概要
『アークザラッド2(Arc The Lad Ⅱ)』とは、G-CRAFT制作、ソニー・コンピュータエンタテインメントから1996年11月1日にプレイステーション専用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。アークザラッドシリーズ第2作目。
2007年11月14日にはゲームアーカイブスが配信され、2018年12月3日には1作目と共にプレイステーションクラシックに収録された。
略称は『アーク2』。正式名称はローマ数字の『アークザラッドⅡ』だがpixiv内では算用数字(アラビア数字)でのタグ利用が多い。
前作より1年後の話。ストーリーは本作で一旦完結。
初めはエルクを中心に物語が展開していくが、前作の主人公であるアーク加入後はアークを中心に展開していく。
- エルク「うへぇ、ロリコンか」→リーザ「ロリコンってなに?」などのやりとり
- 色んな意味でネタ満載なキャラクター・グルガ
- 敵を数回斬って倒した場合でも「一撃だぜ」と言うことがあるトッシュ
- マシンガンぶっ放して敵を倒し「勝ちは勝ちだ」と言い放つシュウ
など現在でもネタにされるような要素がある一方で、ストーリー自体はかなりシビアで陰鬱であり全体的に救いのない展開が多く特にエンディングはあまりにも衝撃の内容のためか鬱ゲーに分類されることもしばしば。
前作はボリューム不足を指摘されていた為か、今作でははるかにボリュームアップしており、サブイベントを含めるとプレイ時間は100時間以上となる。
また1のデータをコンバートすることで途中から登場する初代の主人公アーク達のレベルやイベントなどに変化があり、また一部のモンスターを捕獲し仲間にできる。
プレイステーションのゲームとしては、初めて前作からのデータ引き継ぎ(コンバート)を取り入れた作品でもある。
アニメ、漫画(炎のエルク / 西川秀明、アークザラッド2 / 藤凪かおる)、小説(飯野文彦)、ドラマCD化もされておりシリーズの中で一番メディア展開されている。設定や結末などは各メディアによって多少異なる。
主な登場キャラクター
声優は(ゲーム・ドラマCD / アニメ / R)の順で表記。
本作から登場
- エルクコワラピュール (CV:折笠愛 / 浪川大輔・久保田恵(子供時代) / 同左)
- リーザ・フローラ・メルノ (CV:浅田葉子 / 堀江由衣 / 指出毬亜)
- パンディット (CV:家中宏(ドラマCDのみ) / 内田岳志 / 無し)
- シュウ (CV:池田秀一 / 同左 / 諏訪部順一)
- シャンテ・ドゥ・ウ・オム (CV:根谷美智子 / 杉村理加 / 高柳知葉)
- ヂークベック (CV:吉川虎範 / 田中正彦 / 梅津秀行 / 相沢正輝(精霊の黄昏))
- グルガ・ヴェイド・ブラキール (CV:長嶝高士 / 大滝寛 / 堀内賢雄)
- サニエレ・アルノ・ヘ・ドバッチ・ミルマ (CV:椎名へきる / 未登場 / 斎藤千和)
過去作から登場
- アーク・エダ・リコルヌ (CV:結城比呂 / 同左 / 小野賢章)
- ククル・リル・ワイト (CV:吉田古奈美 / 水谷優子 / 小清水亜美)
- ポコ・ア・メルヴィル (CV:坂本千夏 / 水田わさび / 佐藤有世)
- トッシュ・ヴァイア・モンジ (CV:檜山修之 / 同左 / 関智一)
- ゴーゲン (CV:辻村真人 / 中博史 / 秋元羊介)
- イーガ・ラマダギア (CV:梁田清之 / 柴山由崇 / 安元洋貴)
- チョブリン・グルタン・ゴー・ガラッハ・ドブラン・ダダ13世 (CV:緒方賢一 / 辻親八 / 金光宣明)
- ちょこ (CV:吉田古奈美 / 未登場 / 千本木彩花)
ロマリア王と四将軍
- ガイデル・キリア・ク・ロマーリア8世
- ガルアーノ・ボリス・クライチェック (CV:無し / 岩崎ひろし / 黒田崇矢)
- ヤグン・デル・カトル (CV:無し / 益富信孝 / 宇垣秀成)
- アンデル・ヴィト・スキア (CV:無し / 宝亀克寿)
- ザルバド・グルニカ・トンガスタ (CV:無し / 石波義人)
白い家
アニメ
※ネタバレ有り※
アークザラッド2をベースにした形だが前半(1~13話(白い家編))は多少の誤差はあれど概ね原作通りに進んでいたが後半(14話以降(聖柩編))からは完全オリジナルとして話は進んでいく。本作には一部のキャラクターは登場しない代わりにアニメオリジナルキャラクターが多く存在しており、また、主要キャラクターの声優が一部変更されている。
原作改変が強く特にリーザとミリルの扱いは精神的に来る人は来る。
ロマリア四将軍の存在価値も微妙で、ラスボスがオリジナルキャラだったりアンデルとかの主要悪役キャラが放置さたりとかなりムラがある。
ただ物語の最後は2と違いアークとククルが生き残り、共にスメリアに帰還する形をとっており本編よりも(見方によっては)前向きに終わっており、本作のOPやEDの評価も高い。
作画の癖が強くストーリーやキャラに関しても2とはかけ離れている部分がありアニメとしては賛否両論でゲームファンによっては黒歴史として扱っている人もいる。
話数 | タイトル | 話数 | タイトル |
---|---|---|---|
1話 | 炎の少年 | 14話 | 精霊の巫女 |
2話 | 運命のはじまり | 15話 | 焔立つ |
3話 | 時雨の心地 | 16話 | 奪還 |
4話 | 蒼き女神 | 17話 | 緋色の王城 |
5話 | 犯罪者たち | 18話 | キメラ使い |
6話 | 波音の彼方 | 19話 | 両雄対決 |
7話 | 古の守護者 | 20話 | 再会 |
8話 | 逃亡 | 21話 | 真実の在処 |
9話 | 残された友 | 22話 | 影に潜む |
10話 | 名も無き十字軍 | 23話 | 凍れる瞳 |
11話 | 孤独な勇者 | 24話 | 闇の胎動 |
12話 | 白い家 | 25話 | 聖柩 |
13話 | 微笑みの聖母 | 26話 | 輝の少年 |