史実については照月(駆逐艦)を参照のこと。
図鑑データ
「秋月型防空駆逐艦、二番艦の照月よ。秋月姉さん同様、どうぞよろしくお願いします」
防空駆逐艦概要、抜錨します!
旧日本海軍の秋月型防空駆逐艦の二番艦である「照月」をモデルとした艦娘。
2015年8月10日に開催された夏季イベント『反撃!第二次SN作戦』のE-7海域クリア報酬として先行実装された。
図鑑ナンバーは、記念すべき222番とゾロ目である。
なお、『艦これ』実装以前にもpixivには照月を擬人化したイラストが一部存在するが、そちらはオリジナル艦娘となるので注意。
容姿!ですね、うん
明るいセミロングの茶髪を2本の三つ編みおさげにし、その先を黄色いスクリュー型アクセサリーでまとめているのが特徴的。瞳の色はダークグレーである。
ただし、差異としてスカートの色が白黒反転しており、ブーツが全体的に真っ赤になった。
腿には替えの砲身ではなく、艤装に伸びる弾帯(機関銃に付いている銃弾を繋げた帯)とそれを収めるドラムマガジンを付けている。
更に秋月が髪留め代わりにも使用していた高射装置は胸元のスカーフ留めとして使われている。
また、他の姉妹と同様に2体の長10cm砲ちゃんを率いているが、彼女が従える長10cm砲ちゃんは片目を閉じて銃弾(砲弾?)を葉巻のようにくわえており、まるでマフィアのボスか傭兵のようなワイルドな雰囲気を漂わせている。ポーズが横向きなので見えにくいが、反対側にもちゃんともう1体いる。大破時には2匹ともよく見えるようになるが、どちらも泣いている。
なお、当初よりその女性的ラインが扇情的と話題だったが、生みの親より「スケベボディ」という言を与えられている。また「何と言わないけど、色は赤。バックプリントは無しで底にあたる部分にキングストン弁(注水弁)が付いてますよ。」とのこと。まさか…。
性格、行っきますよ~!撃ち方ぁ、始め!
姉の秋月と同様に明るく朗らかで真面目だが、姉に比べると軽薄で幼いところも多く、「有り!」「ガンガン」といったスラングを多用する。
自身が夜の輸送作戦中に大破、自沈処分になったことからそれをトラウマとしており、夜が大の苦手。また、鼠輸送やドラム缶にも抵抗を感じている様子。
一方でログイン時には「鼠輸送でも、何でもこなしちゃうんだから!」と豪語し、夜戦時も「照らす月の下で夜戦です」と洒落た言い回しをするなど余裕が感じられる。
前後で態度や言っていることに整合性がとれていないが、おそらく勢いが付くと大丈夫な、ノリに乗って行動するタイプだと思われる。
食生活は姉同様に貧相だが、時報では提督によって外食に連れ出され、満腹で幸せそうな彼女を見ることができる。妹ではあるが「秋月にたらふく食べさせ隊」の念願が叶った場面でもある。でも口の中のものは飲み込んでから……あれ、デジャヴ?(汗)
なお、妹にもこのクセが伝播していた模様。
提督には好意的なだが、関係は上司部下のそれ。
ちなみに性的なことに対して無知で無防備であることが窺える。
高射装置を自慢する際に無防備にも胸元の高射装置を触らせているほか、後部高射装置がハリボテであることを恥ずかしがる一方、お触り自体には抵抗を感じていないと取れる態度が散見される。
これに関しては代わりに長10cm砲ちゃんが抵抗し、提督に対して抗議している。
夏のイベントボイスではスイカ割りがしたいとはしゃぎ回り、スイカと間違えて提督の脳天を思い切り殴っている。
他艦娘との交流
秋月を「秋月姉」と呼び慕ってかつての第六一駆逐隊を結成したがり、MVP時には姉にわざわざ自慢しに行こうとするなどなかなかのお姉ちゃんっ子だが、史実では共闘した事が一度もなく、事実秋月側から彼女に関する言及は一切ない(同じ第六一駆逐隊にいながら接点がなかった反動かと思われる)。
また、史実で彼女が轟沈した後の第六十一駆逐隊に参入した初月や涼月には何も触れていないが、これも史実で双方に接点がなかったためと思われる(参考までに照月と同時に実装されたリベッチオは、史実で轟沈した後にリットリオがイタリアに改名した経緯を知らないという小ネタを入れている)。
2015年に実装された秋ボイスでは秋月に加え冬月にも言及している(なお冬月実装は秋ボイス実装の6年後である)が、冬月に至っては照月戦没後に起工しているため史実での接点は皆無である。
史実で最期の時に一緒に組んでいた長波の事は「長波さん」と呼んでおり、他の駆逐艦に対してさん付けで呼ぶ傾向があるようだ。
『艦これ』では絡まない史実関係
図鑑では比叡や霧島の護衛をしていたと語っているが、時報などでは現時点では艦娘として彼女達を再び守るという意欲を見せる事などはしない(一応、節分ボイスでは2人が鬼役となった事に驚いている)。
また、秋月同様五航戦の護衛を務めた事もある他、第十戦隊時代には雪風や天津風、第六駆逐隊と非常に恵まれた共闘関係を誇るが、『艦これ』においては彼女達について言及していない。
もっとも、このような事例は彼女に限った話ではなく、二次創作ではこれを踏まえた関係を作るのも自由である。
いい性能ですねー、捗るー! 提督、ありがとう
性能は秋月とほぼ同じ。
ステータスの差も姉に比べて【対空:-2】【幸運:-1】と誤差の範囲なので、それぞれ好きな方を使っていって構わないだろう。
初期装備も「10cm高角砲+高射装置」「61cm四連装(酸素)魚雷」「25mm連装機銃」、改でも「10cm高角砲+高射装置」「13号対空電探改」「25mm三連装機銃」と、全く同じ。
2015年9月7日のアップデートにて、秋月と同じく「10cm高角砲+高射装置」への改修工廠サポートも行えるようになった。
2021年3月30日のアップデートで姉妹艦ともども大型電探に加え中型バルジ、艦隊司令部施設が積めるようになった。また同時に10cm連装高角砲にはボーナスが、1枚ものの21号対空電探(すなわち21号対空電探改以外)と94式高射装置にはボーナスや両者のシナジー補正が付くようになっており、対空能力がさらに向上している。
その他
入手難易度問題
彼女が本実装された夏イベントは、艦これ史上稀に見る地獄だったことは有名。
詳しくは当該項目に譲るが、前半の海域さえ突破すれば入手できた姉と妹と比較しても、入手難易度はぶっちぎりで高かった。
その後新たに実装された三女入手イベントも、中規模とは名ばかりのギミック地獄だったため、槍玉にされやすい。最終ボスも似たような相手だったし。
現在でも入手経路はイベント海域深部に稀に配置される程度だが、運次第で2隻ドロップした提督もいたので、機会があればめげずに挑戦してみるのが一番だろう。
ただ最近はもっぱらボスマスでなく道中マスに配備される傾向にあり、確定ドロップから外れてシャッター地獄に喘ぐ提督も少なくない。先の三女が海域突破報酬となったイベントでも、第三海域のトリプルゲージにおける第一のボスマスにもかかわらず扱いが道中マスだったために、無情の「ガシャン」に泣きを見る提督も多かった……。
どういうことだってばよ。
護衛艦「てるづき」
照月の名は海上自衛隊のあきづき型護衛艦に2度用いられ、共に「あきづき」と姉妹関係にあった。
現在運用されているのは2013年に就役した3代目(DD-116)で、「あきづき(新)」型護衛艦は姉の「あきづき」(DD-115)、妹の「すずつき」(DD-117)「ふゆづき」(DD-118)も含め、4隻が在籍する。
3代目「てるづき」は2017年8月1日現在、横須賀基地を定係港にしており同じ三菱重工長崎造船所生まれの「きりしま」(DDG-174)や、住友重機械浦賀工場で建造された最後の艦「たかなみ」(DD-110)と共に第2護衛隊群第6護衛隊に所属している。
ちなみに「きりしま」と「てるづき」のそれぞれの先祖にあたる霧島と照月も同じ三菱長崎で生を受けた。
関連イラストです。艦隊、突入開始!
提督、関連タグを確認するのね?了解よ。照月が持ってくるね?
秋月型:秋月(艦隊これくしょん)/涼月(艦隊これくしょん)/初月(艦隊これくしょん)/冬月(艦隊これくしょん)
防空棲姫:俗に「わるづき」と呼ばれている。
霧島(艦隊これくしょん)/高波(艦隊これくしょん):現在海自で運用中の「きりしま」は2代目、「たかなみ」は3代目。
初雪(艦隊これくしょん):海自初の汎用護衛艦「はつゆき」型は2代目「あきづき」型の後継艦でもある。