サンティアゴ
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さんてぃあご
スペイン語で「聖ヤコブ」の意。地名、人名にも用いられる。
サンティアゴとサンディエゴ
「サンティアゴ」は「サンディエゴ」ではない。が、サンディエゴとサンティアゴは元々同じ聖ヤコブから取られたものである。
ただし語源を細かく語ると似ているようで違った経緯を持つ。元々「サンティアゴ」とは「Sant + Iago」すなわち「サンティ(聖)・アゴ」なのだが、これが異分析(ぎなた読みのようなもので、それとは違い間違った区切りでも意味合いが通じるもの)「San+Tiago」すなわち「サン(聖)・ティアゴ」と読まれてしまい、更に微妙に変化して「San+Diego」となった。
従ってサンティアゴもサンディエゴも間違いなく聖ヤコブを指し示す言葉なのだが、言葉の区切りの解釈が両者で異なるという特殊な関係性を持つ。
なお、中南米の殆どの都市の「サンティアゴ」がイエスの十二使徒の一人でありスペインの守護聖人である聖ヤコブから名前を取っているのに対し、アメリカの都市であるサンディエゴは、中米カナリア諸島の最初の宣教師の一人であるディエゴ・デ・アルカラ(ディエゴ・ディ・聖ニコラスとも、1400~1463)から取っている(より正確に言えば、彼に対する祭祀に因んでの命名・改名)。
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