「教祖復活じゃあああああああああああああああああ」
概要
CV:麦人
懲罰房に入れられた空条徐倫を抹殺するため、プッチ神父が送りこんだ刺客の一人。78歳。
健康の秘訣は八時間半の睡眠と毎朝一杯の飲尿療法らしい。
40年程前はハリウッドスターも入信するほどの盛況を誇ったカルト教団の教祖であったが、活動の中で信者や社会との摩擦を生んでおり、遂には警察やFBIが介入してきた。
そして1969年の秋に、彼の信者34名とともに別荘に立てこもり火を放ち集団自殺を図るも壁の下敷きとなり重症を負うも火と煙から生存。
彼のみが生き残り、結果殺人罪として280年の懲役刑を受けた。
老人とは思えない程のフットワークと反射神経を持ち、自身のスタンドによるアシストを受けつつ太極拳をベースとした独自の暗殺拳の『暗殺風水』を用いて戦う。
敵の口の中に手を突っ込み、頚椎に直接打撃を加えることで副腎の機能を狂わせ、その分泌液で「溺れ」死にさせるという必殺技を持っている。(実際スタンド使い以外の囚人を殺しており、犠牲となった囚人達はありえないほど体が膨れていたため、徐倫に最初はスタンド攻撃では無いかと疑われた)
徐倫を救いに来たF・Fと対峙。彼女を追い詰めて行き地下にあった処刑執行用の2800vもの超高圧電流を持つ電気椅子の所まで誘導し椅子に座らせ死闘のすえF・Fを倒したかに見えたが、彼女の汗で鏡を作ると言う技により『ドラゴンズ・ドリーム』の安全な場所を誤認させられ自身がスタンド能力外の安全でない方角にいた事に気づかず腕を掴まれて自身も高圧電流を喰らってしまう。
しかしF・Fの決死の相打ちでも完全に倒しきることができず、彼女を助けに駆け寄って来た手負いの徐倫を飛び蹴りで攻撃しようとした際に彼女を守りに来ていたアナスイに反撃される。
徐倫の身体に潜ませていた『ダイバー・ダウン』の能力で足の肉と骨をバネ状に作り替えられ、何とか方向を取ろうとするも完全に足腰の自由を奪われて最後はバケツに飛び込んで完全に動けなくなってしまい再起不能となった。
名前の元ネタはファッションブランドの「KENZO」。
スタンド『ドラゴンズ・ドリーム(龍の夢)』
「違う…… 意味ネェーッテ オレ中立」
CV:チョー
ケンゾーが長い囚人生活の中で「暗殺風水」を極めたことで発現したスタンド。
東洋風の龍の石像のような姿をしており、妙に軽い口調で喋る。
風水の観点から、絶対的な『吉の方角』と『凶の方角』を指し示す能力を持つ。
このスタンドが指し示した『吉の方角』から攻め込めば、相手の攻撃を受けることなく接近することができ、逆に『凶の方角』にいると、攻撃を受けなくても必ず何らかの事故に遭って負傷してしまう。
また、このスタンドに触れると触れた身体の部分を切り離すことができ、それによって『方角』は決定的なものになる。
ドラゴンズドリーム自体には攻撃能力はなく、またそれ故にかダメージを受ける事もない。ケンゾーが再起不能になった際にも「なんか老けたな…」と声をかけていたが、彼(?)には変化が無かった。
自分はあくまで「中立」であると主張しているため、自分の意思である程度までは行動可能。自身の能力を相手に喋るし、時には敵にアドバイスをしたりすることもある。ケンゾーがスタンド能力を制御しきれていないのか、それともケンゾー自身が内心では「風水とはそういうもの」と認識しているせいなのかは不明。
余談
TVアニメ版声優の麦人氏はOVA版第3部においてJ・ガイルを演じている。
また、スタンドのドラゴンズ・ドリームのチョー氏も同じアニメ版第3部で、ウィルソン・フィリップス上院議員を演じている。