概要
日本テレビ系列全27局に加えフジテレビ系列局約2局、テレビ朝日系列局約1局にて放送されている。ただし、テレビ朝日系列局約1局とフジテレビ系列局のうちのひとつでは同じ土曜でも放送時間を差し替えて放送している。
1968年4月から木曜日に放送されていた「花のグランド劇場」が1969年10月に土曜日21時30分-22時30分の時間帯に移転する形で誕生した。1973年10月から21時スタートとなる。
1987年3月に一度は廃止されたものの、1988年4月に復活した。
1998年4月にグランド劇場の名前が廃止され、2017年10月から土曜日22時台に移籍した。
若者向けのドラマが多く、1990年代半ばからは漫画原作の作品が増えている傾向にある。
2024年4月から土曜21時台に再びテレビドラマ枠「土ドラ9」を設定したことから、同枠の名称を「土ドラ10」に変更している。
基本的には連続ドラマ枠であるが、1972年8月から1973年9月までは東芝日曜劇場(TBS系列局ほか)のような単発ドラマ枠となっていた。
なお、名称変更後初回の作品はムロツヨシ・吉岡里帆主演で『たーたん』(西炯子原作)を予定していたが、2023年秋に放送された『セクシー田中さん』を巡るトラブルから作者が自殺したことを受け制作中止となり、オリジナル作品の『街並み照らすヤツら』に変更された。
作品リスト
土曜グランド劇場
1960年代-1970年代
90日の恋:浅丘ルリ子主演。記念すべき一発目。
おふくろの味:森光子主演、橋田壽賀子脚本。2シリーズ作られた。ただしこの作品の第2シリーズを持って一旦は単発ドラマ枠に変更。
2丁目3番地、3丁目4番地:石坂浩二と浅丘ルリ子のW主演。
さよなら・今日は:連続ドラマ枠再開一発目にして日本テレビ開局20周年記念番組のひとつ。
二丁目の未亡人は、やせダンプといわれる凄い子連れママ:浅丘ルリ子主演の、なんともクドいタイトルのドラマ。なろう小説の先駆け!?
姿三四郎:富田常雄作のスポーツ小説を国際放映の手によってドラマ化したもの。勝野洋主演。
熱中時代(刑事編・第2シリーズ):水谷豊の出世作にしてこの枠の人気を固めた作品と言える存在。第1シリーズは金曜21時台の番組だった。なお、第3シリーズは1980年代の作品に当たる。
1980年代
結婚物語:沢口靖子・陣内孝則のW主演。新井素子の小説をドラマ化したものだが、本作を最後に(一旦は)廃枠。
春の砂漠:枠復活一発目。平岩弓枝の小説をドラマ化したもの。
新婚物語:枠復活後に製作された「結婚物語」の続編。無論原作者・主人公のキャスティングは同じ。
1990年代
外科医・有森冴子:この枠が息を吹き返したきっかけ。のちに火曜サスペンス劇場で幾度か放映された。
家なき子:メイン画像。最終話は37.2%を記録。
金田一少年の事件簿:2022年4月から放映された第5シーズンは日曜日22:30~。
ぼくらの勇気 未満都市:アイディア問題で物議を醸した。
三姉妹探偵団:土曜グランド劇場最終作。
土曜ドラマ
1990年代
LOVE&PEACE:土曜ドラマ第1作。
2000年代
明日があるさ:同名の曲がテーマ。浜田雅功以下吉本興業のメンツがズラリ。なお松本人志は1年前の「伝説の教師」で主演を務めていた。
向井荒太の動物日記~愛犬ロシナンテの災難~:電波少年とは関係ない。
ごくせん:第1シーズンは水曜ドラマ。第2シーズンは平均視聴率28.0%を記録、全作品中1位。
2010年代
斉藤さん:第1シーズンは水曜ドラマ。
スーパーサラリーマン左江内氏:ここまで土曜21時台。
ボク、運命の人です。:ここから土曜22時台。
2020年代
新空港占拠:大空港占拠の続編。土曜ドラマ最終作。
土ドラ10
2020年代
街並み照らすヤツら:土ドラ10第1作。
アンサンブル
関連タグ
ジャニーズ事務所:とにかく主演が多い。ピーク時の1995~1999年には20作中15作で主演かそれに近い役どころを得ている。
おっさんずラブ:土曜ドラマで検索をかけるとこの作品のイラストが多数出て来る。ただしこちらの放送枠の正式名称は土曜ナイトドラマ。