説明
リンクルストーンの一つ・サファイアを用いる変身フォームで、その名の通り、青を基調とする。
変身バンクや金魔法は水の属性をイメージした演出。内包する概念は『知性』。
衣装のデザインはギリシャ(というかローマ帝国時代)風になっており、他のカラフルスタイルとは異なりへそ出し(キュアマジカルに至ってはセパレートタイプになっている)かつオリエンタルで、非常にエキゾチックな印象が強い(因みに前から見るとへそ出しだが腰周りの露出がほとんどないのは過去シリーズには見られなかったものでもある)。
共通要素としては髪型がポニーテールである他に、歴代のプリキュアで初めて衣装にストールが含まれていることやサンダル(キュアマジカルはグラディエーターサンダル)を履いていることが大きな特徴として挙げられる。
キュアミラクルは、青基調といっても各所の白・ピンク・黄色・淡くグラデーションがかっている薄紫色、桜色といった具合に割とカラフル。
キュアマジカルはポニーテールの一房に水色のリボンを編み込んでいるのが目を惹き、これはミラクルも含めた全フォームの中で唯一のことである。
入手経緯
本編で初めてこの姿に変身したのは第7話。
変身に使用するリンクルストーン・サファイアは、人魚の里にある長年口を閉ざした古い貝の中に収まっていた。しかしみらいとリコの思いに感応した里の民達の祈りによって封印が解かれ(同時にマール貝も口を開いてみらいとリコは4回目の補習で合格になった)、魔法つかいプリキュアの新たな力となった。
『映画 プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』にも登場している変身フォームだが、この映画の公開日は第7話放送の前日。つまりサファイアスタイルは映画での先行公開という形でお披露目された。(これより後に登場するトパーズスタイルは映画未登場)
石言葉
サファイアの石言葉は『高潔』・『崇高』・『深い海』。誕生石としては9月を司る。
つまり、サファイアスタイルは『気高き魂を持つ海のプリキュアの姿』と言えるだろう。
しかし決め台詞にも入っている概念である『知性』は、サファイアの石言葉には見当たらない。
(『知性』に近い言葉である『聡明』・『沈着』はアクアマリンの石言葉に含まれているのだが。)
サファイアスタイルの『知性』は、サファイアという宝石のイメージからとられたものではなく歴代青キュアの要素を受け継いだイメージということなのだろう。
作中でもリコは座学は常にトップを取り続けているし、みらいも桃キュアの中ではかなり勉強ができる部類という描写がされている。
特性
この形態ではスピードが爆発的に向上する他に飛行能力を得ることが可能。そのため、このスタイルになると魔法のホウキを使用する機会がほぼない。
衣装にストールが含まれるのはそのためであるらしく、初変身時の飛行時にはストールがプリキュアに飛行能力を付与しているように見える演出となっていた。
属性は飛行能力から風かと思いきや、入手場所が海にまつわる場所だったこともあり前述の通り水となっている。ただしルビースタイルと異なり、攻撃魔法を使う時以外に水のエフェクトのようなものが出ることはないようだ。
力の源となっているリンクルストーン・サファイアは、魔法界の人魚族の秘宝。
この人魚族はその昔空を泳いでいた種族で、魔法界のいくつもの土地を自在に行き来し様々な種族と交流をしていた。
しかし(切っ掛けは判然としないが)いつしか人魚達は他種族との接触を恐れるようになり、誰からも侵されない海の底で暮らす閉鎖的な種族となった。
長い年月を経て、人魚達は空の泳ぎ方すらも忘れてしまっているという。
サファイアのリンクルストーンはそんな忘れられた古代の人魚たちの力を秘めたものである。そのためサファイアスタイルでの飛行は羽で飛ぶような形や単純に浮遊しているという風ではなく、正に空を泳ぐような形で演出される。
人魚の力を秘めているならばこの先輩のように海中戦も可能と思えるが、この辺りはまだ不明。それでも水面の上空で活躍した場面もある。
金魔法
プリキュア・サファイア・スマーティッシュ
青き知性よ!わたし達の手に!
サファイアスタイルのキュアミラクルとキュアマジカルが手をつなぐことで使える金魔法(キメ技)。
下に描いた魔方陣で敵の動きを止め、上に描いた魔方陣から大量の水を放射し、そのまま敵を包み込み圧縮させて爆発させるという恐ろしい技。
決め技が激しいのは他のカラフルスタイルにも言えるが、サファイアスタイルは衣装もバンクもほかのスタイルより落ち着きのある感じなのに決め技だけは最もえぐい。
このような技になった経緯については記事「カラフルスタイル」内の余談を参照。
因みに技バンクでは黄色い星らしき物と地球の丸い線が見えている為、上に描いた魔方陣は宇宙空間に設置されていると見て良いかもしれない。
smartishは英語で「極めて賢い」「かなり機転の利く」の意。
映画では
基本形態であるダイヤスタイルを除けば比較的映画での出番が多く、上述の『奇跡の魔法』の他、単作映画版と『映画プリキュアスーパースターズ!』・『映画プリキュアオールスターズF』の4作品に登場している(ルビーとトパーズは単作映画版のクライマックスとオールスターズFの2作品)。単作映画版ではクライマックスに加え、前半のバトルシーンでも登場する。
関連動画
関連タグ
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カラフルスタイル ダイヤスタイル ルビースタイル トパーズスタイル
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