概要
ロザリオとバンパイアは、池田晃久によるファンタジー漫画である。
略称は「ロザバン」。月刊少年ジャンプおよびジャンプSQで連載していた。
2004年より月刊少年ジャンプで連載を開始したが、2007年に同誌の休刊に伴いジャンプSQに移籍して『ロザリオとバンパイア seasonⅡ』と改題の上、連載を継続した。
2014年春に10年に渡る本編の連載が終了。2014年6月号で本編で描ききれなかった後日談読み切りが掲載され、これをもって完結した。
普通の少年である青野月音とバンパイアの赤夜萌香、その他の妖怪達との交流を描く学園ラブコメである。
単なるハーレムものではなく、妖怪それぞれの事情を描いたシリアスな展開が多い。
アニメ作品について
2008年代に1期、2期が共に放映。
80年代もしくは90年代のアニメを沸騰とさせるようなドタバタなノリ、
1期目は『ロザリオとバンパイア』ほぼ毎回数回のパンチラ&原作以上に過激なエロ描写
2期目は『ロザリオとバンパイア CAPU2』(カプチュー)というタイトルで放送された。
良くも悪くも見事に原作クラッシュしたカオスっぷりはもはや伝説。2期のオープニングテーマ曲である「DISCOTHEQUE」は、かなり中毒性が高く、主演を務めた水樹の公演イベント『大いに唄う』でも登場時の曲として使われている。他にもメタ発言やテラ子安など腹筋崩壊もののネタ満載のアニメ。
1期・2期ともに原作をベースにしつつもオリジナルエピソードが多く(初登場時、周りから虐めに遭っていたはずの紫に次の回で彼女のファンが登場するという不自然な展開となっている)、結末もアニメ独自のものとなっている(月音の覚醒がアニメでは未登場で終わっている)。反学派や御伽の国と言った原作の主要な敵組織も登場しない。出てきたのは公安委員会くらい。そしてキャストが無駄に豪華。レギュラーキャラ以外の敵キャラだけ見ても檜山修之、中尾隆聖、鳥海浩輔、ゆきのさつき、久川綾、ゆかな、飛田展男、池田秀一などといった今ではまずなかなか揃わないであろう面子が出演している。
pixivにおける投稿について
2022年現在、投稿イラスト数は1,000件を少し上回ったところだが、アニメ放送が2008年、連載終了が2014年とは思えないほど今でも作品の投稿が続いている。
特に最近の投稿者は海外ニキが多く、海外での人気が未だに根強いのが見て取れる。
なお2022年1月26日には「『ロザリオとバンパイア』全話いっき見ブルーレイ」が、フロンティアワークスより発売されている。
ストーリー
平凡な少年である青野月音は高校受験に失敗し、書類審査だけで入学できるという「陽海学園」に入学した。そこは妖怪ばかりが通う学校で、本来なら人間がいてはならない場所だった。自分がただの人間だとバレてしまえば命はない。不安になる月音だったが、そこで出会ったバンパイアの美少女、赤夜萌香に一目惚れする。月音は彼女にも人間であることを隠していたが、知られてしまう。しかし、萌香は月音を許す。それ以後、萌香と月音は秘密を共有することになる。萌香も胸につけているロザリオを外すと人格が変わり、クールで攻撃的な性格になるという秘密があった。
味方ができたものの学園は妖怪だらけ。妖怪ならではの事件も頻繁に起こる。そして何故か月音の周りには美少女の妖が寄ってくる。
月音は無事に学園生活を送れるのであろうか。
登場人物
新聞部部員
陽海学園の理事長・教師
新聞部員の親族
青野家
青野かすみ
青野光司
青野響子
朱染家
黒乃家
白雪家
関連イラスト
関連タグ
三つ目がとおる、妖怪人間ベム、怪物くん:パロディキャラが陽海学園の生徒として登場している。