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ワンダー・オブ・U

わんだーおぶゆー

漫画『ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン』に登場するスタンド能力。
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※ジョジョリオン本編の大幅なネタバレ及び単行本未掲載情報が含まれるため注意


























































厄災が来る。やめろと忠告したのにな

順番は君から死ぬ


























































概要

院長


わたしは『ワンダー・オブ・U』 「流れ」はずっと厄災なんだ

ジョジョの奇妙な冒険』第8部「ジョジョリオン」に登場するスタンドにして、TG大学病院院長・明負悟の正体。

明負悟が本体だと思われていた謎のスタンドであったが、実は彼そのものが自動操縦型スタンドだった。
しかも、自動操縦と言えどスタンド自体が「明負悟」という個としての完全な人格と姿を持ち、表社会で暮らしているという前例を見ない破格のものである。

今までも「自我を持ったスタンド」や「遠隔操縦できるスタンド」は色々登場したが、基本的に「何らかの理由で本体が制御できない」「遠隔操縦できる分スタンド自体は貧弱」「スタンドと距離が離れれば無防備になってしまう」など、何らかの欠点があった。

だがこのワンダー・オブ・Uは、本体の意思に則りつつ自ら思考し行動でき、本体と現在の状況や入手した情報を共有する
さらに、一般人にも視認可能で、映像や写真にも写る。(「明負悟」の姿になっている時のみ。また、人が「明負悟」の顔を覚えることはできないらしい)。

その上、後述の能力により本体にも隙がない、今まで登場した遠隔自動操縦型スタンドの集大成と呼んでも差し支えない破格のスペックを持つ。

容姿

ワンダー・オブ・U


「明負悟」

黒い衣服、黒い帽子、マフラーを纏い右目にモノクルをして杖を持った老人の姿。

スタンドヴィジョン

無機質・メタリックな人型スタンドで、全身には横縞のリングが付いている。
両目は「明負悟」の姿の時に身に着けているモノクルにギザギザの棘が付いたデザイン(と言っても研究室での戦闘にて棘は簡略化されたが)。その外側は縦方向に棒のように伸びている。
腰辺りは列車の連結部分のようになって上半身と下半身をつないでいるが、まだ全身が登場した描写はなく、下半身がどうなっているかは不明。
腕はジョジョリオンの人型スタンドに多く見られるとても細いもので、が付いている。

このスタンドヴィジョンは、当初は「明負悟」の姿を追跡している時に振り返ると一瞬だけ見えるものだったが、自ら東方定助たちを追うようになってからは、「明負悟」の姿ではなくヴィジョンを晒して行動するようになった。

能力

厄災

「厄災の流れは条理の流れだからだ!
 この世の理は連続して繋がっている(どんなスタンド能力も)
 決してそれを越えて来るなどという事はありえない!」

このスタンドに対して、「行動または敵対する意思」(スタンドを追跡しようとする、正体を見極めようとする、倒そうとするなど)を抱いた者に、あらゆる厄災を振りまく。

厄災の内容は「周囲の何かに激突したり何かが激突してきたり」が基本となる。

  • 待合室のソファーに激突する
  • ドアに激突する
  • 車が激突してくる
  • 包丁が首めがけて飛んでくる
  • 飛行中の飛行機のパネルが激突してくる
  • 傘立てに激突し足の肉が抉れる
  • タバコが激突してきて手の中に食い込む
  • 雨や水滴が激突してきて弾丸のように体を貫通する
  • 倒れてきた人間が腹にめり込む
  • 落ち葉が指を切断する
など、既存の物理法則では本来起こりえないような事態まで起こる。

スタンド能力によって生み出された物質も厄災の対象物となる。
作中では密葉「矢印」や定助の「シャボン玉」が激突してきた。
スタンド能力を常にコントロールしていても激突してくる。

身を守るために攻撃を防御したり、反撃したとしても「敵対した」と見なされ厄災が発生する。
スタンドが見ている状態で別の敵の攻撃を防御しても厄災が発生する。
このスタンドが触れた物に他の者が触れた場合も「追跡した」と見なされ厄災が発生する。
「厄災の流れ」にいる者と関わった者も、厄災に巻き込まれるか厄災となって襲ってくる。

無差別に襲ってくるため回避するのは難しく、もし回避できたとしても次から次へと厄災が降りかかるため、無傷でいるのは不可能に近い。
さらにどのタイミングで厄災が起きるのかわからないため回避自体も不可能に近い。
スタンド能力で防ぐこと自体が無理な場合もある。定助が激突してくる雨をシャボン玉で防ごうとしたらシャボン玉を貫通したり、岩昆虫の攻撃を完全にシャボン玉で防ぎきれずにダメージを負う描写がある。

そして、厄災は「何かが激突する」だけにとどまらない。正しく厄災そのものまで降りかかってくる。
以下に例を挙げる。
  1. 定助と康穂がスタンド攻撃を回避した結果、定助の血が近くにいた男にかかり、男が定助にいちゃもんをつけてきた。そして定助に触れたせいで、厄災が男におっかぶさり、首の骨が折れて男は死んでしまった。
  2. 密葉がママ友の喜谷真亜子に暴言を吐いた結果、真亜子が彼氏である笹目桜二郎にそれを愚痴り、そこから東方家の噂話を経て桜二郎が等価交換のフルーツのことを思い出したため、フルーツを奪いに東方家へ向かいつるぎと接触・追跡。その後つるぎと一緒にいた常敏を殺害し(ただしこれはつるぎのスタンド「ペーパー・ムーン・キング」による幻覚)フルーツを奪うも常敏の「スピード・キング」に殺害される。真亜子も新ロカカカの実のことを知ってしまったため常敏に殺害された。
  3. この件が色々あって父の憲助にバレたため、常敏が憲助を殺害してしまう。
他にも色々あるが、このように周りの者も何らかの形で厄災を受けるため厄災の流れにいる者は安易に応援を呼べず、呼ばなくても近くにいる者が厄災に巻き込まれる可能性があるため孤立を余儀なくされる。

厄災には死ぬ順番というものがあり、長い間「厄災の流れ」の中にいると「厄災の流れ」は最終段階となり、やがてその中にいる者は遅かれ早かれ死んでいくことになる。

この能力の真に恐ろしい点は2つある。
1つは射程距離。現在まで射程距離に関して具体的に明言されてはいないが、少なくとも杜王町一帯をカバーできる
作中、定助たちが病院内で「明負悟」を追跡するも厄災や後述する能力により一度追跡をやめ、病院から離れた場所で追跡を再開しようと思ったその瞬間、瞬時にスタンドが背後に現れ激突が始まるという描写がある。
つまり、スタンドを追跡しようとする意思を持ったが最後、生きている限り厄災が降りかかるという、凶悪極まりない性能なのである。
ちなみに厄災の流れにいる者たちが別々の場所から追跡を再開しても厄災は全員に降りかかる。

もう1つは本体もしくはスタンドにとって都合の悪いことを行うか、本体をスタンドの本体と認識した(しようとした)状態で顔・姿を目視すると死ぬ順番が最優先になってしまうこと。
「スタンドの本体と認識した」または「しようとした」状態でないと発生しないと思われるが、スタンドの本体の素性がわからずにたまたま追う形になっても、最優先にならないにしろ厄災には巻き込まれる。

しかし、この発動方法には逆に自分にとって都合の悪い行動が何か、相手に筒抜けになってしまうという欠点もある。康穂はこれを利用し、定助の助けになりうる人物のアドレスを発見した。


この能力から逃れる方法は、スタンドと本体の追跡を中止し、「厄災の流れ」にいる者との関係を断ち、全てを忘れることだけである。
ただしあくまで「逃れられる」だけで、追跡を再開すれば厄災はまた起きるため、結局「厄災の流れ」は死ぬまで続くと思われる。

しかし、吉良・ホリー「追いかけさせるのは良い」という、この能力の突破口になりえるかもしれない助言を残した。それを聞いた定助は病院の研究室から「明負悟」をおびき寄せるという覚悟を決める。

この能力の長所は
  1. 追う者・追ってきた者を自動的に排除できる。
  2. 追わない者・追わなくなった者は厄災を恐れない限り自身の邪魔をしてこなくなる=自らの目的を邪魔されることなく達成できる。
という点である。スタンド使いの宿命である「スタンド使いは惹かれ合う」というルールの中で、この特徴は自らを脅かすかもしれない存在を戦闘すら行わず遭遇前に自動的に排除できるというあまりにも凶悪なアドバンテージである。

「スタンドがダメージを負うと本体にもダメージが反映される」というスタンドのルールからは逃れることができない。
もっとも、近づき始めた時点で厄災が開始されるが故に単独でスタンドあるいは本体に触れることはほぼ不可能に近い(豆銑が定助と協力して近づいた2cmが、最高接近記録)ため、この弱点についてはあってないようなものであったが……。

変身

スタンドヴィジョンと「明負悟」の2つの姿を持っていることは上述したが、彼を「厄災のエネルギー」として認識しているかどうかで見え方が変わる
人間なら誰でも自在に変身できるのか、「明負悟」の姿にしかなれないのかは不明。

幻覚

このスタンドに対して「行動または敵対する意思」を抱いた者の視認範囲内に「明負悟」の幻覚を出現させる。この幻覚にも、上述の「認識で見え方が変わる」というルールが適用される。
幻覚が出現する場所は様々で、人が普段立てる場所(駐車場や庭、車のボンネットの上)、人が通常の方法では来れない場所(留置所の塀の上)、そもそも立つことが不可能な場所(細い木の枝の上)など、場所を選ばない。
この幻覚が見えると、「厄災の流れ」の中にはまったことになる。
幻覚であるから、「明負悟」を追跡する意思のない人間や、そもそも知らない人間には見えない(作中では、密葉に見えているのに常敏には見えていない描写がある)。
カメラなどで撮ると視認することができる。豆銑と一緒にいた囚人はカメラで撮られた「明負悟」を見たため、手に持っていた包丁が首に飛んできた。
幻覚はただ後ろ向きに立っていたり座っている時もあるが動くこともできる。
「明負悟」が戦っている最中に、別の標的に幻覚を見せることもできる。
幻覚と意識または視覚を共有していると思われる(康穂に「追跡するのをやめろ」と忠告したことを定助に伝えている描写がある)。
幻覚が見た情報は本体にも伝わる。

自由自在な移動

「ガラスをすり抜けてそのまま通過」「壁の中に侵入して直線移動」といった物体を無視しての移動や、「柱に反射して映り込んだエスカレーターに乗ってそのまま実物のエスカレーターへ移動」「戸棚や写真立てに映った景色(ニ次元空間)を移動」と、二次元三次元を自在に行き来しての移動が可能。定助たちがいつまで経っても追いつけなかったのは、この能力を使って通常では考えられない移動をしていたためである。
幻覚も同じことができる。

作中での動向

ミナちゃん事件の発生当時、現場にいたことが学校の監視カメラから判明している。

その1日後、病院の受付で定助たちが押し問答している最中、後ろをよろよろと通り過ぎる形で登場。
その後ずっと追跡されるも、タイミングよく定助たちが足止めされ、追いつかれずに病院を抜け出す。そのままバスに乗って定助たちを振り切り、東方家に向かった(密葉に東方家敷地外に居るシーンを目撃されている)。

その4日後、TG大学病院で催される講演会に出席する。この時、会場に入る際にカメラを持った記者たちが、明負を取り囲み写真を撮る様子を定助が目撃。その後は講演会に出席し再生医療についての講演を行う。
この場で、自身がLOCACACA6251を開発したこと、近い将来に完全な技術となること、その基本的な理論などを説明した。

98話では定助がホリーの人体実験の映像をSDカードに納めて記者に送り、記者からそれを突き付けられたことで、定助の口を封じるべく自ら動き出す。
記者を始末した後、病院の地下室で待ち構えていた定助、そこへ合流した豆銑の両名と対峙。しかし罠を警戒して岩昆虫ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダーをけしかける。その後は豆銑を始末するなど一方的に追い詰めていくが……


以下コミックス未掲載の最新話のネタバレ
























追い詰められた定助によって部屋にあったLOCACACA6251をすべて破壊され、康穂の連絡を受けた虹村京の「ボーン・ディス・ウェイ」が定助の偶然とった行動によって応戦してきたことにより、ついに頭部への傷を負った。
その後、虹村京をスタンド能力で再起不能にしたものの、定助の「見えないシャボン玉」を警戒してそのままラボから逃げる。
エレベーターに乗ろうとした時、定助が背後からシャボン玉を放つが、持っていた杖によって防ぎさらに携帯していた新たな岩昆虫オブラディ・オブラダを差し向ける。
もう一度至近距離からシャボン玉を放つ定助だったが、増殖したオブラディ・オブラダに軌道を変えられたため攻撃が外れ、戦闘不能に陥るのだった。

余談

  • 初登場

初登場は84話、単行本にして21巻目である。それまでは登場どころか存在を示唆するような描写も一切なし。

  • 元ネタ
スタンド名の元ネタはエルヴィス・プレスリーの楽曲「The Wonder of You」から。このエピソード内で透龍が元ネタの楽曲を聴いているシーンがある。
話の中で元ネタとなった楽曲が登場するのはジョジョ史上初。

関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン
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