桜井真一
さくらいしんいち
180cmと中々の高身長で、宇崎と並ぶと頭2つ分くらい高い。それに加えて目つきの悪い三白眼のため、彼をよく知らない人からは怖い人と思われてしまう(ただし良く見ると結構整った顔立ちであるためバイト先の常連であるマダムには隠れファンもおり、大学内でも気になってる女子は少なからずいるらしく、榊曰く条件付きイケメンとのこと)。運動部に所属していたためか、やや細身ながら筋肉質な体つきをしている。
ちなみに初期と比べると少し髪型のデザインが変わっている。
宇崎とは高校からの付き合いであり、宇崎が友達の同伴で彼の所属している水泳部に体験入部したのが出会いのきっかけ。初対面こそ彼女に怖がられていたが、誤解が解けてからは何かと彼女に絡まれるようになり、『ボッチ』やら『根暗』やら好き勝手呼ばれている。
実際は友達もいるし根暗でもないのだが、彼自身インドア派で休日も家にいることが多い。加えて友人以外からは見た目で敬遠されることもあり、積極的に知らない相手と交流を持とうという意欲は薄く、そこまで活発というわけでもない。しかし身体を動かすことは大好きで、元水泳部であるため海水浴に行ったときは一人だけガチで遠泳するなど、スイッチが入るとのめりこむ傾向にある。
ちなみに(見た目に似合わず)猫が好き。しかし宇崎とのやり取りのせいで猫カフェを出禁になった。
宇崎のことは鬱陶しがってはいるものの、一人の先輩として彼女のことをそれなりに気にかけているようで、バイトの作法や飲酒時の注意事項など、社会人の先達としてアドバイスしている。
一方で家事は苦手なようで、宇崎から鍋を進呈されたことも。家に遊びに来るようになってからは彼女に家事の世話をされる機会もあり、結構持ちつ持たれつな関係(代償?として、宇崎の私物を部屋に持ち込まれることが増えたが)。
休日に家でゲームをしたり、二人で夏祭りに行ったりと、親密な先輩後輩といった距離感である。
先述の通り、一部の異性からも隠れた人気を得ている彼だが、ことあるごとに宇崎が付きまとっていることもあり、浮いた話は全く出て来ていない。
親しい人物からはしょっちゅう宇崎との関係を弄られているものの、彼自身はそのことについて毎回否定しており、彼女のことを異性として見ることには色々と抵抗がある模様。一方で無自覚に告白まがいの言動を取ってしまうことがあり、その度に宇崎をやきもきさせている。
しかし、自身やプライベートを優先させられるときは徹底的に自分を優先してしまう性格は本人にとっては不本意だが父親譲りであり、積極的に身の回りの変化をもたらすタイプではない。
現在は部活やサークルなどには入っていないが高校の頃は水泳部に所属(宇崎とはこの頃に出会う)しており、水泳部は既に引退はして久しいが未だに現役水泳部の高校生に勝る実力を持っておる、また道場が実家であることもあって柔道も嗜んでおり、遊びに行ったボルダリングやロープクライミングも苦もなく楽しむ余裕があるなどその体型に見合う高い身体能力を持っている。
しかし柔道の腕前については相手との駆け引きをうまくできず、勝負に焦って手を出そうとしては負けるという悪癖持ちの力任せ柔道であり、本人も才能が無いと思っている。
また高い身体能力を持ってはいるもののその身体以外の物を用いたスポーツ、例えばボールなどの道具を使う球技全般は不得意であり、中学で所属していた野球部は1年で辞めたらしい(バッティングセンターでも空振りやボテボテのゴロが多かった)。
SUGOIDEKAIモノの持ち主であり、流石に全年齢対象の健全な作品故に明確には描かれていないが、うっかり見てしまった男性(宇崎花の父と弟)の台詞として彼のそれが凄まじいと語られる描写が幾度もある。イメージとして例えられるのは「龍」。彼と花との関係を知っているふたりは、彼との仲を深めればいずれあれに挑むことになるだろう花に対して敬意を抱くほどの凄まじいものらしい。
父親曰くスケベの血をひいているらしく、彼の精神世界には黒い影のような自分の姿をした性欲が鎖で雁字搦みになっていた。第106話で宇崎花ととうとう結ばれた際には夜間→次の日の夕方まで彼女の静止を聞かずノンストップだった。
46歳の父親・志郎と49歳の母親・春子、最近になって生まれた21歳下の妹・のどかがいる。
真一は妹の存在を一切知らされておらず、帰省を切っ掛けに初めてその事実を知り、大変ショックを受けていた。
実は真一の一人暮らしは志郎の強引な手引きによるものだったが、当の志郎の本当の狙いが「息子のいない隙に夫婦水入らずを満喫する」ことだったと聞かされた時は、呆れて物も言えなかった。
父親とはしばしば憎まれ口を叩き合うものの、母親も含めて家族との仲は良好なようである。
実家には道場があり両親共に柔道を嗜んでいる。(実力は春子>志郎>真一)
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