旧日本海軍の防空駆逐艦がルーツ
「てるづき」とは海上自衛隊の駆逐艦名のひとつ。艦名は海自の前身・旧日本海軍の秋月型駆逐艦「照月」を初代として、2代目にあたる対空護衛艦(DDA)、3代目にあたる汎用護衛艦(DD)の2代が存在する。なお初代照月は2番艦だったが、2代目・3代目はどちらも2番艦である。
3代目「てるづき」(現役)
DD-116「てるづき」は、中期防衛力整備計画に基づく平成20年度計画5,000トン型護衛艦2245号艦として、三菱重工長崎造船所で建造され、2010年6月2日:起工、2011年9月15日:進水ののち、2013年3月7日に就役した、あきづき型護衛艦(Ⅲ)の2番艦。
就役とともに第2護衛隊群第6護衛隊に所属し、横須賀基地を定係港とした。これは2018年2月5日現在も不変である。
2017年3月11日~10月1日には、第27次派遣海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖・アデン湾に向けて展開するとともに、その進出途上の3月21日から26日にかけてはマレーシア海軍主催国際観艦式及びマレーシア海軍主催多国間海上演習、任務を終え帰国途上の9月11・18日にはそれぞれインド海軍・タイ海軍と共同訓練を実施している。
2代目「てるづき」(除籍)
ASU-7012/DD-162/DD-961「てるづき」は、日米総合防衛援助協定に基づく米国サイドの1957年度予算計画艦として三菱重工神戸造船所で建造され、1958年8月15日:起工、1959年6月24日:進水ののち、1960年2月29日に就役した。
まず米国海軍籍艦"DD-961"として就役してから、海上自衛隊に供与され日本艦"DD-162"になっている。
就役の翌年に自衛艦隊隷下に護衛艦隊が新設され、1963年までの2年にわたり、その初代旗艦を務めた。
はつゆき型護衛艦の増勢にともない、1986年3月27日に特務艦に艦種変更され艦番号がASU-7012に改められた。除籍は1993年9月27日のことである。
※その他の詳細は→wikipediaの記事も参照
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本艦と同じ第2護衛隊群第6護衛隊配属の海自艦