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概要
ファンガイアの王を守護するためにつくられた人工モンスター。サガークベルトになりジャコーダーと併用することで、現代(2008年)の王である登太牙を仮面ライダーサガに変身させる。
過去(1986年)時点で太牙の守護を務めており、赤子だった彼の傍を浮遊する姿が描写されている。
「ヘンシン」や「ウェイクアップ」以外は人間には理解できない「古代ファンガイア語」を喋るが太牙には通じるようだ(上述の台詞は仮面ライダー図鑑におけるサガークの言葉の表記)。
初登場は第33話、ベルトとしては第32話に登場。
外見
平べったく銀色の外装に包まれており、浮遊して移動する姿はまさしく「小さなUFO」と言った風体だが、正面から見たヘビを模している。背中のレコーダー蓄音機のような箇所には互いの尻尾を飲み込む2匹のヘビがデザインされ、額には蒼色の魔皇石が嵌っている。
眼の「サガークアイ」はサガーク単体時は赤く、ベルト状態では黄色に変色する。
因みにベルトを展開する両端部は「シルヴァテンタクル」というサガークの8本の脚である。
能力
幅 | 260mm |
---|---|
体重 | 972g |
パンチ力 | 0.8t |
飛行最高速度 | 65km/h |
1km上空に到達するほどの飛行能力を持ち、その高高度からでも地上のアリを識別できる超視力を誇る。更に厚さ3mの鉛の壁の向こうをも透視し、光源の無い真の闇の中でも暗視する能力を持つ。フエッスルのスロットでもある「サガークジョー」に生えた黄金の牙は、超音波カッターの要領で厚さ1mの鉄板を瞬時に分断する事が可能。
背中の回転部位は「マンダテーブル」と呼ばれるサガークの活動エネルギーを生む一種の生体エンジンである。ベルト状態ではエネルギースタビライザーとしての役割があり、変身時や必殺技時に高速回転して魔皇力の余剰エネルギーを分散、サガのエネルギーを安定させる働きを持つ。
"知能は無いに等しい"とされるが太牙とは普通に会話しており、彼が逃げたファンガイアを追わずに変身解除した際には「追撃しないの?」とでも尋ねるかの様な仕草を見せているので、後から知性が芽生えたのかも知れない。
ヘビ型モンスターながら最弱フォームのライダー並のパンチ力を誇る。そして体重は約1000g(1キロ)と厚みの無い見た目の割には非常に重く、飛来時の体当たりでファンガイアが跳ね飛ばされるのも納得である。恐らく変身ベルトとしては最重量だと思われる。
関連個体
マザーサガーク
第41話に登場したサガーク族の巨大な人工モンスター。サガークより全体的に黒ずんでおり、底部から触手が伸びたクラゲや頭足類を彷彿とさせる見た目をしている。
自在に飛行し、口からファンガイアを一撃で葬り去るほどに強力な破壊光線を放つ。また、腹部から1000体もの大量の量産型サガークを出撃させる物量戦も展開する。
太牙の命を受け召喚されキバエンペラーフォームに襲いかかり、苦戦させるもザンバットソードを召喚されたことで形勢逆転。下記のように量産型サガークは蹴散らされ、自分も『ファイナルザンバット斬』で唐竹割りにされて爆散した。
量産型サガーク
マザーサガークの腹部から多量に放出されるサガークの量産種。マザーサガークと同じ外見をしており、口から強力な破壊光線を発射して敵を攻撃する。
その圧倒的な物量でキバに襲いかかるが、ザンバットソードの斬撃で一蹴される。最終的にはマザーサガークの死と共に全て死滅したと思われる。
余談
- サガークが日本語を喋らないのは同期『炎神戦隊ゴーオンジャー』の「炎神」との差別化を東映から求められたため。DX玩具では「キバ」「タタカイ」など単純な人語を話すのがわかる。
- 「ファンガイア族に伝わる"命を宿すゴーレム"の生成法に則って作られた人工生命体」らしく、広い意味ではこちらに近い存在なようだ。
- 最終話直前に「今まで見たことの無い悲しみ」を見せた事でキバットバットⅡ世に認められ、太牙は仮面ライダーダークキバに変身することなった(仮面ライダー図鑑では「奪取した」ともⅡ世が「手を貸した」ともされる)。
- これによりサガークは変身者を奪われたと評される事があるが、即位以前ならともかく即位後の正統なキングとなった太牙が纏うべきは本来「ダークキバの鎧」の方であり、「サガの鎧」を使い続けていたのは母の真夜(とキバットⅡ世)が山奥の洞窟の中で俗世と関わらずに「ダークキバの鎧」を守りながら生きていたため使えなかっただけである。つまり太牙がダークキバになった事で、その時点でのサガークの任務は完了したのである。10年以上の付き合いがあるのにその後一切触れられなかったのは不憫ではあるが…。
関連タグ
ククルカン(仮面ライダーキバ):登太牙の使い魔的存在。