「俺の胃袋は宇宙だ!」
概要
2000年7月1日から9月16日まで、日本テレビ系列の土曜ドラマ枠で放送されていたTVドラマ。
草彅剛演じる主人公・井原満が生まれ育った孤児院を支えるため、次々現れる奇想天外な挑戦者との「フードファイト」を繰り広げる。
同作における「フードファイト」はおおっぴらな大会などではない、いわゆる闇賭博である。ゆえに主人公もそのことを隠し、普段は裏でこれを主催する会社の清掃員として働いている。
名優達が演じる個性的な対戦相手も見もののひとつ。いしだ壱成が演じた「味覚を喪失したが為辛味を意に介さない男」などあり、中にはなんと歌丸師匠までも(有名な落語のネタを使うためだったようだが)。また木村君もこっそり声だけで出演していた。
脚本を手がける野島伸司が主題歌「らいおんハート」の作詞も担当したことでも話題になった。
フードファイトはもう帰ってこない…
視聴率も15~20%程度と好調で、完結後もスペシャル版が2度放送されたりと人気を博したこのドラマ…だったのだがその後中学生が早食いで食べ物を詰まらせて死亡する事故が起こり、それが「テレビの真似をした」と語られたことで放送自粛に(これに関してはこのドラマだけに責任があるとも言えないが)。
さらにバツの悪い事に上述したいしだ壱成ら一部出演者(あの羽賀研二も…)の不祥事なども重なった結果、今もって再放送や映像ソフト化が叶わない事態へと相成っている。
2回目のドラマSPにて井原満が萩本欽一演ずる「銀河の胃袋」を持つ黒幕に敗れ、彼に生き別れた妹の事を明かされる、と今後の伏線を残したまま終わってしまったことも残念でならない。