概要だぜ
藤子不二雄Aの漫画、及びそれを基にしたTVアニメ。同氏の代表作の一つ。
もしくは主人公・怪物太郎の通称。
怪物ランドから人間界へやって来た不思議な少年・怪物くんとそのお供であるドラキュラ、オオカミ男、フランケンが巻き起こす騒動を描くギャグ漫画である。
彼ら以外にも数々の気の良い怪物達が登場する。時に登場する冷徹な敵役との戦闘描写など、アクションシーンも豊富である。
1964年に『少年画報』の連載第1回を執筆した際には、安孫子素雄(後の藤子A)が遠地に行かなければいけないスケジュールだったため、安孫子は鉛筆で下書きをした時点で出発し、ペン入れのほとんどは同僚漫画家のしのだひでおが行った(しのだはかねてから多くの藤子漫画を手伝っている)。その後も『怪物くん』の連載初期の数話はしのだが多くペン入れを行った。これは長期の人気連載になるとは誰も知らない状況だったからであり、後にテレビ化、映画化される作品と分かっていたら別の手段をとっていただろう(メイン画像はしのだ風となっている)。
安孫子は後に漫画『怪物くん』の画稿上で様々な凝った画作り(「止め絵」「写実描写」「白と黒のコントラスト強調」「映画、歌舞伎の手法の導入」など)を行っており、ファンや専門家から高く評価されている。
1968年にはモノクロで、1980年にはカラーでアニメ化された。二度目のアニメ化時には二度劇場版が制作された。
2010年、嵐のリーダー大野智主演でドラマ化。翌年11月にはオリジナルストーリーで映画化もされている。主題歌は嵐の「Monster」。
また、大野は役名の怪物太郎名義でカラーアニメ版OPの「ユカイツーカイ怪物くん」をカバーしている。
あらすじザマス
怪物くんこと怪物太郎は怪物ランドの王子様(プリンス)。
王位継承にあたっての修業としてお供のドラキュラ・オオカミ男・フランケンと一緒に人間界を訪れ、そこで出会った人間の少年ヒロシと半ば強引に友人となり、彼の家にこれまた半ば強引に居候する事になる。
持ち前のワガママと不思議な力で、今日も怪物くんは仲間たちと大騒動を巻き起こす。
登場キャラクターでガンス
※キャストはアニメ1作目/2作目の順、ドラマは後述
- 怪物太郎(怪物くん)(CV:白石冬美 / 野沢雅子)
- ドラキュラ(CV:大竹宏 / 肝付兼太)
- オオカミ男(CV:兼本新吾 / 神山卓三)
- フランケン(CV:今西正男 / 相模太郎→兼本新吾)
- 市川ヒロシ(CV:松島みのり / 三輪勝恵)
- 市川歌子(CV:向井真理子 / 川島千代子) ※アニメ1作目では「すず子」表記
- 怪子ちゃん(新旧共にCV:増山江威子)
- 怪物大王(CV:高塔正康、/ 金井大)
- デモキン(CV:喜多道枝 / 山田栄子)
フンガー!(ドラマ版の相違点)
怪物くんが現実世界で力を使う際に制約がある(オリジナルキーアイテムの「魔王石」が必要である)、デモキンがシリアスキャラクターになっているなどの変更がある。
キャスト
- 怪物太郎:大野智(嵐)
- ドラキュラ;八嶋智人
- オオカミ男:上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
- フランケン:チェ・ホンマン
- 市川ヒロシ:濱田龍臣
- 市川ウタコ:川島海荷
- デモキン:松岡昌宏(TOKIO)
- 怪物大王:鹿賀丈史
- 怪子:ベッキー
ドラマオリジナルキャラクター
関連タグはいろいろあらあな
怪物王女:主人公の姫とその周りの人外は本作のオマージュ。A先生やアニメ2作目の監督が本作の単行本ににコメントをしている。
らき☆すた:番組前半OP冒頭時に本作アニメ2作目のパロディを毎回やってツッコまれている。(後に『生徒会の一存』ではさらに二重でパロディをやっている)
笑ゥせぇるすまん:NEW6話において、Aパートでは風貌等がフランケン、Bパートでは名前の元ネタと昼夜逆転がドラキュラ…といった怪物くんをオマージュした客が登場している。