演:平山浩行
概要
昭和49年5月11日生まれO型(新空港占拠3話より)
神奈川県警警備部警備第二課SAT担当管理官
階級は警視
職員番号2301872
大病院占拠
警備部SAT(特殊部隊)の管理官。警視。県警本部長の要請により、界星堂病院人質立て籠もり事件に後方支援として参加。現場指揮本部内の幕僚の一人。階級は和泉と同じだが、自分よりも年下で経験が薄いさくらに、色々と意見を進言してくる。人命優先派のさくらとは違い、多少の犠牲が出ても武力で制圧すべきだと考えている。
不眠不休で仕事に邁進して疲労困憊していた彼女に代わって管理官の職を引き継いだ。
新空港占拠
空港を占拠した武装集団「獣」の一員である猿が丹波直樹という人物であることが判明し彼が北見に対し「俺のこと覚えてるか?覚えてないなら思い出させてやるよ。なぁ…親父」と言い出した。
武蔵や和泉も「親父…?」「待って…丹波ってまさか!」と戸惑いを隠せずにいた。いやまさかあの人がそんなはずはないと信じたかったはずだが、その予感は的中してしまう。
「武蔵、1年ぶりだな」
なんと獣の一人である虎として登場。この際対策本部は大きくどよめいた。
半年前に息子の直樹と共に警察を退職し、今回の事件に彼および義妹狭山澪と共に「獣」側として加担した。
退職と同時期に妻・愛を自殺で亡くしていたとされるが、もとより芯の強い妻が自殺したとは考えられず、北見の事件を取材していたことから北見が犯人であると確信し、復讐のために「獣」の一員となった。
神奈川県警警察本部のデータベース内には退職理由として「妻が自殺した事を苦に自ら依願退職を申し出たもの」と記載されている。
退職年月日は令和5年7月30日。その20日前に息子の丹波直樹が依願退職している。
※尚、大病院占拠では指輪はしておらず、新空港占拠から指輪をしていることが分かる
SATとしての経験を活かし、かつての上司の大久保の裏をかくなど副参謀的存在となっている。その為、リーダーの悠月やサブリーダーの紗季からも『さん』付けで呼ばれており信頼も厚い。一方で6話の回想から、息子である直樹が獣になる事には最初は反対していたらしく『引き返すなら今だ』と説得していた。
なお、息子である直樹が瀬奈と親密な関係である事は空港占拠事件を起こすまで知らなかった模様。7話で瀬奈につわりが来た際に直樹が咄嗟に『瀬奈、大丈夫?』と彼女を心配し寄り添ったのを見て渋い表情をしており(この時点で察していたようにも見える)、8話で息子に鶏/瀬奈が妊娠していることを告げられ『馬鹿野郎!』と殴っている。が、9話で大河が瀬奈を撃とうとした際、瀬奈を庇おうとした直樹をさらに庇い撃たれた。2人を逃がした後突入してきたSATの三上から『丹波管理官、ご同行願います』と言われ『ご苦労だった』と一切抵抗せず確保された。最終話で面会した和泉には、彼女が最愛の夫義行を亡くしたことに対し「今ならお前の気持ちがわかる」と言いつつも、和泉からは「あなたは絶対に踏み止まらなければならなかった」と悔しそうに反論されていた。そして大河を止める方法はないか聞かれ、彼が獣ちゃんねるを乗っ取ってでも配信という手段にこだわっていることから、彼の目的がただ復讐を果たすことではなく、”自らの復讐の一部始終を配信して世間に見せつけること”であると言い、もし配信を切ればその復讐を止められるかもしれないとヒントを与えたうえで『奴を止めろ』と和泉に命じた。
公式に記載されている百戦錬磨(ひゃくせんれんま)は、多くの戦いや経験を通して、技術や精神が鍛えられたことを意味する。
関連人物
長門知事の警護を丹波が担当する予定だったが息子直樹の急病により、代わりに和泉の夫義行が彼女の警護を担当。これが大和ら百鬼夜行による界星堂病院の占拠に至るまでの出来事のきっかけとなった。
余談
大病院占拠の最後で明らかな匂わせをしていた駿河とは違い、全く匂わせが無かった彼が獣と判明した際は「まさか丹波まで敵になるとは…」などの驚きの声が多く、SNSでの反応も駿河が正体を明かした際とは明らかに違った。