタクロースのお手伝い。
- 今回は勝木かなもメインで登場する回であったが、かなが「魔法つかいだと思ってたものが宇宙人だったらどうしよう」という斜め上の心配をしていた時の妄想で描かれた宇宙人の姿が、リコっぽいタコ型異星人であった。
■第47話
- みんなで遅めの初詣に。土手下のグラウンドを通りかかった時、サッカーのボールが飛んで来る。練習をしていた壮太がリコに蹴り返してくれと頼むが、「…え!!?わたし!!!?」とすごい慌てる。作中ではそこまでクローズアップされなかったが、やはりリコは運動は苦手っぽいようで・・・
- へっぴり腰でボールを蹴り返すが全然壮太とは違う方向に転がっていき、なんとゴールポストに! 「フ、フフ・・・ 狙い通りだし!」と引きつったドヤ顏で誤魔化す。魔法が失敗することはなくなったが、やはりこういう性格面は相変わらずのようだ。
- 神社でのお参りでは、お願いしたのは何かという話題で「わたしは迷わないわ。立派な魔法つかいになって、何をするか見つけるの」と自信たっぷりに言う。
- 魔法つかいになって何をしたいかが見つかっていないということに悩むだけでは仕方ないという境地に至ったようで、今はトップの成績で魔法学校を卒業することを目指していると語る。だが、卒業したらみんなと一緒にいられないんじゃないかということにふと気付き、言葉を詰まらせた。
- 魔法界の人間がナシマホウ界に滞在するなら「魔法つかい」であることを隠さないといけない。その制限の中でも「こちらでやりたいこと」がある魔法界の人がこちらにやってきているのだ。「やりたいこと」が見つからずに「魔法つかい」に漠然となりたがっているリコは、ナシマホウ界と関わり続ける理由はあまりに薄い。
- 寒空の中で悩んでいても風邪引くだけと、みんなで景気付けにおしくらまんじゅうでもしようと言い出す。まさかのリコからの提案。5話と対比すると感慨深いものがある。
- この一年でのリコの成長は、魔法が上手くなったことよりも、不安を抱えていてもポジティブに前向きに進めるようになったことの方が大きいだろう。みらいの言葉を借りれば「明日を楽しみに出来る」ようになったということだ。
- デウスマストがついに地球圏にたどり着き地上降臨まであとわずかという急転直下する状況でも、「まだまだやりたいことがある」と最後まで諦めずに最後の眷属であるベニーギョに立ち向かう。
- しかし無情にも時間切れでデウスマストが地上に降臨。あらゆるものが混沌に飲み込まれ、朝目覚めるとそこにあったのは魔法界とナシマホウ界が無秩序に融合した新世界であった。全てが一つになったそれは、忌避すべき暗黒の世界なのか、リコがみらいと別れる必要のない理想の世界なのか……?
■第48話
- 2つの世界が混じり合い、誰もが違和感なくそれを当たり前に受け入れている「デウスマストの世界」。この狂った状況の中でも認識改変をされなかったプリキュア達だけは世界を元に戻すために奮闘することになる。細かい流れはみらいの48話項目にて。
- この話ではみらいが世界がどれくらい認識改変されているかを確かめるため、ナシマホウ界でのクラスメートの前で魔法を使っているが、その時使った魔法がリコが第一話で使おうとした「猫を喋らせる魔法」であった。しかも同じ猫である。
- ごく普通に成功し、猫からは「あ~あ~…なかなかの魔法ね!ペラペラよく喋れるわぁ~」と猫本人から褒められる。普段ならリコのメンツが丸つぶれというところだが、さすがに非常事態なのでその辺りへのツッコミはなかった。
■第49話
- リンクルストーンは太母マザー・ラパーパの12のカケラ。それらが人の心が生み出した1つのアレキサンドライトを祝福した時、地母神の権能はラパーパからプリキュアへと継承される。細かい流れはことはの同49話項目へ。
- 世界が元に戻された代償に、魔法界とナシマホウ界はその繋がりを失うことになる。そうなると「立派な魔法つかい」を目指すリコはナシマホウ界へとどまることはできない。さらにはラパーパの後継者となったことはも世界の修復のために大地と同化することになり、3人は離れ離れになることに。
- しかしリコは湿っぽい別れを拒否し、魔法の杖をかざして叫ぶ。「キュアップ・ラパパ! わたし達は必ず…絶対また会える!!」
- 「これでばっちりよね。魔法…かけたから…」涙を流しながらも最後まで笑顔でリコとみらいはそれぞれの世界へと落ちていく。
(ねぇリコ、もし世界が初めから1つのままだったらわたし達どうなってたかな?)
(そうね…そんな世界でもきっと みらいはみらいね。明るくて危なっかしくて)
(リコは魔法が苦手で?)
(うん…。それで無茶して飛び出して、そしてやっぱりみらい…あなたと出会うの。モフルンとはーちゃんともね)
「だったらもう一度強い思いをこめて願えば奇跡は起きる! また会える!! 絶対会いに行く!! 十六夜の夜に箒に乗って…。だから…またね!」
- 3人の脳裏に浮かぶのは、23話でことはが初めてかけた魔法。あの時リコは、ことはやみらいが魔法のなんたるかをわかっていないと半ば呆れていたが、今ならわかる。魔法とは奇跡を願う思いの力。放映時リアルタイムで半年の時を経て、欠けていた最後のピースが揃い、奇跡を願う3人の魔法はかけられた。
■第50話(最終話)
- 翌朝になり、みらい、リコ、ことは、モフルンといちごメロンパンのオープンカフェで談笑。自分が魔法学校の先生になったことをみらいたちに告げる
- ことはがいちごメロンパンに込もった思い出を解放する魔法をかけたことで、みらい、りこ、ことはの3人が魔法学校時代の姿に戻る。この時にプリキュアへの変身バンクと同じ演出が使われており、「魔法学校2年、十六夜リコ!」とノリノリで口上を告げていた。
- そんなところに怪物ドクロムシーが現れ、ことはの杖やいちごメロンパンを吸い込んでワームホールから消えてしまう。後を追うみらい、それに続いてリコ達も追いかける。
- ホールから出た先は魔法学校。食堂から悲鳴が聞こえ駆けつけると姉と母が。リコは「お母様!大丈夫ですか?」と心配するがリコの姿を見たリリアは「リコ?かわいい!」と幼くなったわが娘にメロメロで、リコも引いてしまった。
- 新入生である人魚3人娘に「ドロシー、ナンシー、シシー。ダメよ、こっちに来ちゃ」といつもの先生の立場でたしなめるが人魚達はキョトン顔。姉のリズに「リコ…その背格好じゃ生徒にしか見えないわよ」とツッコミを入れられる。当の3人娘にこの子がリコ先生だと知らされると「可愛い!」とからかわれ、「教師としての威厳が…」と落ち込むことに。
- しかし、生徒として更生したバッティには、「バッティ君!校長室の天井にぶら下がってはいけません!」と叱り威厳を見せていた。
- その後はまさかの次作の主人公プリキュアまで登場するドタバタ騒ぎとなったが、最終的にはドクロムシーから杖といちごメロンパンを取り返すことができてハッピーエンドに。みらいが「自分達のように魔法界とナシマホウ界のみんなが友達になれる日をいつか作りたい」と語ったことに、リコも同意。「将来は魔法学校の校長になって世界を変えてみせるわ」と(リコにしては壮大な)決意表明をする。
- もっとも、その頃の校長は「新たなる校長が現れようとしている」という水晶のお告げを聞かされて「なんじゃとー!!! 誰じゃそれは!!!!?」と大慌てしていたが。
HUGっと!プリキュア第36・37話
- 後述のハグプリ劇場版と連動する形でゲスト出演。第36話では魔法界の時間を止めてしまったドクター・トラウムを追って、野乃はな達の前に現れた。大人の姿だったが、時間操作ビームを浴びて、みらい共々中学生時の姿に戻った。戦闘時は吹っ飛ばされて顔から地面に突っ込み、キュアジェラートとキュアショコラに心配されるが、「落ちてないから!着地しただけだし」と強がるという、相も変わらぬ安定のポンコツぶりを披露した。
そして、この年のオールスターズ映画で共演した桃園ラブと再会する。
- 第37話では暴走したトラウムによって一時はな達とともに時間を止められてしまうが、そのはなの鼓舞により時間停止状態から抜け出す。そしてプリキュアオールスターズによる戦いではミラクルやキュアブルーム&キュアイーグレット・キュアラブリー&キュアプリンセスとともにフォームチェンジしながらワルブッター型ハイパーアカンベェを圧倒する。
ひろがるスカイ!プリキュア第13話
- ヒロガリズムEDのダンスに、日替わりで登場する歴代プリキュアの8番手として7番手のミラクルと共に登場。ただしこちらはミラーパッドでの変身シーンのみ。(ミラクルが2人同時変身としての最新作の主役キュアで有る為か。)。
映画
- ナシマホウ界に一時的に帰ってきて浮かれるみらいを窘める。
- その後モフルンがプリンセスプリキュアの春野はるかとぶつかったことで、中の人と同じユニットの声優が演じている海藤みなみを含むプリンセスプリキュアの4人と出会うことになる。その時魔法学校の制服を着ていたことから魔法つかいかと疑われてしまい、びっくりしてしまう。
- 魔法使いとバレそうになり、慌てて手品でごまかそうとする2人だったが、ソルシエールがはるかの記憶からディスピアを再現させられたことから変身。しかし場数を踏んだプリンセスプリキュアに比べ、動きがぎごちなくなってしまうものの、そのプリンセスプリキュアの援護を受け盛り返していき、突然の謎の歌声によって複製体が弱体化して戦闘が終了する。
- その後ある公園ではるか達にお花見に誘われるも、突如現れたトラウーマによってキュアミラクルやプリンセスプリキュアと分断させられてしまい、次々と召喚される歴代のラスボスに苦戦させられる。
- そこに出会ったドキドキプリキュアや再会したプリンセスプリキュアに助けられるが、見事な戦いぶりを見せる彼女らに比べて見劣りがする自分たちの姿や相方のミラクルが傍にいないことで心が折れ嘆いてしまう。
- しかし駆けつけてきたキュアエコーに「あなたはなぜ戦ってきたのか?」と問われたことやキュアフローラに呼びかけられたことをきっかけにマジカルは奮起。キュアトゥインクルをして「さっきまでは別人じゃん」と言わしめるほどの力強い反撃を見せ、プリンセスプリキュアの「プリキュア・グランプランタン」による浄化へと繋げていった。
- プリンセスプリキュアと別れたマジカルはミラクルと再会、ミラクルの「無事だったの?」という問いに「当たり前でしょ、当然よ!」とウインクして強がってみせた。そしてそのままソルシエールの屋敷に乗り込む。
- ソルシエールと対峙する2人は彼女との戦闘に入る。ソルシエールにプリンセスプリキュア達を捕らえたことを言われ、彼女に何度も変身解除させられても再変身してソルシエールに立ち向かっていく。その様子に驚くように感心するトラウーマに先輩プリキュアから「どんな困難にあっても希望を捨てず決してあきらめない心」を伝えられたと言い放ちソルシエールに反撃していく。
- その最中にソルシエールの過去の世界が再現され、彼女から過去の話を聞いたマジカルはミラクルと共に歌って説得する。
- 過去を思い出し泣き出すソルシエールを見てもらい泣きするミラクルを見て突っ込むが、それをトラウーマが見逃さずその涙で秘薬が完成してしまい、トラウーマは真の姿である闇の王に変化してしまう。
- 人間界に侵攻したトラウーマに立ち向かうミラクルとマジカルだったが、その力は強大で歯が立たない。それでも子守唄を歌って立ち上がろうとし、その姿を見たソルシエールに心境の変化をもたらす。
- やがてソルシエールが歌い出すと2人は回復。ミラクルライトを振ることで捕らわれていた歴代プリキュアも解放され、ともにトラウーマに立ち向かっていく。そしてミラクルとマジカルはソルシエールの歌でパワーアップし歴代プリキュアの助力もあってトラウーマを浄化した。
- ソルシエールから謝罪と新たな夢を伝えられた後、2人は改めて調査しようとするも、はるかの一言でプリンセスプリキュア以外の先輩達にもプリキュアだと知られ、同じ仲間だと知った興奮した彼女達に取り囲まれて調査どころではなくなってしまい、結局オールスターでにぎやかなお花見になった。
- みらいたちとともに魔法界で開かれた大魔法フェスティバルに参加していたが、モフルンが謎のクマ・ダークマターにさらわれたことでショックを受け単独で捜索しようとするみらいを叱咤激励したり、ダークマターの手下をひきつけみらいをモフルンのもとへ行かせるなど、相変わらずの(みらいの)女房ぶりを発揮した。
- 魔法界にやってきた宇佐美いちかに暴走した箒でぶつかり、「ごめんなさい」と謝りつつ「でも落ちてないから! 狙い通りだし!」といつもの強がりを見せていた。
- 水晶のお告げで、これから起こるであろう大いなる災いを調査するため、みらいたちとともにパリを訪れる。パーティに参加して浮かれるみらいに突っ込みを入れつつ、パリ中を調査していた。
- 多勢に無勢の戦いを強いられるキラキラプリキュアアラモードに加勢。別の動物に変身していたキュアホイップ達を見たマジカルは「あなたたちイメチェンしたの?」と不思議がっていた。
その後は、銀魔法「リンクル・アクアマリン」でスイーツお化けを凍らせたり、ミラクルライトを振って応援していた。
- エンディングではみらい達と共にカフェでお茶をしている。
- 魔法学校上空をみらいやことはとともにほうきに乗って飛んでいたところ、空から野乃はな達が落ちてきたので彼女たちを助ける。
- その後ウソバーッカが来襲。みらいとことはとともに変身して立ち向かうが歯が立たず、リンクルストーンが石化されことはとともにウソバーッカに取り込まれる。その際みらいとアイコンタクトを交わして、ウソバーッカの攻撃をひきつけていた。
- 取り込まれた先で『キラキラ☆プリキュアアラモード』や『HUGっと!プリキュア』のメンバー(各ピンクを除く)と出会う。『はぐプリ』の薬師寺さあや&輝木ほまれとの関わりではことはとともに「仲間を信じて」と諭す。
- クローバーの力で脱出した後はプリキュアに変身して仲間とともに最終形態の闇の鬼火に立ち向かうが、その実力に圧倒される。しかし、それでもあきらめなかったことやミラクルライトの効果もあり、合体技「プリキュア・クローバーフォーメーション」で闇の鬼火を撃破した。
- 謎の敵・ミデンによって仲間や歴代プリキュアとともに小さくなってしまう。
- クライマックスシーンで他の2人とともに登場。
7作連続での登場だが、同じく7作連続登場のみらいとは違って声は無かった。
- 『スター☆トゥインクルプリキュア』のユニ(キュアコスモ)以降の19人(ユニから『ひろがるスカイ!プリキュア』のプリンセス・エルちゃん(キュアマジェスティ)までの19人)19人と初共演。
- リコだけ声の出演はなし。これは、ことはは主要メンバーに選抜され、みらいは歴代の主人公たち全員が声ありであるため。
- 序盤は他のプリキュア達で地球外生命体シュプリームを迎え撃つがその圧倒的な力の前に敗れる。ミラクルが手を繋いで立ち上げるが、シュプリームの破壊の能力でみんな離れ離れになる。
- わんだふるぷりきゅあ!の映画に登場。『メモリーズ』以来6年ぶりに声付きで登場し、ひろがるスカイ!プリキュアと共に参戦する。
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