概要
通常3年に1回、10月ごろに海上自衛隊横須賀基地にて開催されている「自衛隊観艦式・フリートウィーク」。
ゲーム「艦隊これくしょん」を運営している「C2機関」は、2019年10月5日・6日に海上自衛隊とのコラボイベントを開催。その予告ツイートにて新たなキャラクター「しーらむちゃん」を初めてお披露目している。
「連装砲ちゃん」と同じく、ロボットのような謎の存在。キャラクターはいずも型護衛艦などに搭載される近接防空ミサイル「SeaRAM」が元ネタと思われる。
2019年10月3日に「しーらむちゃん SeaRAM chan」が商標出願されている(参考)。この商標出願に対しては、翌2020年1月27日付で特許庁に「刊行物等提出書」(商標登録を不適当と考える者が、その理由を述べるための書類)が提出された。その結果、同年10月5日付で特許庁からC2プレパラートに対して後述のレイセオンによる国際商標の存在を理由として商標登録を不可とする拒絶査定が下されている。
SeaRAM(シーラム)
SeaRAMとは、アメリカ合衆国の企軍需製品メーカー「レイセオン(Raytheon)」がアメリカ特許商標庁に出願した登録商標(USPTO-85343347)である(参考)。
世界知的所有権機関(WIPO)にも登録されている(参考)。
なお、アメリカ特許商標庁の範囲が及ぶのはアメリカ国内のみであり、WIPOに登録されていても指定国対象になっている国のみに権利の範囲が及ぶ。
該当商標がマドリッドプロトコルによる指定国対象としているのはフランス・イギリス・ノルウェーのみであったが(上記参照ページ下部、Designation(s) under the Madrid Protocolを参照)、2019年12月4日付で日本を指定国に含めるようレイセオンから申請が行われ、2021年1月26日付の登録査定を経て2月10日付で正式に指定国となっている。