概要
本名:若井修(読み同じ)。
舞鶴工業高等専門学校を中退後、京都府立山城高等学校を卒業。
以前は京都市内(チュートリアル徳井の実家の近所であると本人が発言)で居酒屋を経営していたが、父の死により居酒屋を手放し(後述)、東南アジアを旅した後、帰国してNSC大阪に24期生として入学する。
NSC卒業後漫才コンビ「はちみつメロン」(当時はボケを担当)として活動したが、2003年からピン芸人として活動している。
2007年から活動の拠点を東京に移した。
『機動戦士ガンダム』の主人公、アムロ・レイのモノマネが持ちネタで、地球連邦軍の制服を着て登壇することが多い。アムロや他のガンダムキャラクターのセリフを取り入れたコントを行う。また、アムロ以外にも、古谷徹が演じた星飛雄馬や星矢といったキャラクターの声真似も披露している。
古谷徹氏が不倫騒動により安室透役を降板した為に彼が安室透役を引き継ぐのでは?と話題になっている。
機動戦士ガンダムとの関わり
持ちネタが「アムロのモノマネ」ということもあり、ガンダムにまつわる様々な企画に出演している。ただし本人は特別マニアというわけではないようで、いわゆる「ガンダム芸人」としてテレビ番組に出演しても知識を披露することはない。
2006年末のサンライズの忘年会に余興として出演した際、富野由悠季と対面を果たし、「ガンダムにばっか頼ってちゃダメだよ」と助言された。
ガンダム(特にファースト)の声優や『ガンダムエース』の編集部とは親交が深く、東京進出後は飲み会や食事会などによく誘われているという。
本人は「地声が古谷に似ている」と発言したことがあるほか、共演者からも「似ている」と言われるが、古谷からは「声は似ているとは思わない」「話し方は似ている」と評価されている。のちに『ガンダムエース』vol.51にて対談を果たした。
また、池田秀一とも『生きのびろ!若井おさむの機動戦士ガンダム名言集』の企画で対談している。
潘恵子からは「似ている」「若井の方が誇張している分アムロっぽい」などと評価されており、「古谷くんに何かあった時はお願いね。」と冗談交じりに頼まれたこともあったそう。
東京に出て間もないころ、『ガンダムエース』の編集部に誘われて飲み会に参加した際、若井がアムロの話ばかりしていたところ、酔った池田に「何がアムロだ!お前がアムロを語るな!」と怒られたというエピソードが、『池田秀一の「三倍速く!!シャアが行く!」 ~ガンダム人間探訪記~』という対談集で語られている。なお、この翌日に潘から「昨日は大佐がごめんなさいね」とフォローの電話があったことも語っている。
2013年にはアニメ『HUNTER×HUNTER』(日本テレビ版)の76話に声優としてゲスト出演したが、これは池田が演じる「カイト」の登場回(「キメラアント編」の開始)であったことにちなむ。このときの収録には潘(潘恵子。なお、同作は恵子の娘潘めぐみが主演であり、恵子は主人公のおば役で出演した)が見守っており、毎日新聞デジタルの取材に「参観日の気分です」とコメントした。→まんたんウェブの記事
人物
複雑な家庭環境で育ったことを明かしている。
母親が酷い毒親であり、兄ばかりを可愛がる一方で若井には幼少期から虐待を行ってきた。
成人後に実家を離れ、中央卸市場で働く。その後資金を貯め、唯一の理解者だった父親の名義で居酒屋を経営した。しかし、若井が家を出たことで虐待の対象が父に移り、思い詰めた父は自殺してしまう。
その後、母たちとの関係を切りたいという思いから父の遺産を放棄したが、居酒屋は父の名義であったため、泣く泣く店を畳むことにした。
一時は自暴自棄になり、死に場所を求めて東南アジアを放浪していたが、現地で知り合った日本人から松本人志が主演したドラマ『伝説の教師』のことを聞かされる。一時帰国してこれを観た若井は感動し、考えを改め生きる決意をする。その後お笑いを志し、NSCに入学することとなった。
なお、2008年に結婚したが2014年に離婚したことを明かしている。これは結婚生活が上手くいかなかったわけではなく、妻から子供をせがまれたものの、先述の幼少期のトラウマから父親になることを受け入れられなかった為である。
現在は母親とは絶縁しており、今後二度と会うことは無いとしている。
2020年には、この体験をまとめたネット記事がTwitterで反響を呼んだ。→婦人公論.jpの記事
2021年末には、同年8月に別の女性と再婚していた事が判明。更に翌2022年2月2日には第一子が誕生したと報告。49歳にして父親となった。