「ショッカー最高幹部地獄大使、してその実態は……グワラアアアアアアアアアッ! ガラ~ガランダッ!」
地獄大使!! 恐怖の正体?
『仮面ライダー』第79話に登場する、ショッカー大幹部地獄大使の正体であるガラガラヘビの能力を移植した改造人間。
右手のムチと毒牙を武器とする。また、砂に潜って移動することができる。
ガラガラヘビの気配を感じ取ったか、ライダー隊の伝書鳩が怯えている。
貯水湖にがらがら蛇の毒を撒く作戦を実行しようとするが、ショッカー内部からの情報のリークで本郷猛と滝和也に作戦を知られてしまう。
地獄大使は、内通を疑われて死刑を宣告されて、本郷立ち会いのもと処刑されかかかったところを助け出されるが、これこそが最後の策であった。
敵を欺くにはまず味方から、あえて本郷に情報をリークすることで、信頼を得てショッカーを裏切った振りをする。
そして浜松砂丘まで誘きだしてから、立花藤兵衛達を人質にとり一網打尽にするのが本当の目的であったが、本郷と滝に策を見破られてしまう。
最後は仮面ライダー1号と激闘を繰り広げ、ライダーキックを受けた後、地獄大使の姿に戻りショッカーを賛美しながら、爆死した。
そして同時にショッカーも事実上潰滅し、首領はショッカー日本支部の放棄を宣言。
一部の生き残りを除いて、残党は粛清されてゲルショッカーが誕生した。
他媒体での登場
漫画
すがやみつるによる漫画
ゲルショッカーの怪人ガニコウモルに殺されかけた所をライダーに救われ、本気で裏切る。テレビ版とは異なり地獄大使の要素が強く、頭部触角と四肢が蛇頭になっているすがやオリジナルデザインである。
最期にはガニコウモルに苦戦するライダーの姿を見て、ガニコウモルに蛇の首を絡みつかせて動きを封じ「今だ、やれライダー! どうせワシは助からん!」と叫び、ガニコウモル諸共ライダーきりもみシュートで投げ飛ばされて果てた。
仮面ライダーV3では、テレビ版に準拠したデザインで登場している。
『仮面ライダーSPIRITS』
魂なきショッカー怪人を指揮する地獄大使と仮面ライダー1号の戦いで、地獄大使の魂の憑代であるアマテラスの銀のドクロが、破壊されることを恐れて地獄大使の身体を再生させたことで変身を遂げる。
仮面ライダー1号のライダーパンチを受けるたびに、地獄大使とガラガランダとのキメラ状の姿で腐りかけた肉体が再生していき、地獄大使が自らの魂を捨ててでも大首領に従い1号との決着を選び、ライダーパンチの速射砲を浴びつつも完全態として変身を遂げた。
そのムチの威力は再生怪人数体を一撃で真っ二つにするほど。
その後、仮面ライダー2号も駆けつけ、地獄大使の意識を取り戻し1号と戦うが、彼を憎む暗闇大使の妨害を受け、トカゲロンの無差別爆撃で下半身を吹き飛ばされる。
上半身のみで1号に跳びかかるも、黄金狼男に撃ち抜かれ、地獄大使の姿に戻り宿敵の前で最期を遂げる。しかし、ムチのみがなおもイカデビルと黄金狼男の脚に絡みつき、これがダブルライダー勝利のきっかけとなった。
ゲーム
『仮面ライダー 正義の系譜』
2004年の時代で邪眼の計画を阻止するために行動した津上翔一/仮面ライダーアギトに海底基地計画を妨害された地獄大使が最後の手段として変身し、アギトに破れると地獄大使の姿に戻り爆散して果てた。
『スーパーヒーロー列伝』
地獄大使だけでなく彼の従兄弟の暗闇大使もガラガランダとして登場していた。こちらではなんとルート次第でライダーの味方になってしまうというまさかのすがやみつる版ルートが実装されている。
PS版『仮面ライダー』
ショッカーストーリーにて強化手術を受けた最強怪人版が登場しており、全身の模様がニシキヘビを思わせるマダラ模様、顔は騎士の鉄仮面のような形状となり、右手のムチ以外は原型を留めていない。
隠しオプションで変身前の姿を設定すると、マントをつけていない地獄大使の姿となる(一部の技が使えなくなる以外は、ガラガランダのまま)。
『ロストヒーローズ』
ショッカー・キューブの幹部として登場。あらゆる世界の怪獣・怪人を飼育しながら、めぼしい個体を配下としてピックアップしており(その様相を「怪物園」と喩えていた)、手始めにキングパンドンを差し向けてヒーロー達を歓迎した。飼育している怪物の中にはボガールなど制御の利かない連中もおり、解放したダダを食べてしまった。
その後もボガールが進化したボガールモンス、タイラントと強豪を差し向けたが、ショッカーグリードの敗北にガイアインパクトの失敗と計画の破綻が続いたため、イカデビルやテラー・ドーパントと幹部トリオでヒーロー達に挑むも、再び地獄へ叩き落とされた。
平成ライダーの映画での登場
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
「ガ~ラガラガラガラガラ! そぉ~れ!!」
大ショッカーの幹部怪人として登場し、ジャーク将軍亡き後イカデビルと共に怪人軍団を率いてオールライダーとの決戦に挑んだ。
決戦では仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーBLACK RX、仮面ライダーカブトと戦う。正直ガラガランダのほうが可哀想になるメンバーである。
ムチでライダーたちを弾き飛ばすも、RXにはムチをリボルケインで斬り払われてしまう。
最後は、前述のようにムチを斬り落としたRXに懐に飛び込まれてしまい、RXとカブトに胴体を切り裂かれ、ダブルライダーのライダーダブルキックを食らって致命傷を負う。これまでと悟ったガラガランダは「偉大なる大ショッカー、大万歳!」と大ショッカーを賛美しながら爆死した。
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
既に1号に亡き者にされているため、ショッカーの再生怪人として登場する。最後は現代の東京で仮面ライダー電王、仮面ライダーNEW電王の必殺技を受け、イカデビル、ガニコウモルと共に倒されてしまう。
担当声優の鈴村健一は、この映画の収録の際に練習として5分間ずっと「ガ~ラガラガラ!!」と叫んでいたらしく、監督から「うるせー!!」と言われたとのこと(試写会舞台挨拶より)。
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
地獄大使とは関係のない新型のガラガランダが登場した。変身者は不明。
終盤ライダー狩りに参加したはいいものの、ライダーロボから解き放たれたダブルライダーに圧倒され、最後は仮面ライダー2号のライダーキックを受けギリザメス共々二人仲良く吹っ飛んだ。
なお、ギリザメスは「没設定では死神博士の正体になるはずだった」と言う設定で有名。声優も『ディケイド』や『レッツゴー』でイカデビルを演じた関智一が演じている。
演じた人物
実写作品
声優
- 『仮面ライダー』
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
スーツアクター
- 『仮面ライダー』
ゲーム
声優
- 『仮面ライダー 正義の系譜』
鈴村健一
アニメ
声優
関連イラスト
関連タグ
死神博士/イカデビル 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーオーズ
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