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モルガン、よく見ろ…!


貴様の所業がもたらした地獄を…!!


概要編集

バイオハザード・リベレーションズ』のラスボス


自分を使い捨てにしたモルガン・ランズディールへの復讐を誓い、自らにT-abyssを投与したヴェルトロの首謀者ジャック・ノーマンの成れの果て。完璧主義者のモルガンが遺した自分の最後の汚点とも言える情報を保持しており、その事から彼に多くのFBC部隊を差し向けられるも、それらを全て返り討ちにしていた。


一般的なT-abyss感染者は、ウイルスによる変異に耐えられず肉体が半ば液状化してしまうが、ノーマンはメーデーさんよりも更に長い時間をかけてT-abyssを定着させた結果(その上、隠し持っていたT-abyssを経口投与している)、タイラントを思わせる筋骨逞しい姿に変化した(似たような事を彼女もしていた)。

だが、度重なるウイルスの投与、絶望的な閉鎖空間で次々と果てる妻や仲間達、陥れたモルガンへの憎悪だけで今日まで延命した結果、既に理性は失われており目の前に現れたクリスジルを「モルガン」としか認識できていなかった。


T-abyssの原型であるジ・アビスは、本来は貧弱な構造しかもたない深海魚の肉体を筋骨逞しい(?)姿に変化させるウイルスであるため、このような変化をもたらしたのだろう。

弱点は右胸から露出している心臓であるが、これを撃つだけでは怯むだけであり、真の弱点は脊中に有る腫瘍である。


攻撃編集

タイラント同様、タックルや鉤爪で引っ掻くなどがメインだが、最大の特徴は幻覚によって姿を消したり、分身することである。

おそらく眼から放つ光や本体だけが口から吐く紫のガスに幻覚作用があるのだろう。


ちなみに中国や日本では蜃気楼はハマグリが吐く気によって起こるといわれていた。

多分それが元ネタだろう。


幻覚のパターンは複数あり、『目の前に2体で現れる』・『ジルの前方と背後に現れる』『幻覚による時間差攻撃』の3つがある。

1つ目は本体の紫のガスで判別出来るが、後者2つは後ろを向かない限り判別がしにくい(一応、背後の空間が揺らぐのを視認は可能である)。

幸い、攻撃モーションに猶予があるので、クイックターンで後方確認してパターンを確認しよう。


最期編集



全てが終わった…



やっと…死ねるのだ…



これで…私は…



死闘の末、遂にクリスとジルによって討たれたノーマンは異形になってまで生き続けた生涯に幕を閉じる。

彼が倒れたその瞬間、ヴェルトロの旗へ伸ばそうとした右腕が椅子に当たって倒れ、そのまま傍らの燭台も倒れてヴェルトロの旗に火を着けた。

彼の死をもって本当の意味でヴェルトロは終焉を迎えたのだ。


今際の際で理性を取り戻したかのような台詞は何を意味するのか、全ては彼のみぞ知る。


ノーマンやヴェルトロの思想が引き起こしたテラグリジア・パニックは決して褒められるような所業ではなく、それどころかクイーン・ディードに閉じ込められて尚も教典に基づけて正当化し続けるなど、救いようのない筋金入りのテロリストであった事には間違いない。

一方で、彼らがモルガンの私欲に利用されたのも事実であり、終始手の平で踊らされた哀れな道化でもあった。

総じて、本作最大の加害者にして被害者とも言えよう。


そしてノーマンの執念は実り、秘匿していた真実は遂に白日の下に晒された。

憎くて堪らなかったモルガンが望み続けた通りの結末を迎えたのは、せめてもの救いになったのか、それは誰にも分からない。


関連タグ編集

バイオハザード リベレーションズ B.O.W.

ジャック・ノーマン

モルガン・ランズディール


ドナ・ベネヴィエント:ある意味上位互換。

ペサンタ(B.O.W.):後作のB.O.W.

カーティス・ミラーイワン・ジュダノビッチ:同じく黒幕の手の平で踊らされた道化のテロリストであるが、前者はノーマンと同様に一矢報いたのに対し、後者は自身が道化である事に気づかないまま命を落とした。

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