春とヒコーキ
はるとひこーき
青山学院大学の落語研究会に在籍していたぐんぴぃ(山口大樹)、土岡哲朗の2人により、後輩の土岡が先輩のぐんぴぃを誘う形で2017年に結成。
2019年に「タイタンの学校」2期生となり、卒業後は預かりという形でタイタン所属、2021年から正所属となる。
主に奇人役のぐんぴぃに、土岡がツッコむという形式の漫才が持ち味。土岡が奇人役でぐんぴぃがツッコミをするコントをしていることもある。
ボケ担当のぐんぴぃのほうは2019年にABEMA NEWSの街頭インタビューを受けて「(自身の性体験について)バキバキ童貞です」と発言。このやり取りがSNS上で拡散されネットミーム化、「バキバキ童貞(バキ童)」として知られるようになった。しかし、このフレーズがあまりに印象的であったためか、タイタン側からはなかなか公に推されなかったと語っている。
コンビ名の由来
コンビ名「春とヒコーキ」は土岡の幼馴染の名前「イイジマハルヒコ」に由来する。元々は土岡がぐんぴぃに芸名として「イイジマハルヒコ」を名乗らせようと提案するが「全く知らない人の名前を名乗る意味がわからない」と却下。代わりに略して「ハルヒコ」になる「春とヒコーキ」を提案してコンビ名が決まった。
なお、土岡がぐんぴぃに本人とは無関係の幼馴染の名前を付けようとした理由としては「本名を奪われて無関係の他人の名前を名乗らなければならなくなった人が、自我が揺らいで狂っていく様子を間近で見たかったから」と言及している。
「ハルヒコ」と土岡は特別仲が良かったわけではないとしていたが、芸人になってからは交流が復活し「ハルヒコ」の結婚式にもコンビ揃って招待されている。
1990年3月31日生まれ、福岡県北九州市出身。ボケ担当。
本名および旧芸名は山口 大樹(やまぐち ひろき)で、2018年8月に現在の芸名に改名した。「ピングー」を業界用語風に逆から読んだもので、一時期「ピングー」が口癖のようになっていたことがあったことに由来する。改名のきっかけは、当時辛いことが続いていたため「これはおれの人生じゃない。“ぐんぴぃ”が勝手にやってること」と認識を捻じ曲げることで気持ちを改めようと考えたとのこと。
明治学園中学・高等学校卒業後、北九州予備校での浪人生活を経て、青山学院大学経済学部に進学、卒業。
元々成人向け漫画を好んでいたこともあり、大学卒業後はブックオフコーポレーションに就職。正社員として働いていており、芸人になる直前まで店長を務めていた。
本人もかなり個性的だが、それを上回るほど強烈な家族の元で育ち、数々の衝撃的なエピソードを持っている。また、地元が少々治安の悪い地域であるためか、そちらの方のエピソードも充実している。
ソロで俳優活動も行っており、『占拠シリーズ』および『潜入兄妹』にて志摩蓮司役で、ネット文化に馴染みの薄い層にも知名度を伸ばした。
2025年1月公開予定の映画『怪獣ヤロウ!』にて初主演を務める。
2024年現在も童貞である。『闇金ウシジマくん』の影響から、性風俗店の利用には抵抗があると語っている。
1992年2月21日生まれ、栃木県宇都宮市出身。ツッコミ担当。
幼稚園から高校まで作新学院の系列校に通っていた。青山学院大学文学部日本文学科卒業。
就職活動に失敗したため(就活浪人として)留年しようと思ったが、それまでまじめに講義に出席していたのが裏目に出てうっかり卒業してしまい、大学卒業後は実家からの仕送りでニートを3年ほど続けていた(ぐんぴぃ曰く「実家が太い」とのこと)。
学生時代は関東落研連合の9代目総長を務め、学生落語全国大会「第4回てんしき杯学生落語トーナメント」で準優勝した経験を持つ。
ぐんぴぃからはたまにあだ名として「ケンチャン」「ケン坊」と呼ばれている(詳しい由来は不明)。
コンビ名のエピソードからわかる通り独特の感性の持ち主で、人を人とも思わないような言動をよくする。実際にバキ童チャンネルでサイコパステストに挑戦した際には、ドンピシャどころかある意味それを上回る解答を連発していた。
映画好きで、これまでのべ1000本以上を鑑賞している。『スター・ウォーズ』シリーズのファン。
松屋で毎年夏限定メニューとして発売されている「うまトマハンバーグ」が大好物で、下記のYoutubeでは土岡がうまトマを買いに行くだけの動画が毎年投稿される。普段はどちらかといえば感情の起伏が激しくない方だが、うまトマ絡みになると途端に饒舌になり、キビキビと動き回るようになるため、視聴者から「うまトマで感情を取り戻す土岡」とネタにされることも。
なお童貞は卒業済み、彼女持ち。
「ぐんぴぃ=バキバキ童貞」の知名度を売りに、本来持っている公式YouTubeチャンネルとは別に「バキ童チャンネル」を2020年11月10日に開設。
「バキ童チャンネル」では、ネット掲示板のネタや成人向けジャンルに精通しているぐんぴぃが、「(自分以外の)性事情」「エロゲ」「ネットミーム」「pixivに投稿されているファンアート」など中心に語る動画を週5日の頻度で投稿している。
また、ぐんぴぃ本人がミーム、ネタ、ネットのおもちゃとなっていることを活かし、自己防衛おじさんやどや中ニキといった有名なネタの当事者との対談も数多く行っている。
2023年11月14日にゲーム実況専用サブCh『ぐんぴぃのサブ坊【ゲーム】』を開設した。
2024年12月25日~2025年1月31日の期間でDMMのオンラインクレーンゲームにて、バキ繋がりから範馬刃牙とコラボした。⇒DMMオンクレ公式サイト内コラボ紹介ページ
出演者
スタッフ、友達、芸人仲間いずれも高学歴がやたら多い。
元凶
- ピーター博士
本名はUeda Peter。スウェーデン出身の医師。カロリンスカ研究所准教授兼東京大学大学院医学系研究科客員研究員。スウェーデン人の父と日本人の母を持つハーフで、日本語も堪能である。
医師(専門は循環器内科)・医療学者という本業の傍ら、日本の異性間性交渉の実態、とくに「童貞」について個人的に研究しており、「バキ童」が生まれるきっかけになったAbema Newsの番組で有識者として出演した際にぐんぴぃを発見する。
その後は日本の童貞について研究するためにぐんぴぃと接触。「キモシェアハウス」での生活を経て、いつの間にか研究対象以上の友情が芽生え、現在は自身の生後間もない子供(セサルくん)とぐんぴぃを交流させるほど仲良くなっている。
当初は童貞というセンシティブな問題とそれに関するインタビューの原因となる研究・調査をしていた事から極度に炎上を危惧していたが、現在では動画内で痛烈な言葉を発したり、嘘の情報を流布しそれに釣られたぐんぴぃ達をあざ笑うという行動をしており(当然ぐんぴぃは怒った)元々の気質であったと思われる腹黒で二枚舌な性格を隠さなくなっている。
ぐんぴぃからは「バキ童パパ(ぐんぴぃそのものの父ではなく、『バキ童』を生み出した存在という意味)」と称される。
- 楪望
フリーアナウンサー。Abemaニュースなどでリポーターを担当しており、ぐんぴぃにインタビューを行った張本人。横浜国立大学卒。
童貞については特に興味がなく、ぐんぴぃとの対談時に行った歯に衣着せぬ物言いから、コメント欄で「デリカシーがない」とネタにされている。
バキ童のおもちゃ化は自分のせいではない、ピーターのせいだと主張しているが、ピーターはピーターで「あの取材はやりすぎだ」と責任を楪アナに押し付けている。
恋愛にはグイグイ行くタイプで、一時は8つのマッチングアプリに登録して恋活・婚活をしていた。2024年にアプリで知り合った男性と結婚。
ぐんぴぃからはピーター博士と同じ由来で「バキ童ママ」と称されている。
スタッフ
ぐんぴぃが「俺の童貞で食わせている」と言って憚らないメンバー。なお、当人らは「ぐんぴぃには童貞を卒業してほしい」とのこと。
- 山田ボールペン
放送作家。関西出身で、学生時代はアメフト部に所属していた。落ち着いた風貌と話しぶりだが、実は春とヒコーキの2人よりも年下である。視聴者からの通称は「ボニキ(ボールペン兄貴)」。
2ちゃんねるネタなどのオタクコンテンツ企画を持ち込む。「アニマルSEXクイズ」はキモいけど雑学クイズとして面白いと評判。
リップグリップとは学生時代からの付き合いである。
- FAN
企画運営・編集。東京大学卒。在学中は落語研究会の部長を務めていた。元公務員で、現在はフリーランスで動画編集、構成などの仕事をしながら「8月22日の彼女」というコンビでお笑いをやっている。
基本的におとなしいが重度のショタコン(二次元限定)で、その手の話題になるとテンションが異常に高まる。『ポケットモンスターSPECIAL』でイエローに一目惚れしてからショタ狂いになったという。
「性癖食わず嫌い王」の発案者。
- 馬肉かなめ
國學院大學卒。緊縛が趣味の奇人。ある行為の「道場」に通っている。
アイディアマンで「企画案」という名の動画タイトル大喜利をチャンネルに持ち込むことが多い。
- 金子
映像作家。音楽活動も行っている。一橋大学卒。ガクヅケ・木田の紹介で参加。
ドレッドヘアーにタトゥーが入っているなど一見すると怖いが心は清いらしく、ぐんぴぃは毎回「一番やさしいドレッドヘアーの人」と紹介している。
温厚な性格から実質的なスタッフのまとめ役であり、バキ童チャンネルの全てを支えていると称される。
- ふねいちゃん
元スタッフ。女性経験人数は20人を超える。
ネットミーム知識に疎く、ぐんぴぃに教わったりした。
- 亀脅し
スタッフの紅一点。バキ童チャンネルでは顔出しをNGとしているため、出演する時は顔は隠される。
本人がいない間に考えられた覆面マスクとして他スタッフから人気の高かった「耳毛ネコ」案をキモいという理由で却下した。
エチョナ
エチョナとはぐんぴぃの造語で「エッチな女」のこと。ぐんぴぃが「エッチ」だと言っているだけでエロを生業としている人は1人もおらず、どちらかというとぐんぴぃの女友達という意味合いで使われている。
- hocoten
俳優。本名および別名義は「久田紫萌子」。劇団地蔵中毒に所属しており、ぐんぴぃが同劇団に客演として参加・共演したことから交流がある。多摩美術大学中退。
童貞の憧れ&非モテ男の敵として、ぐんぴぃをなじったり誘惑したりしてくるセクシーな人。
若い頃は(精神的に荒れていたこともあって)かなり尖っていたらしい。母が台湾とフランスのハーフ、父が日本人(九州出身)。
- めっちゃむつみ
プロダクション人力舎所属のお笑いコンビ「めっちゃ最高ズ」のメンバー。
ぐんぴぃを期待させてから突き放すギャル役として出演。「人力舎で一番かわいい」と自称している。
- 千代園るる
フリーのお笑いコンビ「8月22日の彼女」のメンバーでFANの相方。ニコニコ動画、ボーカロイドが好きなオタク。FANを崇拝しており、FANに頼まれれば目隠しと手錠をかけられながら舞台に立つ。2024年6月より心身の不調から休養に入っており、コンビも無期限活動休止となっていたが、2024年12月11日より復帰。同時にコンビ活動も再開した。
- 山崎おしるこ
吉本興業所属。お笑いコンビ「ムームー大陸(2024年11月解散)」の元メンバー。以前は「ねこ屋敷」というコンビで活動していた。
タケシ(アニポケ)の過激派オタクを自称する腐女子で、かつてフォレストページで小説を発表していたり、メル画を作ったりしていた。ちなみにぐんぴぃとは同郷(北九州市出身)。
TikToker、ツイッタラー。本業は会社員。地雷系な外見とは裏腹に、酒焼け声に体育会系の後輩キャラそのものの話し方が特徴。自身の配信する動画ではストロングゼロをがぶ飲みしながら床で調理するなど、やっていることはほぼアル中カラカラである。
キモシェアハウスの面々
ぐんぴぃが過去に住んでいた芸人同士のシェアハウスで、芸風や顔面が強烈な面々が揃っているため「キモシェアハウス(略してキモシェ)」と呼ばれるようになった。一時期ピーター博士が居候していた。バラエティ番組『イワクラせいや警備保障』や『激レアさんを連れてきた』などで取り上げられている。2021年12月をもってぐんぴぃ・レンタルブサイク・ならたが出ていく形で「解散」した。
- レンタルぶさいく
名前通り「レンタル」できるブサイクとして活動しているが、コロナ禍で収入が激減してしまい精神的に病んでいた。以前は「フェー」というお笑いコンビを組み、マセキ芸能社に所属していた。本名は篠原塁。
不衛生な見た目と波乱万丈な生活からダメ人間感が漂うが、実は早稲田大学卒のインテリであり、英語も堪能。
前述の『激レアさんを連れてきた』は彼がメインで紹介されており、ぐんぴぃと以下のメンバーはVTR出演だった。
- 木田
マセキ芸能社所属のお笑いコンビ「ガクヅケ」のメンバー。かなりズボラな性格で、その生き方は土岡の憧れ。日本語ラップに詳しい。
- 古川
マセキ芸能社所属のお笑いコンビ「サスペンダーズ」のメンバー。早稲田大学卒。同学寄席演劇研究会の出身。
不潔で、部屋には人体から抽出されたエキス入りのペットボトルが転がっており、ぐんぴぃの私物のぬいぐるみを勝手に枕に使ったり、ならたの不在時にベッドを占領したり(布団泥棒)して汚損させている。
- ならた
マセキ芸能社所属のお笑いコンビ「プロポーズ(以前のコンビ名は『舎弟』)」のメンバー。動画への出演はあまりないが、具油ぴぃの発言から察するにキモシェメンバーの中では一番気の利く人物らしい。
友達
- 町田
春とヒコーキと同じく青学落研出身で、ぐんぴぃの後輩・土岡の同期。
もともと落語家志望で、一度弟子入りの許可も出たが怖気づいてしまい辞退して就職。その後芸人になりたい気持ちが再燃し、現在は吉本興業に所属してピン芸人「町ルダさん」の名前で活動している。
春とヒコーキ共通の親友で、土岡は当初町田を加えたトリオでお笑いをしようと考えていたらしい。土岡とシェアハウスで同居していた(現在は解消)流れで動画にも出演するようになる。
- 三千院ナギ男
ぐんぴぃが以前働いていたバイト先でできた友達。お笑いとは無関係である。初登場時点では大学生。鉄道好きが高じて旅好き、写真好きであり、スーパーカブで日本一周旅行をするなどアクティブな趣味を持つ。SUSURU_TVへの憧れから料理にハマり、二郎系ラーメンなど料理系の回でよく出演している。
「三千院ナギ男」の命名はぐんぴぃであり、本人は世代的に名前の元ネタをよく知らない。
芸人仲間
- 岩永
マセキ芸能社所属のお笑いコンビ「リップグリップ」のメンバー。エロゲを中心にあらゆるスケベコンテンツに関心が高いことから「スケベ大学学長」を名乗っており、ぐんぴぃはその学生。バキ童チャンネルを介してエロゲの普及活動に勤しむ。ちなみに芸人の間でも話題になるほどの巨根である。
出身はスケベ大学ではなく京都大学。
- 大久保八億
マセキ芸能社所属のピン芸人。Twitterアカウント「良いサムネとタイトル」の元運営者。
ネットミームに詳しい男として、ネットミーム企画に出演。
横浜翠嵐高校出身。高校時代から数々のクイズ大会に出場しており、大学には通わなかったが、早稲田のインカレクイズサークルにも参加していた。
バキ童チャンネルはフリー素材、いわゆるネットのおもちゃになってしまった方の自薦を歓迎します…!
(※ぐんぴぃのツイートより)