曖昧さ回避
本スタンドの名前の元ネタとなったアメリカのロックバンドについては「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」へ。
概要
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
人型のパキケファロサウルスのような容姿が特徴的。
能力は、「電気を操り、電気と同化する」、電気を媒介に出現できるスタンドである。
電気化によって通電物質があるところならどこにでも移動可能であり、コンセントや電線の中を移動する。バッテリーなどの電源に潜むことも可能で、触れた他の物体を電気と同化させて電線の中に引っ張り込むことによって移動させたり感電死させることもできる。
またそのスタンドパワーも使用する電気量に依存しており、電気さえあれば際限ないパワーアップが可能である。そのため非力なはずの遠距離型でも、十分な電気量さえあれば近接パワー型を圧倒するほどのパワーを発揮できる。
通常、スタンドは本体から離れるほどパワーか精密性が落ちる。そのため、パワーを保ったまま本体から離れられるのは、精密性を犠牲にした自動操縦型だけであり、精密性を保ったまま本体から離れられるのは、パワーを最初から捨てた遠隔操作型だけである。
しかしながら、レッド・ホット・チリ・ペッパーは、近距離型並みのパワーを保ったまま遠隔操作が可能という反則じみた能力を持っている。
ただしそのスタンドの維持には常に電気を必要とし、電気のない所ではスタンドが出現できず、またスタンドの使用には常に電気を消費する。そのため使用には常に電力が供給できる環境を必要とし、電力のない所では出現時にチャージした電気だけでスタンドを維持する必要がある。
そのため電気のない空間での長期戦では次第にチャージした電気を消耗し、スタンドも弱体化してしまう。極限まで電気を失うとスタンド自体が維持できなくなり、崩壊する。その際に本体にもある程度ダメージが行くようだが、スタンドが破壊されたわけではないので死には至らない。
街中では無類の強さを発揮するが、人里離れた場所ではろくに戦えない、強さが環境に依存するスタンドといえる。
しかし、これらの要素を最大限に利用した奥の手として街中の電力をチリ・ペッパーに集中させることができる。これによって、タイヤのゴムですら絶縁破壊を起こすほどの電力と、クレイジー・ダイヤモンドのラッシュにすら打ち勝つ圧倒的なパワーとスピードを得ることが可能。しかし、その代償として周囲一帯の地方の電力をゼロにしてしまい、電力を消費し切った場合はリチャージができなくなるため、継戦能力は大幅にダウンする。一発で勝負を決めなければならなくなる背水の陣のような技。
また、スタンドの特性上、電気をよく通す塩水には非常に弱い。そのため、チリ・ペッパーが海などに浸かってしまった場合、スタンドや本体の消耗の有無に関わらず、チャージされた電力が強制的に四方八方へと流れ出てしまい、スタンド自体が溶けるように無くなってしまう。
またステータスは精密動作性以外がA評価となっているが、スタープラチナやタスクは最終的に成長性がE評価に落ちている(これは完成を意味する)のに対して、レッド・ホット・チリ・ペッパーの成長性は未だにAを維持してる事から更なる成長の可能性も充分に考えられる。
名前の元ネタはアメリカのミクスチャー・ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」から。また、北米ではChili Pepper(チリ・ペッパー)という名前になっている。