概要
熟練のハンター。白い家から逃げ延びた主人公エルクを救い、一人前のハンターに育てあげ、彼にとっては育ての親兼ハンターとしての師匠とも言える。見た目はキャンプ道具を背負った怪しい忍者で、ごく一般的なマンション住まいである。
クールな性格だが非情ではなく、エルクの保護者でもあり、仲間としても頼りになるキャラクター。当初はエルク同様にアーク達を信用していなかったが、クズ鉄の町で出会ったトッシュと協力し、潜入先のロマリアでエルクやアークらと合流する。
アークザラッド3でも登場し、一時的に仲間になる。トッシュとは互いに信頼し合う仲。
戦闘能力
武器はシューズで、蹴りによる攻撃を得意とする。機関銃や散弾銃といった銃器も装備可能。中盤での別行動まではマシンガンが手に入らないのでそれまではキック、スメリア以降はマシンガンを極めた方が良い。
技としては忍術の他、風属性の魔法が使える。特殊能力の「乱れ撃ち」は傍から見れば危ない人である。
HPや防御力、回避に長けているが、武器の関係上攻撃力は控えめ。また魔力はグルガ並みに低いため、もっぱらマシンガンによる遠距離攻撃主体となるだろう。
2では「ぬすむ」で敵からアイテムを入手できる唯一のキャラである。これでしか入手できないアイテムもあるため、やりこみ派にとって重要度は非常に高い。
西川秀明氏が描く漫画版では
ロマリアの暗殺部隊出身。だが軍の行いに嫌気をさしてハンターに転身する。
ハンターになったあと砂漠でエルクを見つけ保護し、紆余曲折の末エルクの保護者となる。その過程で料理上手になった。お酒は飲めなくもないが水割り一口で酔いつぶれるほど弱い。
戦闘ではロマリア製と思われる重火器を使用。糸目で普段は穏やかな人柄だが、ロマリア暗殺部隊在籍時代から鍛え抜かれた身体能力の持ち主で、二指で剣を白羽取りしたうえで指圧で折ったり拳でゴーレムの装甲を凹ませるといった活躍をみせる。
更に、相手の急所にピンポイントで全パワーを打ち込む【ショック】と呼ばれる技を持っている。
ハンターギルドで、【父を捜して】という少年の依頼をハンター達と共に遂行する際に『見事捜しだせたものには、この2000ゴッズをやろう。』と他のハンター達を動かした。
この行動にエルクは『シュウ、いいのかよ? あんなやつらに、あの大金を・・・』と問われた時に、 『エルク、あの子の眼を観たか? 眼の下に隈が出来ていた、父親が帰って来るまで何日も眠らずにいたのだろう。 何日経過しても帰ってこない、父の帰りを待っている間 不安で仕方がない孤独な日々を過ごしていたのだろう。 そこで、ふと気が付いた【ハンターなら何とかしてくれるかもしれない】と必死になって部屋の中を捜して見つけたのが、あの20ゴッズだ。 あの子の20ゴッズに比べたら・・・あの2000ゴッズなんて、安いものだ。』と 優れた観察眼と自分の経験を持って理由を話した。
余談
シュウの出自はまったく不明で、チンピラだった、ロマリアの暗殺部隊に所属していた、スメリアの奥地にある特別な村出身などの噂がある。ゲーム終盤で「処刑寸前のチンピラを救いだして、暗殺のプロに仕込んだ」というセリフがある。
戦闘において、シュウが敵の攻撃を回避した後、自身のカウンターが敵に避けられるという場合があり、その際「遅い!」→「速い!?」と1人でシュウが言う。
名前の由来は池田秀一氏から。ゲームでは赤い布を身につけているが、アニメ版では青になっている。
全くの偶然ではあるが今となっては銃使い、クールで切れ者、イケメンと別作品のこの人との共通点がかなり多い。(彼の愛称もまた『シュウ』である)。