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「風に散って出直しな...」


CV:

峯田大夢(男) / 京花優希(女) / 樺澤綾(幼少期)〈ジャンプ公式ボイスコミック〉

千葉翔也(男) / 富田美憂(女)〈TVアニメ〉


概要編集

幼少の頃から人には感じる事が無い、(あやかし)を感じ、人の世に害をなす妖を退治する「祓忍(はらいにん)」の家業を祖父である風巻清弦から引き継いだ忍者の少年。

母親は関東祓忍衆御頭の風巻纏(父親については不明)。

第1話ラストにて高校生に進学した。

妖を引き寄せる程の力を持ち、成長すれば彼女の身に危険が及ぶ「妖巫女(あやかしみこ)」の花奏すずを守るために、祓忍として彼女を妖から守る日々を送っていた。


そんなある日、すずを狙う妖の王であるシロガネが現れ、激闘の末に祭里は祖父が対シロガネ用として長年温め続けてきた封印術「封神結界(ほうしんけっかい)」で封印しようとするも、シロガネが妖力の大部分を奪われながらもラブコメ展開を阻止しようと悪あがきで発動した呪術「性醒流転(せいせいるてん)」を浴びて、容姿が異なる女性の身体に変わり果ててしまう。

以降、本物の女性として振る舞いながらすずの護衛を行うこととなるが、男としての気質や所作が抜けきれず、日常生活で不便を強いられている。


男性時は赤みがかった短い黒髪だが、性転換後は長い銀髪をひとつにまとめあげた髪型となり、すずも嫉妬するほどの抜群のプロポーションの持ち主となる。腹部にはその呪術の証である「性転紋(せいてんもん)」が淫紋のように印されているが、妖の術によるもののため、普通の人には見えない。

下着は性転換の前後を問わずふんどし型祓忍パンツを着用しており、女性に変身してからはスポブラを着用している(しかし第44話以降、母の命令で修行の一環としてふんどし型祓忍パンツから女性用下着を着用するようになる)。

但し、シロガネが体調を崩した際はその妖気の乱れによる影響で(一時的だが)下半身の一部だけ男に戻ったことがある。ちなみに、その時のホッキョククジラに例えられる影の大きさ及び単行本3巻おまけでの祭里の下半身を見たすずの反応からすると……。

また、女体化の事実を知らないすずの両親とその弟からは「男と思いきや、実は女だった」と認識されている(特にすずの弟からは「姉(すず)とはただならぬ関係と誤解されている)。

ジャンプに赤毛少年忍者が現れた!祭里ちゃん


人物像編集

一人称は性転換の前後を問わず「俺」。

この手の主人公らしく、何事にも真っ直ぐで硬派な熱血漢。

思い込みが激しく、相手が幼馴染のすずとは言え無遠慮な発言も多いが、妙なところで律義になるところもある。


幼少期は妖を恐れる気弱な性格だったが、平然と妖と仲良くする幼馴染のすずに憧れ、彼女との出会いを通じて妖に馴れていき、周囲から孤立していたすずも祭里との出会いを通じて次第に明るくなった。

しかし当主である祖父からすずの妖巫女としての宿命を聞かされると、すずを守るために祓忍稼業を継ぐことを決意するが、「すずを守る」という思いが先行し過ぎたあまり、幼少期は心を許していた小さな妖達も祓忍を継いでからは露骨にすずから遠ざけようとして追い払おうとするようになった為、彼女との間に溝が出来ていた時期もある。

但し、思いそのものは本物であり、自分が男に戻れなくなることを承知の上で封印状態のシロガネを討とうとしたこともある。

性転換を境に、すずの中学時代からの友人の鳥羽弥生月丘ルーシーには「女友達」として紹介するようすずに頼むなど、溝は少しずつ埋まってきている模様。

ちなみに「忍者である」ということは、弥生やルーシーといった周囲から「そういうキャラ」として認識されている。

また、学業成績は自分やすずを含む4人の中でも、弥生に続いて良い方にある。

結婚前の男女がキスすることを良しとしない等、出自もあってか考え方はやや古風。

一方で、毎朝食事の支度もしている等と家庭的な一面もある。


戦闘力編集

若輩ながら戦闘能力は高く、自分よりも数倍大きい妖も仕留められる程であり、シロガネもその姿に少なからず警戒心を抱くほどである。


使用アイテム・技編集

風車(かざぐるま)

祭里が愛用する風車型の祓忍具(はらいにんぐ)。祭里が女体化して以降は髪留めとして使用されている。口に咥えることで術発動に必要な集中力を高める他、妖の妖力を探知するアンテナとしても機能する。


風魔手裏剣(ふうましゅりけん)

祓忍具職人の香炉木恋緒が製作した卍型手裏剣。通常の手裏剣としても使われる他、風の術を込めることで切断力を増加させる。


風苦無(かぜくない)

風をまとった刀から振り放たれる真空の刃を放つ。


旋散華(せんざんか)

突風を発生させ、敵を切り刻む。


豪風陣(ごうふうじん)

暴風を発生させ、敵を吹き飛ばす。


鎌威太刀(かまいたち)

風の力を込めた手刀で敵を斬り裂く。


封神結界(ほうしんけっかい)

強大な力を秘めた妖の王であるシロガネを封印すべく、先代当主の清弦が30年かけて生み出した秘術。

清弦の力が込められた巻物「封神の巻」を対象を囲うように広げ、その身体と力を閉じ込める。


不浄吸扇(ふじょうきゅうせん)

妖に取りつかれた者を眠らせてその口に風車をくわえさせ、妖を浄化する。


余談編集

モデルは原案となった読みきり作品『れお×レオ』の主人公「火ノ守レオ」。

容姿も性格もほぼそのままだが、こちらは格闘家の息子設定であり、性転換した経緯も「父親が新たに発見した秘孔を押された結果」と若干の差異がある他にも、物語開始時点で既に女子高生になっている。


関連イラスト編集

祭里ちゃんかわええ〜センシティブな作品


関連タグ編集

あやかしトライアングル

花奏すず シロガネ 二ノ曲宗牙 香炉木恋緒

主人公 忍者/くノ一 霊能力者 風属性 性転換 女体化 ふんどし娘 おちんちん相対性理論


対魔忍:ある意味こう言える(特に性転換後)。


関連キャラ編集

  • 結城リト:『ToLOVEる』シリーズの主人公で、彼もまた女体化しているが、「女の子に免疫がない」、「恋愛には奥手」といった点は二ノ曲と共通している。ちなみに本作で祭里やルーシーが愛読している(更にはアプリゲームにもなっている)「スイッチON陽師!」の作者がリトの父・結城才培である。
  • 早乙女乱馬/早乙女らんま:同じくひょんな事から女性の身体に変身した主人公(ただし、こちらは一種の変身体質)。
  • 鈴白瑞樹:同じくひょんな事から女性の身体に変身した主人公。ただしこちらは、女体化以前から美少女そのものの容姿の持ち主である美少年で、女体化しても特に違和感はないが、祭里と同様、自身を女体化させた元凶が体調不良を起こした影響で一時的に男に戻ったことがある。
  • うずまきナルト:ジャンプ作品の忍者主人公の大先輩。また、性質変化がであり、祭里の使う術と似たような技も使える。あと、自分の意志で女体化もできシロガネと声が同じ神獣を体内に宿している。
  • うずまきボルト:先述のナルトの息子であり、続編の『BORUTO』の主人公。彼も父親譲りなのか風の忍術を得意とし、祭里が使った術の元ネタかもしれない『風遁・烈風掌』やそれを影分身の術と組み合わせて自分自身を打ち出させる『ボルトストリーム』など、多彩な共通点がある。
  • ベルトラン…公式で性転換した女体化後の中の人繋がり
  • ウルフ・ベート…こちらは公式で性転換した女体化前の中の人繋がり

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