カナメプロダクション製制作によるOVA。発売および共同製作は東宝が受け持つ。
監督は湯山邦彦、キャラデザはいのまたむつみ、脚本は湯山と武上純希の連名。
概要
ごく普通の女子高生であるヒロイン・朝霧陽子が異世界アシャンティに迷い込み、危機に晒された世界を救うべくレダの戦士となって戦う異世界ファンタジー。
普通の女子高生が選ばれた戦士として異世界に召喚され、ビキニアーマーを身にまとって悪党と戦うという今ではありきたりの設定だが、当時は(主人公の衣装も含めて)衝撃的だった。
この作品は後のアニメ・ゲームに多大な影響を与え、女戦士と言えばビキニアーマーと言う図式を定着させる元となった。
ただし、レダ以前にも異世界ファンタジー、ビキニ状の鎧を装備した女戦士という要素はすでに存在しており、あくまでクオリティが高かったために多大な印象と影響を及ぼしただけであって、この作品が元祖というわけではない。
ちなみに、陽子のアーマーの背中から両肩にかけては肩紐のようなものがあるのだが、両肩から胸までの間には肩紐がつながっていない。陽子のアーマーの構造がどうなっているのかは永遠の謎である。
登場人物
登場マシン
ラバスター
浮遊城ガルバ
小説版にのみ登場したモンスター
ロダン
ゼルの配下。「空のロダン」という異名を持つ。四枚の翼を持つ巨鳥。翼長300mほどで、熊にも見える顔を持つ。
強大なパワーとともに、体内に生体工場を有し、戦闘機や爆弾などを製造し、腹部から放つ。
ヨンガリー
ロダンと並ぶ、ゼルの配下。「陸のヨンガリー」の異名を持つ。身長50m、体重50000トンの巨大な石像。
その姿に違わぬ怪力を持つ他、体内から超高熱を放ち、自らに触れた存在を焼き殺し、周囲を灼熱地獄にする。沼に放り込まれても、熱を発し水分を蒸発させてしまう事が可能。更にしわだらけの口を開き、火炎を吐いて攻撃もする。
トランバス
レダの世界における、伝説の魔獣。ゼルの配下ではない。
直径5000mほどの、甲羅を持つ超巨大な怪物。普段は地中に身を沈め、その背中に廃墟となった市街地を乗せ、「動く市街地」に偽装している。そのまま、人間や動物、ロボットやメカなどの無機物なども全て、偽装した市街地地下の、自分の体内空間へと落とす。
内部は広大な空間が広がり、白いサンゴのような枝が無数に生えている。この枝にくっついたら最後、全てのものがはがれなくなってしまう。
一番恐ろしい点は、トランバス自身の持つ「好奇心」。捕らえた存在を知りたいという好奇心から、枝にくっつけたまま栄養を与え、何年も何十年も生かし続け、好奇心の赴くままに知ろうとする。しかしトランバスの知性は低く、石ころ一つを理解するのに何千年もかかってしまう。ゆえに獲物は生殺しになり、この性質から伝説の魔獣と呼ばれている(ただし、捕らえた獲物の中に大人しい個体がいた場合、褒章としてたばこなどを合成し与える事もある)。