概要
「巨根」とはペニス、すなわちチ○コが、他人より大きい人、あるいはそれを指していう。逆に小さい場合には粗チン・ポークビッツなどと表現される。
定義
計測している訳ではないため、ヒトのペニスの大きさは正確に把握し切れている訳ではない。多くの場合、希望者から集めたデータ、コンドームなどの販売実績などから推定される。
まず長さは下限が5~6cmとされ、平均で10cm~13cm程度。病気などではない健康な状態で、もっとも大きいというケースで34cmと言われている。
しかしペニスは均一な太さ、形状ではなく、中央部分が太いツチノコ型、先端に向かって細くなるタイプなどがあり、様々である。そう考えると長さだけでなく太さも重要であり、太さは直径で3cm程度から約7cmまでコンドームは販売されている。
さらに亀頭部分の形なども考慮すると俗にいうカリ首、亀頭冠の高さも求められる。
あらゆる点を勘案するとこれらの条件を満たす巨根は、珍しいものであることが分かる。
巨根は他人よりずば抜けて大きい、という相対的な概念である。昨今、食べ物の栄養状態が変化し、身長や体重と同じく体型も変化しているため、将来的には今よりも大きくなる可能性もある。
平均より大きいとすれば12cm以上なら人類の平均を超えているため「大きい」と申告しても良い。しかし俗説として黒人のペニスが大きく、黄色人種は小さいなどとされる。この中で日本人であれば、だいたい長さ15cm以上が望まれるが、やはり巨根の定義としては夢の20cm越えが捨て難い。
なぜ?
他の霊長類、動物と比べてヒトのペニスは身体との比率から大きいと言われる。
これには意味があり、ペニスが大きければ、自分より前に交尾したオスの精液を掻き出すことが出来るという意見がある。またペニスが刺激を与えることで排卵などを促すという種類の動物もいる。さらに大きなペニスは膣内を損傷させる。膣が損傷したメスは、しばらくは交尾できないので自分の精子が受精する可能性が高まる。動物によってはペニスに骨が入っており、より膣を傷つけ易い形状になっている。
このように有性生殖を行う動物たちにとってペニスの形状は、子孫の生き残りに結びつくと考えられている。このため男性が大きなペニスに憧れるのは、潜在意識に何かしらの動機付けがあるのかも知れない。
男のシンボル
古くは日本の道祖神、ローマの神プリアーポス、インドのシヴァ神のように男性器崇拝は、世界各地に見られる。多くは大きな男性器を信仰の対象としている。衣類でも中世ヨーロッパのコッドピース、アマゾンのコテカ族のペニスケースなど、男性器を強調するものもある。
これらは男性器が生命の源、エネルギッシュな印象を与えるところから起こったのだろう。
女性でも大きな胸に女性らしさを感じるのは、それが服の上からでも他人に見えるからである。また女性服もある程度の胸の大きさを想定している訳なので胸があった方が見栄えが良い。それに対して男性器は衣類の上からでは確認できず、また形状が周囲からも確認できるような状態は、触法行為と見做される。
にもかかわらず男性器は精神的に男性のシンボルとされる場合が多く、そのため標準より大きいことが男性にとって、しばしばステータスの一種にみられる場合がある。
また大きい方がセックスの際に女性が大きな快感を得られるという信仰さえある。まさに男性のロマンである。
ただし、これは妄想であり、女性にとっては当然ながら自分にあったサイズが求められる傾向にある。そのほうが人体への負担が少ないからである。また膣の長さから言って巨根は入り切らない。さらに膣内は出産を考慮し、皮膚など他の身体の部位に比べて感覚が鈍く、神経が少ないためペニスが刺激を与えても女性は快感を得られる訳ではない。女性がセックスで快感を得るのは、ほぼクリトリスによるものである。
巨根が長さを活かせる場面があるとすれば、直腸から子宮や前立腺を刺激するアナルセックスである。
また巨乳がそうであるように、大きな男性器は平時でも運動の妨げになりやすいほか、公共エチケットを気にして服装に制限が出たり、急所が平均より大きくなるといった弊害も多い。過ぎたるは及ばざるが如しである。
もっというとデカブツを前にそれが入ってくるというのは基本的には恐怖を抱くのが普通である。例えば内視鏡検査であるが、今でこそ技術の進歩で内視鏡のサイズが小型化されたものの、小型化以前の胃カメラや直腸・大腸の内視鏡検査はもっと恐ろしい印象があったはずである。
フィクションでは男性向けで定番の設定の一つであるが、女性向けでもちらほら見られる。
「巨根」だったといわれている歴史上の人物
- ロウアイ(嫪毐)
- 道鏡-正座の際に脚が三本あるかのような状態になるという逸話が存在。ただしこちらは、後世の人々が上述のロウアイ伝説から発想を得た創作ではないかという説がある。
- 芥川龍之介
- グリゴリー・ラスプーチン
- 王貞治-野球選手界隈では真っ先に名前が上がる人物。そのあまりの大きさから三本足打法と揶揄されている。
- 篠塚和典
- 三島由紀夫-子供の頃は病弱で、いじめっ子にズボンを脱いで見せたという逸話がある。後にマッチョになった。
- ディック・ミネ-芸名も巨根に由来する歌手。あまりにも大きすぎてサイズが合うコンドームが見つからず生涯で一度たりとも着用しなかった、風呂に入る時は左右の足がチャポンと入って真ん中の足がドボンと入るなどの逸話を持つ。
- 羽賀研二 タレント時代に度々本人もネタにしていた。
公式で巨根設定のキャラクター
明確な設定があるのはR-18作品が多い。
- 明日葉六美(明日葉さんちのムコ暮らし)
- 明美圭一(ヤリチン☆ビッチ部)
- 上田次郎(TRICꞰシリーズ)
- 牛山辰馬、菊田杢太郎他多数(ゴールデンカムイ)
- 大十字九郎(デモンベインシリーズ)
- カイウス・ラオ・ビステイル、水樹晃一(巨人族の花嫁)
- 風巻祭里(あやかしトライアングル)
- 粕壁隼(女神のカフェテラス)
- クリムヴェール(異種族レビュアーズ)
- 小山大器(でぶせん)
- 桜井真一(宇崎ちゃんは遊びたい!)
- 指揮官(勝利の女神:NIKKE) (勝利の女神:NIKKE)
- 須藤圭介(XL上司。)
- セービル(魔法使い黎明期)
- 千堂武士、幕之内一歩(はじめの一歩)
- 竹田(行け!稲中卓球部)
- 東城刃更(新妹魔王の契約者)
- 塔原直哉(ロッテのおもちゃ!)
- 友崎文也(弱キャラ友崎くん)
- 直江大和、九鬼英雄(真剣で私に恋しなさい!)
- 燃堂力(斉木楠雄のΨ難)
- 槇島玲二(彼女を寝取ったヤリチン男を雌堕ちさせるまで)
- 緑川正樹(たとえば母が)
- 三村カナエ(チキン)
- 山崎退(銀魂)
- WALTT(UTAU)
- サンクタス戦記の男性陣の大半(ただし、キディ、ハクetcといった例外も存在する。)
さらに上のサイズタグについて
女性の乳房のサイズを表すタグは(超乳記事によると)「巨乳 < 爆乳 < 超乳」となっている。
それに倣い男性では「巨根 < 爆根 < 超根」となると思いきや……
爆根、超根のタグは検索して見れば分かるように、どういう訳なのかほぼ「ふたなり」専用タグと化している。
そのため、男性限定で探す場合は、ほぼ男性専用タグとなってる「超巨根」で調べるか、またはマイナス検索をするしかない。
「馬並み」とも表現される。
「超爆根」という表現も存在するが、用例は少ない。