概要
G.D.st刑務所の囚人。あらゆるものを分解せずにはいられない性癖の持ち主。その性癖の強さは幼いころに車一台分をまるまる分解してしまったこともあるほどである。果てには、付き合っていた彼女の浮気現場を発見した際に彼女とその浮気相手を「分解」、そして殺人罪に問われ収監された。
一途に戦う空条徐倫に惹かれ、脱獄を助けると共に、結婚したいという一方的な思い込みを抱くようになる。(→「祝福しろ」)
ただし、徐倫は恋愛感情すら抱いていない模様(一応、守るべき仲間の一人として思ってはいた)。徐倫の父親である空条承太郎からも、そのことはよく思われていないようである(そもそもの話、生きるか死ぬかの瀬戸際で「娘さんを僕に下さい」的なことを殺人鬼に言われても頷く方が無理である)。
初期の性格は上記のように強引でクールなものであったが、相方のウェザー・リポートがシリアスで物語の鍵を握る人物として描かれるようになったのと反比例して、お調子者へと変わっていった。
同じ理由で当初は「アナスイは危険人物だがウェザーが抑えている」と説明されたが、終盤では完全に逆転した。
また、当初は徐倫以外の人物に興味がなく、ラスボスであるプッチ神父に対しても単なる徐倫との結婚への障害、味方であるはずのウェザーに至っては恋敵的存在として一方的に敵視していた。
終盤F・Fに命を救われたこととウェザーとプッチ神父との因縁、そしてプッチ神父の「最もドス黒い悪」を目の当たりにしたことで仲間への思い、プッチ神父への敵対心を強めていくという、彼の人間的成長を見ることが出来る。
名前の元ネタはアメリカのファッションブランド「ANNASUI」。
容姿
トゲ付きの帽子にクセ毛があるストレートヘアーの長髪と上半身網のような服(靴の足跡付き)が特徴。ちなみに少年時代は今と違って「普通の服」を着ていた。
髪色はピンク、オレンジ、緑、金だったりと絵師によってまちまち。
初登場時は性別不詳の、どちらかといえば女性的な容貌で描写されていたが、性別に明言された以後は男性的なムキムキ体系で描かれるようになった。(→初期アナスイ)
スタンド「ダイバー・ダウン」
「潜航」する能力を持つスタンド。
詳細はダイバー・ダウンを参照。
その他
タグはアナスイが多く使われている。
「ナルシソ・アナスイ」のタグ登録数が少ないのは、第6部本編中において他の仲間たちがファーストネームで呼び合っているのに対し、アナスイだけはファミリーネームで呼ばれることが多いためか。
当初言われていた何でも分解したくなる症候群については、収監される間に治ったのか回想シーン以外では一切そんなそぶりは見られなかった。まぁ、JOJOにおいて当初設定されていたことがいつの間にやらというのは(ウェザーの「つま先立ちで歩く・至近距離に近づいて話す」など)よくある話だが。
担当声優
後にTVアニメ版第5部「黄金の風」でブローノ・ブチャラティを演じた。
TVアニメ版「ストーンオーシャン」
「オールスターバトル」「アイズオブヘブン」ではジョルノ・ジョバァーナを演じた。
関連イラスト
関連タグ
空条徐倫 フー・ファイターズ ウェザー・リポート エンポリオ・アルニーニョ