八木山夜露
やぎやまよつゆ
広瀬康穂の前に現れた謎の男。28歳。職業は建築家。好きな飲み物はチェリーコーク。
東方定助を抹殺しようとしている。その目的や素性は一切不明だったが後に明らかになる。
孤児の「八木山夜露」を消し、彼に成り代わって生活してきた岩人間。現在の東方家や杜王スタジアムを設計した男で、東方憲助とは仕事上の付き合いがあった。
また震災直前まで東方つるぎが囲われていた東方家の地下室に住み、仕事をしていた。
初登場時は目からラップのようなものを取り出すというインパクト抜群のワザを披露した。
他にも体を岩に変化させ、岩に擬態して隠れたり防御することができる。→岩人間
作中で初登場の岩人間であり、読者の間では岩人間を代表する存在でもある。
容姿
セミロングヘアーと植物で作られたリースが特徴。ルックスはかなりのイケメン。東方常敏が着ているような全身トゲトゲ模様に、首もとには「H」の字が入ったバッジの付いた服を着ている。ショートパンツには何かの花がデザインされている。
見た目だけなら完全に第5部のあの人物。
初登場時にインパクト大の技を披露するという点も共通。
性格
冷徹かつ狡猾。定助曰く「利用できるものは何でも利用し、全てを奪い取る男」。作中ではつるぎを言葉巧みに誘導し、自身に協力させている。
欲しいものは社会的名声。劇中の台詞からして憲助を殺害して成り代わるつもりだったようである。
19巻では同志を連れて常敏に接触し、交渉していたことが判明した。
と、このように冷酷で計算高い男のように思えるが、仲間のピンチを救うなど身内に対しては優しい面も持つ。事実、愛唱からは絶大な信頼を寄せられていた。
定助を構成する2人のうち、“吉良吉影ではない方”を岩に挟んで殺したはずが、吉良の援護と壁の目の隆起により定助となって復活したことを憎らしく思っており、彼が記憶を取り戻すのを阻止するために東方家に侵入してきた。そして定助との戦いの末、「オレは何者なんだ」という定助の問いに答えることなく岩のように崩れて死亡した。
死亡した後も回想内でたびたび登場する。
- 『柔らかくはないし...』『濡れてもいない』
- 仕事は建築家で住んでいる所は...ひ・み・つ
- 『王手飛車取り』だ...すでにおまえの敗北の形...!
- 『オレはひとつの岩だ』『そしてひとつの島だ』
- ヴオオオオォオルゥゥRRRRRRR
- どうせ...おまえは............東方家から裏切られる......んだ...
