ジャコーダー
じゃこーだー
サガーク「ヘン シン」
『仮面ライダーキバ』の登場人物であり、2008年時のファンガイアのキング・登太牙が所有するツール。初登場は第32話。
基本的には仮面ライダーサガの武器兼変身ツールだが、武器としてはサガでなくても使用可能で最終的には太牙が変身した仮面ライダーダークキバが使用した。
武器であると同時に最初に作られた覚醒笛であり当初は魔皇力を覚醒させる機能も備わっていたが、武器に増幅機能を持たせると暴発する危険性があったため、笛としての機能のみを持つフエッスルが別途作られる事になった。
つまりジャコーダーは全てのフエッスルの起源と呼べる物である。
見た目はシンプルに白い縦笛。
中心部ある青いサークルは「デュナミステーブル」というパワージェネレーターで、サガの魔皇力を増幅する。蛇の舌のような赤いパーツ「バイパートング」は「ブラッディアイアン」という形状記憶合金で出来ており、サガの意思によって2つの形態に切り替わる。
束(=柄)の「コブラハンマー」はサガやキバの鎧にも使われているルシファーメタル製で、ハンマーの名の通り打撃武器としても有用。打撃と同時に瞬間的に魔皇力を注ぎこみ対象を破壊する事ができる。
モード
「キーグリップ」は握るだけでサガの意思が伝わるため操作は必要ない。
- ジャコーダーロッド
「バイパートング」の先端部のみが露出した細剣ようなモード。
取り回しに優れ、フェンシングの如きスピーディな剣捌きで敵を責め立てる。
変身と同時に変化する事も多く、武器としてはこちらが通常形態に当たる模様。
生身でも使用可能で、太牙が真夜を手にかけた(様に見せた)時はこれを使用していた。
- ジャコーダービュート
「バイパートング」の大部分が露出するムチモード。
サガの挙動に合わせてトングが伸縮し、離れた対象も打ち据える。
標的に群がる邪魔者だけを払ったり、拘束した相手を叩きつける、と言った鞭のイメージに似合わず繊細かつパワフルな攻撃も可能。
後述する必殺技を使用する際のモードでもある。
必殺技
サガークにサガ用ウエイクアップフエッスルを吹かせると待機状態に入り、「ジャコーダースロット」に柄を差し込むことで発動。
ムチモードの「ジャコーダービュート」で対象を串刺しにし、上空に顕現させた皇帝の紋章を潜って標的を吊るし上げる。そのまま宙釣りの標的に全開放した魔皇力を送り込んで抹殺する。
吊さずに背中越しに魔皇力を送り込むパターンや、刺さず巻き付けて宙吊りにするパターンもある(画像)。なおジャコーダーロッドによる必殺技は確認されていない。
2008年9月27日に発売された「変身ベルト&武器 DXサガークベルト」の内容品として商品化。音声・発光ギミックはなし。
サイズの関係でジャコーダーロッドしか再現できない(そのロッドも大分短め)。
設定に準じて、サガークにジャコーダー(とフエッスル)をストックしておくホルダーは存在せず収納する事ができない。紛失したら変身できなくなるので注意。