概要
2001年に公開された韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』を大幅なアレンジの上でリメイクしたもので、2006年7月から9月まで毎週土曜日21時から放送された。
ヤクザの跡取り息子ががひょんなことから高校生となり、10歳下の同級生達と学生生活を送る様子が描かれている。
TOKIOが歌う主題歌の『宙船』は社会現象になるほど大ヒットを飛ばし、代表曲の一つとなった。
あらすじ
「関東鋭牙会」(かんとうえいげかい)の組長の父を持つ榊真喜夫は、喧嘩は強いが学校にろくに行かなかったために簡単な計算や漢字の読み書きが出来ないなど頭脳は小学生以下。
その結果大事な香港マフィアとの取引を台無しにしてしまい、組に大損害を与えてしまう。
これに激怒した父は真喜男に、「組を継ぎたければ、高校を卒業しろ」と命ずる。
こうして真喜男は年齢を偽り、父の友人が校長を務める高校に裏口入学。
頭脳明晰で優秀な弟の美喜男に対抗するため、組長の座を賭けた高校生活を過ごすことになった。
主要人物
関東鋭牙会の若頭で27歳。酒と喧嘩と金と女が趣味。学校にろくに行かなかったために、頭が悪く、簡単な計算はおろか、漢字の読み書きも出来ないうえ、物事を90秒以上考えることが出来ない。大事な香港マフィアとの取引を簡単な計算ミスで台無しにしてしまう。父親に「高校を卒業しなければ、組長は弟に継いでもらう」と言われ、歳を10歳偽り、裏口入学でセント・アグネス学園に入学する。入学当初は歳の離れた3年A組の生徒たちと勉強することを嫌がり、学校に行くのを拒んでいたが、しだいに青春を楽しむようになり、高校生活を謳歌するようになった。クラスメートの梅村ひかりに恋心を抱くようになる。組では「若」と呼ばれ、学校では「マッキー」と呼ばれている。お化けが苦手
真喜男の親友でクラスメートであり、良き理解者。当初「学校なんて無意味」と思っていたが、真喜男に助けられ親友になる。真喜男からは「桜なんとか」と呼ばれている。ひかりとは幼馴染であり、好意を持つようになってからは、まともに話せなくなった。
梅村ひかり(うめむら-)新垣結衣
真喜男のクラスメート。素直で優しい性格。父親が借金取りのヤクザに暴力を振るわれてるのを見て、ヤクザと暴力を嫌っている。5人兄妹の長女として、バイトをしながら弟たちの世話をしている。
若手舎弟。家事が得意。真喜男の身の回りの世話をしている 22歳
真喜男を心酔しており、馴れ馴れしいクラスメイト達にちょっぴり嫉妬している。
クラスメイト達からは「弟」だと誤解されている。
黒井輝之(くろい てるゆき)大杉漣
真喜男の舎弟で、真喜男のお目付け役。真喜男を「若」と呼んでいる。和弥と共に真喜男を影から支えている。
榊美喜男(さかき みきお)黄川田将也
真喜男の弟。真喜男と対照的に頭は良く、IQは180で大学院で経済学を学んでいる。幼少から体が弱く、90秒以上激しい運動が出来ないため、小さいころから真喜男にいじめられていた。真喜男が高校を卒業出来なかった場合は、組長を継ぐ予定だった。
榊喜一(さかき きいち)市村正親
真喜男・美喜男の父親で、関東鋭牙会現組長。真喜男の頭の悪さに激怒し、真喜男に「高校を卒業しなければ組は継がせない」と宣言し、真喜男に高校入学を命じる。本心は兄弟で仲良く組を継いでくれればいいと思っている。
南孝之(みなみ たかゆき)岩城滉一
セント・アグネス学園の校長で学園長。真喜男の担任である百合子の父親。喜一の友人で、真喜男の素性を校内で唯一知っている人物。趣味は庭いじりで。
南百合子(みなみ ゆりこ)香椎由宇
真喜男の担任。担当は数学。真面目で熱心だが感情表現が苦手なため無表情であることが多く、真喜男から「鉄仮面」と心の中で呼ばれている。