概要
CV:遠近孝一(アニメ第四部)
杜王町の廃棄された送電鉄塔を買い取り、自分の家として3年間も自給自足の生活をしていた風変わりな男。掴み処のない飄々とした態度で、一人称は「わたし」。
第四部の中では珍しい生まれついてのスタンド使いである。
しかし、鋼田一豊大という名前は(恥ずかしがり屋なため)偽名である。
一見素顔に見える顔も(恥ずかしがり屋なため)仮面であり、素性の多くが謎に包まれている。
自らのスタンド能力によって鉄塔に囚われ、半ば仕方なく生活をしていた(能力は後述)。
ある日「写真のおやじ」こと吉良吉廣から、「東方仗助らを罠に嵌めれば外の世界での生活の面倒を見てやる」と約束され、仗助・億泰・未起隆の3人を鉄塔内に誘い込む。
物珍しさから彼に興味を示していた3人も、その真相を知って戦闘を繰り広げた。
「この鉄塔から出ることしか考えていなかった男だぞ!」と自分で言うだけあって、鉄塔のことは「目を瞑っても歩くことができる」ほど知り尽くしている。
長い鉄塔生活で手のひらにある“タコ”が異常に発達している。様々な道具代わりに使うほか、カッターなどの道具も仕込んであったりと、完全に鉄塔生活に適応させている。
またスタンドの性質、性質を生かした攻撃方法(そのために身体に無数の傷をつけている)、計画が成功したときの脱出方法まで考えていた。
しかし仗助やミキタカの機転に敗れた後は、本当の性格が憶病で引っ込み思案、人付き合いが嫌いであることを明らかにする。「昔から計画通りに事を運んだためしがない」「狭い鉄塔内でもこうなのに外の世界なんか恐ろしくて」と、このまま一生を鉄塔の中で過ごすことを決めた。
そして彼が聞いた写真のおやじの独り言は、エニグマの少年の情報を知るきっかけとなった。
後に「送電鉄塔に住む男」として杜王町の名所となる。お菓子や塩を持っていくと喜んで写真を撮ってくれるらしい。生活には一切支障がないため、仗助達を襲った他の刺客たちのことを考えると一番恵まれているポジションといえる。
なお、生まれついてのスタンド使いであり、写真の親父に協力したのは交渉によるものなので、矢に選ばれて貫かれた6人(正確には6人目として矢が選んだ支倉未起隆は矢を弾いた)のスタンド使いではない。
アニメ版では最終回のエピローグシーンにも登場し、ミキタカとは交流を保っているようである。
スタンド「スーパーフライ」
鉄塔と同化したスタンド。
鉄塔の内部に捕らえた人間1人を閉じ込める能力。
詳細は該当項目を参照。
関連タグ
豆銑礼:第8部『ジョジョリオン』にて、スキーリフトで同様の生活を送っている人物(ただし彼の場合はスタンド能力で囚われているわけではなく、シーズン時は別荘に移っている)。