説明
第29話から登場する魔法つかいプリキュアの強化用アイテム。
見た目はガラスの馬車のミニチュアであり、車体部分は半球型。ドーム状の屋根は取り外し可能で、車体内部には魔法陣が描かれている。そしてその魔法陣は自ら発するホログラム光によって立体映像としても浮かび上がる。
入手経緯はかなり特殊で、モフルンが見たシンデレラの夢の中に出てきた魔法の馬車が、なぜか目がさめると現実に存在していたというもの。
ただしこの夢はリンクルスマホンが見せたものなので、夢自体がレインボーキャリッジ入手のための試練だったとも考えられる。
詳細はモフデレラの項目を参照。
レインボーキャリッジという名前は夢の中で王子様を演じていた校長が名付けたもの。
モフルンの夢の中に出てきたものであるため、モフルンはレインボーキャリッジをとても気に入っており、サイズ的にもぴったりなのでよくこの上にまたがっている。
効果
手に入れてからしばらくは使い方は全くわからなかったが、第31話でプリキュアたちがアレキサンドライトスタイルに覚醒したことによって、レインボーキャリッジの力を解放することができるようになった。
キャリッジが作り出す魔法陣にプレシャスブレスを翳し魔法の言葉を唱えることで、合体技(虹色魔法)「プリキュア・エクストリーム・レインボー」を発動できる。
これは今までのプリキュアの力では傷一つ与えられなかったデウスマストの眷属(終わりなき混沌勢力)を虹の彼方へと吹き飛ばし封印する超強力な魔法である。
レインボーキャリッジは普段はみらいの家に置いてあるが、アレキサンドライトスタイルにフォームチェンジすると戦場へ自動的に転移されるので、持ち歩く必要はない。
また、キャリッジの覚醒と同時にリンクルストーンの精霊が顕現し、精霊たちはプリキュアの行動を観察するようになる。
そしてプリキュアの成長を認めたとき、精霊は光と化して魔法陣の一部に組み込まれる。
12体の精霊が全て魔法陣に組み込まれた時に何が起こるのか… その秘密は最終決戦で明かされることになる。
強化変身を遂げたデウスマストの眷属は誰もこの技に抗う事は出来なかったが、47話のベニーギョや彼女と融合した眷達はデウスマストの干渉によって命拾いしている。
余談
キャリッジ(carriage)は「4輪の乗り物」程度の意味の英語だが、歴史的には貴族や王族が使うような高級馬車を指した言葉である。
もっともレインボーキャリッジは中にある魔法陣が重要なんであって、馬車は「ガワ」にすぎないのだが…
(アイテムで発動する技の演出がアイテムの形状のモチーフ元と無関係なのはプリキュア玩具アイテムのいつものことではあるが)
ちなみにプリキュアシリーズでは第3クールで戦況を逆転させる強力なチートアイテムが追加されるのは定番の要素でもある。まぁ、ぶっちゃけたことをいうと玩具の販売スケジュール的に「秋に豪華な大型玩具を出す」という戦略が財団Bにあるだけなのだが・・・
しかし、ラスボスとの最終決戦をチートアイテムでいつもどおりに倒されても盛り上がりがないので、ラスボス戦ではこのチートアイテムでさえ叶わず、最後の最後で新たな力をプリキュア達自身が覚醒させなければならない……というようなドラマ作りも定番ではあった。
(例えば『ドキプリ』のマジカルラブリーパッドはプロトジコチューの力に抗うことが出来ず、他のプリキュア三種の神器を合わせなくてはならなかったし、『ハピプリ』のシャイニングメイクドレッサーはこの力のみで幻影帝国との戦いを終わらせる事が出来たが黒幕には効果がなかった)
しかしレインボーキャリッジは最終決戦の逆転要素自体を発動させるアイテムとして最初から考えられており、「秋の箱玩具」とも呼ばれるアイテムとしては最終決戦を戦い抜いた初の存在といえる。
特に言及されてはいないが最終決戦でその役目を終えたためか本編以降の動向は不明。明確に本編後の時間軸である『ハグプリ』36話におけるドクター・トラウム戦では他のプリキュアの技がほとんど通じなかった中で使用されていない
関連タグ
プリンセスパレス ← レインボーキャリッジ → キラキラルクリーマー