概要
『大病院占拠』とは、2023年1月~3月に日本テレビ系列の土曜ドラマ枠で放送されたドラマ。
鬼の面を被った謎の武装集団によって占拠された病院を舞台に休職中の刑事が人質救出するために鬼たちに立ち向かっていくサスペンスドラマ。同枠のドラマ『ボイス』シリーズの制作陣が再集結しているため、演出等が酷似している部分がある。主演は櫻井翔。櫻井が本格的に警察官を演じるのは今回が初めて。
主題歌は、SnowManの「W」。
登場人物
武蔵家
- 武蔵三郎(演:櫻井翔)
神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事。階級は警部補。物語開始1年前のガソリンスタンド立てこもり事件で犯人を死亡させてしまい、自身の「正義」に悩んで精神を病み休職中。その事件をきっかけに妻と一人娘とは別居中。界星堂病院に通院していたところで占拠事件に巻き込まれ、人質と妻を救うために奔走する。口癖は「ウソだろ?!」(主に予想外の事態に遭遇したり災難に遭ったりしたときに使用)。
播磨の取り調べ中に何者かに襲撃され、気絶。その隙に播磨殺人の罪を着せられてしまうが、播磨が遺したSDカードにより備前が真犯人であったことを突き止めた。
最終話にて、ガソリンスタンド立てこもり事件の犯人が青鬼(大和)たちの里親であることが判明、今回の占拠事件は三郎が意図しない形で引き起こされたものであった。
養父を死に追いやられた恨みを燃やす青鬼(大和)に裕子を人質に取られてしまうも、隙を突いて裕子を救出し、ガソリンを撒いて焼身自殺を遂げようとする青鬼(大和)を阻止して説得し、最終的に逮捕することに成功した。
- 武蔵裕子(演:比嘉愛未)
その後、三郎の尽力により無事解放された。
- 武蔵えみり(演:吉田帆乃華)
事件後は三郎との関係も修復しており、「パパは私のヒーロー」と書いた家族の似顔絵を書いて渡していた。
神奈川県警
- 和泉さくら(演:ソニン)
捜査一課特殊班(SIS)の管理官。警視。三郎と警察学校時代の同期であるため、三郎と話す際は基本的にお互いタメ口で会話する。界星堂病院占拠事件では、管理官を務めた。
最終話にて、新型ステルウイルスの感染者である同僚の警察官である夫・義行の無念を晴らし、同じような人が二度と現れないようにするために日本国内での感染症対策を進言した張本人であり、播磨と同様、長門や備前に圧力を掛けられるままに大輝が引き起こしたバイオハザードの隠蔽工作に加担していたこと、そして一年前の立てこもり犯がバイオハザードの死亡者である琴音の里親であることを捜査の始めから知っていて報告しなかったことが判明する。つまり、さくらこそがP2計画の発端であり、真の黒幕の一人であった。
その後、上述の隠蔽工作の件で警察に逮捕され取り調べを受けることとなった。
- 相模俊介(演:白洲迅)
三郎との格闘の末逮捕され、紫鬼の仮面は三郎が病院へ潜入するための変装道具に利用された。
- 丹波一樹(演:平山浩行)
不眠不休で仕事に邁進して疲労困憊していたさくらに代わって管理官の職を引き継いだ。
- 駿河紗季(演:宮本茉由)
横浜北署の爆弾が仕掛けられた取調室を監視される三郎を救うため現地に急行し、監視画像のループ映像を作り出す。
最終話にて、警察内部における鬼達のもう1人の協力者だったことが示唆された状態で物語の幕が下りた。
KSBCの情報分析官。警部補。無駄口や話の脱線が多く、しばしば駿河から厳しいツッコミを受ける。
- 備前武(演:渡部篤郎)
播磨とはホテルオシマでの事件以前から繋がりがあり、播磨が当時の恋人から訴えられた際に事件を強引に打ち切ったことで彼を懐柔し、ホテルオシマでの一件を隠蔽するように命じたのも彼である。
界星堂病院
- 播磨貞治(演:津田寛治)
界星堂病院院長。表向きは家族や仕事仲間を大事にする人格者との評判を得ており、その一方で長門知事をはじめとする政界関係者ともパイプラインを築くなど、病院の経営にも全力を注ぐ。
甲斐正美の死亡した9月30日、SNSに投稿した秘書・石見とのホテル屋上のレストランでの会食写真でアリバイを主張するが、背景のランドマークタワーがゴールデンウィーク限定のライティングだったため、別の日に撮影した写真を使用していたことを三郎に突き止められ、石見が自分に代わって甲斐を殺害したのを隠蔽するのにアリバイを偽装したと認める。その他にも曝されるべき過去の罪が隠されているため解放されないことが青鬼から言及され、第6話でホテルオシマで死亡していた3人の若者の死因を隠蔽したことが明らかになり解放されたが、3人との関係性・動機等は不明のままであり、青鬼は三郎に取り調べを行うように要求した。P2計画という言葉を吐いた事で完全に解放されたが、何者かにより銃撃され死亡。三郎が播磨殺人の罪を着せられることになった。後に、三郎の奔走と彼が遺したSDカードにより備前が真犯人であることが発覚した。
- 若狭昇(演:稲葉友)
三郎による病院のドアロック解除により、自力で脱出した。
- 土佐大輔(演:笠原秀幸)
1年前のハロウィンに「クラブ・タンゴ」でドラッグパーティーを主催し、違法ドラッグの過剰摂取で周防あかりが亡くなると、急性心筋梗塞で亡くなったと嘘の診断書を書き罪を隠蔽していたことを「百鬼夜行ちゃんねる」で暴露された上で病院から解放されるが、このドラッグの件で逮捕された。
なお、ドラッグの件については一部の病院関係者には既に知られており、このことをネタに脅迫され、とある人物の不審死の死因を捏造するように指示を受けていたことを三郎に打ち明けている。
- 佐渡稔(演:阪田マサノブ)
武装集団を出し抜いて、単独で病院から逃げ出そうとしたが失敗し、人質解放時にSATから襲撃されることを予見していた青鬼により、脱走した罰として青鬼の身代わりとして立ち会わされ、右肩を狙撃されてしまう。大量出血により死亡寸前であったが、裕子の手術で一命を取り留め、開放後は別の病院へと搬送された。
- 安芸しおり(演:呉城久美)
神奈川県
- 長門道江(演:筒井真理子)
史上初の女性県知事。常に冷静沈着に振る舞い、『国民の安全を守ること』を最大の使命としている。界星堂病院の視察中に占拠事件に巻き込まれても、鬼たちにも毅然とした態度を示す一方で、大隅を除いた人質の病院職員たちが知らなかった地下4階の存在を何故か知っており、人質たちにその存在が知られた際には、地下4階に逃げ込む案に反対する素振りを見せている。
実は、彼女こそが「P2計画」という名のウイルス研究の推進者であり、研究所職員の加賀大輝が過労によって引き起こしたホテルオシマでのバイオハザードを隠蔽するよう備前を通じて指示した張本人であった。この事実を三郎から告発されても平然と隠蔽工作を認めた上で「P2計画」の正当性を主張し続けたため、鬼たちによってウイルスを投与されてしまう。しかしながら、実際に投与されたのは生理食塩水であり、視聴者を煽動するために青鬼が仕掛けたフェイクに過ぎなかった。
全てを暴かれた後は解放されるも、前述の隠蔽工作の件で取り調べを受け、世間からの風当たりが強くなったことで研究計画は完全に潰えることとなった。
第三者
- 因幡由依(演:明日海りお)
『イナバウアー由衣』というハンドルネームで活動している女性動画配信者。登録者数250万人を誇る自身のチャンネル「イナバウアーチャンネル」にて、視聴者からのタレコミや独自取材を元にした数々のスクープ映像を配信をしている。口癖は「キタ、キタ、キタ、キタ~!」(主にスクープになるような情報や映像を見つけた際や視聴者数が増えた際に使う)。
かつては新聞社に務める記者であったが、とある政治家の不祥事を追っていたところ、そのことを察知した政治家の圧力を受けて職場を追われたことから報道機関の無力さを実感し、インターネットこそが真実を伝えられる唯一の場所として見出すようになった過去を持つ(なお、退職のきっかけとなった政治家については明言されていないが、作中での描写から長門である可能性が示唆されている)。報道機関の無力さを痛感した経緯から「どれほど世に知られるべき重要な真実でも、視聴者の目を引かなければその真実を世に広く知らしめることはできない」という信条を持っているが、時にこの信条が自己目的化して暴走してしまうこともあり、青鬼(大和)からはそのことを「あなたは視聴者稼ぎのことしか考えていない」と皮肉られたこともある。
自身のチャンネルに匿名のタレコミがあったことを受けて界星堂病院を訪ねていたところを鬼たちの占拠事件に巻き込まれるが、鬼たちにバレないよう潜入調査し続ける。第5話で鬼たちに存在がバレてしまうものの、常陸親子が仮面を外す姿を捉えた動画をネタに青鬼(大和)への独占インタビューを持ちかける。しかしながら、因幡へのタレコミは青鬼(大和)による自作自演であり、因幡も最初から鬼たちのターゲットの一人にすぎなかった。
最終話にて、ガソリンスタンド立てこもり事件を生配信し、それが結果的に三郎と大和の両者に精神的ダメージを与えていたことが判明。そのことを大和と裕子に糾弾され、事件後に謝罪動画を公開していたが悪びれる様子は一切なく、そればかりか病院占拠前よりチャンネルの登録者数が増加するなどネット上での支持が大幅に低くなることはなかった。
鬼
界星堂病院を占拠する、鬼の面を被った武装集団。通称「百鬼夜行」。自分たちを獄卒、人質を亡者、病院を地獄に見立てて病院を占拠している。目的は人質がかつて犯した、今なお犯している罪を警察に公開電波で告発させる事。罪を懺悔した人質は地獄(病院)から解放されるが、社会的な立場を失う。
百鬼夜行のリーダーと目されるミステリアスな雰囲気を醸し出す20代男性。冷静沈着かつ頭脳明晰で、同じ目的を持つ仲間たちを大切にする強いリーダーシップを持ち合わせる反面、目的のためなら手段を選ばず反抗する者に容赦しない冷徹な一面を持ち合わせる。三郎に強い敵意を示したり警察官に無慈悲に発砲するなど警察組織を強く憎んでいる一面を覗かせる。その一方で、占拠前日に仲間と共に飲んでいた時は盛り上がる仲間達を見て穏やかに笑ったり、雄吾の死には少なからず哀しみを抱いている様子も見せるなど、冷徹に徹しきれない一面も見せることもある。
本名は大和耕一であり、占拠の1年前まで、赤鬼こと美作、黒鬼ことみさきと共に『IZUMOビジョン』というIT企業を立ち上げ、アプリ開発などの事業で名声を得ていた青年実業家。もう1人の「家族」である琴音の死の真相を暴くため、そして自身の養父(ガソリンスタンド立てこもり事件の犯人)を結果的に殺してしまった三郎への復讐のため、自分の会社を売却して大量の資金を手にして『百鬼夜行』を結成した。美作とみさきは、幼少期に同じ里親のもとで育った家族同然の存在で、強い信頼を寄せており、琴音の婚約者である相模とも親密な関係を築いていた。大切な人を奪われる悲しさを味わわせるべく裕子を人質に取り、妹の後を追ってガソリンで焼身自殺を試みるが、身体を張って阻止した三郎に「これがお前の復讐か?! お前の正義なのか!! ここでお前も死んで妹が喜ぶのかよ!! 俺はもう誰も死なせない。……お前は、生きるんだ!!」と諭されてその場で泣き崩れ、そのまま機動隊に逮捕された。
前日談である「大病院占拠前 the night before」では主人公を務め、界星堂病院占拠の半年前、相模と共に界星堂病院の内部構造を知るための設計図を入手する為に、界星堂病院の設計をした建設事務所に潜入しデータを入手するが、その際に事務所の社員と警備員に見つかってしまい、咄嗟に相模と共に警察官を名乗って難を逃れる。しかし、エレベーター内で何者かによって事務所の関係者達と共に閉じ込められ、『半年前に事務所のエレベーターの中で不審な死を遂げた女性社員を殺した殺人犯』と『その殺人犯を暴き出すために関係者を監禁した黒幕』を暴き出す。しかし、この事件の黒幕の復讐方法と黒幕の『復讐を果たすためには強い仮面を付けなければならない』と言う言葉をきっかけに『復讐の鬼』となる決意をし、相模に界星堂病院の占拠を告げる。
作中では計画の実行中は一人称が『私』で口調も敬語であったが、本来の一人称は『俺』であり、一人称と口調を変えたのは「復讐の鬼となる為に『大和耕一』と言う人である事を捨てるため」であったが、自身の仇である三郎と対峙した際はこれまでの冷静さを失って、本来の一人称である『俺』を用いており口調も一転して非常に荒々しいものに変わっている。
- 赤鬼(演:忍成修吾)
本名は美作孝で、IZUMOビジョンの共同設立者。青鬼、黒鬼とは特に強い信頼関係で結ばれているが、彼らとは幼少期に同じ里親のもとで育った家族同然の存在であり、目的はもう1人の「家族」である山城琴音を見殺しにした長門への復讐。三郎との取っ組み合いの末、確保された。
- 白鬼(演:真飛聖)
本名は日向ゆり子で、黄鬼こと摂津とは元夫婦同士であった。目的は、ホテルオシマ内でのバイオハザードにより亡くなった息子の死を隠蔽した関係者、特に長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 黄鬼(演:柏原収史)
本名は摂津公明で、白鬼ことゆり子とは元夫婦同士であった。元自衛官。目的は、ホテルオシマ内でのバイオハザードにより亡くなった息子の死を隠蔽した関係者、特に長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 黒鬼(演:ベッキー)
本名は伊予みさきで、IZUMOビジョンの共同設立者。青鬼、赤鬼とは特に強い信頼関係で結ばれているが、彼らとは幼少期に同じ里親のもとで育った家族同然の存在であり、目的はもう1人の「家族」である山城琴音を見殺しにした長門への復讐。銃撃戦の末、肩を狙撃されたことで隙が生じ、最終的に警察に逮捕された。
- 灰鬼(演:水橋研二)
内縁の妻を殺したとされる播磨への復讐のために一味に加わるが、亜理紗が良心の呵責に耐えられなくなったことを受けて「これ以上の犠牲者を出したくない」という考えが強まり、院長室のシェルターのことを裕子たちに教え伝え案内する。このことが原因で白鬼たち仲間の怒りを買うこととなるが、茶鬼こと雄吾がSIS隊員に狙撃されて落命してからは親子共々再び鬼として行動する。最終的には親子揃って警察に逮捕された。
- 桃鬼(演:浅川梨奈)
父と同じく母親(義母)を殺したとされる播磨への復讐のために一味に加わるが、青鬼の身代わりに狙撃された佐渡の返り血を浴びたことにパニックに陥ったこと、盗聴器を持ち込んだ警察官を容赦なく狙撃する青鬼の暴走行為に恐怖したことで良心の呵責に耐えかねて、潔と共に裕子たちにシェルターのことを教えたことから、仲間たちの怒りを買ってしまう。
計画実行前より、茶鬼・橙鬼こと加賀兄弟とは非常に仲が悪いものの、SIS隊員に撃たれそうになったところを雄吾が自分を庇って落命したことについては責任を感じており、最後まで計画を実行する為に再び鬼として行動をすることとなる。しかしながら、最後には親子揃って警察部隊に確保された。
- 橙鬼(演:森田甘路)
末っ子の弟・大輝の死に関わっている播磨達への復讐のため、雄吾と共に一味に加わるが、桃鬼こと亜理紗に対しては見下しているような態度を取っており、折り合いが良くない。
雄吾が亜理紗を庇って被弾して死亡した際は兄弟一人ぼっちになったことに傷心し、一味から抜けて自首しようとしたが、生前の雄吾が決起前に遺した言葉を踏まえた青鬼(大和)に諭され、最後まで鬼として仲間のために行動することした。
鬼たちで最初に三郎に確保され、最終的には警察に逮捕された。
他の鬼たちより身長が高いオネエ口調の男性。神経質で周囲の変化を敏感に感じ取れるが、ヒステリックな一面もあり、怒り狂うと口調が荒々しくなる。本名は加賀雄吾で、橙鬼こと流星の実兄。末っ子の弟・大輝の死に深く関わっている播磨達への復讐のため、一味に加わる。流星と同様、桃鬼こと亜理紗には見下した態度を取っており、非常に不仲である。しかし、目的を同じくする仲間であるとして、セキュリティを突破して病院に潜入したSIS隊員から亜理紗を庇い、狙撃された際に生じた傷が致命傷となり、出血多量で裕子たちの治療も虚しく息を引き取った。
- 緑鬼(演:村上淳)
最終的に警察に逮捕された。
- 紫鬼
そして、第8話でその正体が相模であることが発覚した。
大病院占拠前 the night before
Huluオリジナルストーリー。本編開始の半年前、青鬼こと大和耕一と紫鬼こと相模俊介が、界星堂病院の設計図を入手するために、とある設計会社に潜入するも、その場に居合わせた会社の関係者と共にエレベーター内に閉じ込めれ監禁事件に巻き込まれることとなった前日談となっている。前後編に別れ、前編は第9話放送後、後編は第10話放送後に配信される。
余談
- 赤鬼役の忍成氏は、本作放送前に『仮面ライダーギーツ』にて、ゲームマスターであるギロリを演じており、こちらでも面(マスク)を着用していたため、二作連続で面(マスク)を着用したキャラクターを演じることとなった。(しかも、視聴者から「外し方もほぼ一緒」と言われる始末。)
- 青鬼/大和耕一役の菊池風磨と言えば、ドッキリ系バラエティ番組『ドッキリGP』でドッキリを仕掛けられ全裸にされる度に『許せない!!』と叫ぶ事で知られているが、第6話で大和も『絶対に許さない』と言う台詞があり、視聴者からもTwitter上では「ドッキリGPを思い出した」と呟かれ、櫻井からも笑われた上「服着てる」と思われていたらしい。なお、櫻井との対談で狙ってやっていた事を明かしている。
- 櫻井はこの菊池のアドリブへのアンサーとしてか、第9話では大和が自らウイルスを投与したことを見て三郎が憤るシーンにおいて『絶対に許さねぇ……!』、最終話で自殺を試みる大和を三郎が身体を張って制するシーンにおいて『絶対に、離さねぇ!!』というセリフを付け加えている。
- また、まだ正体が明かされる前の第2話で「張り切ってまいりましょ〜!」と言うやけにテンションの高い台詞を言っているが、櫻井からは「ゴリゴリの菊池風磨だった」とバレバレである事を突っ込まれている。
- 対談によれば、櫻井が大病院占拠に出演が決まって直ぐ、偶々菊池と食事に行く機会が出来て、その話で盛り上がっていたその翌日に、櫻井のもとに「菊池風磨さんが青鬼役になります」と言う連絡が届いたらしい。(因みに菊池本人に青鬼役と言う連絡が来たのは更に2週間程経った頃であり、櫻井はその間ずっと黙っていた)。菊池も櫻井と食事の際に「そうなんすか?大変っすね〜!」と他人事で、更に「俺も一つお願いしまーす!」と冗談で言っていたら本当にオファー(しかもメインキャスト役)が来て驚いたと言う。まさにリアル『ウソだろ?!』案件である。
- 白鬼役の真飛氏と因幡役の明日海氏は、宝塚歌劇団花組の先輩後輩でどちらもトップスターという繋がりがある。(ただ、入れ違いにより両者が花組で同時期に活動することはなかったが。)