概要
CV:大木民夫
第一部『ファントムブラッド』に登場。チベットの山深くの寺院に住む「波紋法」の老師。
名前の元ネタは、アメリカのロック・ミュージシャン「トム・ペティ」から。
ウィル・A・ツェペリの波紋の師匠であり、高名な波紋戦士でもある。
波紋の力で触れた人間の運命を予知する能力を持っており、修行時代のツェペリの「死の運命」を予言した。
ツェペリからの手紙を受け、弟子であるダイアーとストレイツォを引き連れてジョースター一行に合流するが、奇しくも彼の予言通りツェペリがタルカスとの闘いで命を落とした直後であった。
(本人曰く「たとえ間に合ったとしても彼の死の運命は覆らなかった」とのこと)
その後はジョナサンとともに吸血鬼と化したディオを討つために二人の弟子ともども彼らに加勢する。戦闘の中でジョナサンに助言をする場面もあった。戦闘シーンは殆どないが、ビンタ一発で屍生人(ゾンビ)を倒す1コマが描写されている。PS2版ゲームではこれが必殺技として使用が可能となっている。
TVアニメ版ではストレイツォやスピードワゴンと共にディオが呼び出した大量の屍生人と戦う戦闘シーンが追加され、原作でジョナサンを助けにいけなかった理由が補完されている。原作でも同様の理由からポコとその姉を守りながら戦っている様子が描かれている。
ディオとの闘いの終結後は、仲間たちとともにジョナサン・エリナ夫妻のハネムーンの船出を見送った。その後の登場はなく、第二部ではおそらく故人。波紋法の老師の地位は弟子のストレイツォに引き継がれた。
余談
- 上述の人間の運命を予知する能力についての謎は後の部では全く触れられておらず、実は予知はスタンド能力の一種(3部にも予知能力を持つスタンドが実在する)で、彼は生まれついてのスタンド使いではないか、あるいは7部の説明でもあった「波紋や鉄球はスタンドへ近づこうとする技術である」の説明のように波紋法による修行で目覚めた後天的なスタンド能力という説もある。その他にも5部で死期が近い人間を追跡するスタンドを持つキャラが終盤に登場している。
- 元ネタとなった歌手トム・ペティは2017年10月に66歳で急逝し、さらにその二ヶ月後の12月には担当声優だった大木民夫も後を追うように亡くなっている。
- 人の運命を予知する能力を持ったトンペティが、何故後年に凶行に走るような人物に老師の地位を継がせようと思ったのかは不明。単にトンペティの能力の精度が悪かったのか、あるいは...