キバットバットⅡ世「絶滅タイムだ…! 喜べ!!」
「喜べ…!キング自ら貴様を地獄へ送ってやる」
「渡、人に流れる音楽を守れ。その為に戦え…!渡、大切な物を守る為に……男は戦うんだ……!」
「俺は新しい力を手に入れた…。そう…闇のキバだ!」
「この世界で生きろ士。お前の旅は終わったんだ」
「俺自らがスクラップしてやる……!」
スーツアクター:高岩成二/永徳/渡辺淳(ディケイド)/蔦宗正人(ガッチャード)
変身者
・キング
・紅音也
・登太牙
・平行世界の紅音也(『仮面ライダーディケイド』)
・サイゲツ(『仮面ライダーガッチャード』)
概要
『仮面ライダーキバ』に登場する仮面ライダーの一人。
「黄金のキバの鎧」以前に開発された鎧。「闇のキバの鎧」と呼称されている。
基本カラーは赤と黒(後者は鎧に塗装された抑制剤「ダークネスタール」によるもの)。
容姿は顔から下はほぼエンペラーフォームのリカラーといって差し支えないが、顔はキバフォームとエンペラーフォームの特徴を合わせた様な独自造形であり、マスク「キングス・ペルソナ」の両端にパワー制御用の翼状パーツ「ゼノンスタビライザー」を加えることでよりコウモリらしいデザインになっている。
サガと同じく所謂シャドームーン的ポジションの仮面ライダー。その圧倒的な強さやダークな演出(夜中の豪雨の中での変身)でダークライダーの中でも非常に人気が高く、全仮面ライダー大投票では64位(140票)に輝いた。
変身方法はキバと同じで、キバットバットⅡ世が適格者の腕を噛み、魔皇力を注ぎこんで変身する。装着者であるファンガイアの能力を見極め、その力を最大限まで高めることができる
変身者
変身者 | 作品 | 備考 |
---|---|---|
キング | 『仮面ライダーキバ』第38~45話 | 過去編のみ。 |
紅音也 | 『仮面ライダーキバ』第45、46話 | 過去編のみ。 |
『仮面ライダーディケイド』 | 原典の音也とは別人。 | |
ネオ・キング | 『ファイナルステージ』 | |
登太牙 | 『仮面ライダーキバ』第47、48話 | 現代編のみ。 |
サイゲツ | 『仮面ライダーガッチャード』 |
スペック
身長 | 205cm |
---|---|
体重 | 112kg |
パンチ力 | 20t |
キック力 | 35t |
ジャンプ力 | 250m |
走力 | 100mを1.2秒 |
本来、総合的な戦力自体はエンペラーフォームと同等だが、攻撃性能・防御力(公式設定において「核爆弾でも傷一つつかない」設定のエンペラーフォームより3倍も頑丈)・「ファンガイアの資質に呼応し、その力を無制限にまで高める力を持つ」特性・そしてファンガイア最強クラスの個体であるキングが纏う都合上、劇中ではエンペラーフォームを遥かに凌ぐ戦闘能力を発揮、キバの紋章を象った結界によって対象を攻撃・拘束するなどの技も使える(余談だが、結界技は渡及びキバットバットⅢ世が存在を認知していなかった影響で使っていなかった模様、詳しくは後述)。
しかし装着者への負担もキバ以上に大きく、ファンガイアは兎も角、普通の人間を始め、資質の無い者が変身した場合瞬時に死亡してしまう。
更に力が強大すぎる故に、いつ暴発するか解らない危険性を孕んでいる。本編以前の時系列のとある出来事(後述)でその危険性が(着用者と味方に向け)文字通り牙を剥いたので、ナイトとポーンの2人の技巧匠は能力の一部を封印。
更に該当能力を開発段階でオミットし、より安定に運用可能な「黄金のキバの鎧」を鍛造した。即ち紅渡が変身する仮面ライダーキバ・エンペラーフォームは、この鎧の意図的なデッドコピーである。
もっとも、そのエンペラーキバでも性能が非常に強大であり、ダークキバと同じく変身者の命を危険に晒してしまうため、鎧にカテナと呼ばれる鎖を施す形で力を制御、安定性を実現した「キバの鎧」として運用されている。
劇中では明かされなかったが、ボディにはめ込めれた魔皇石の純度はエンペラーフォームのものより純度が高く、魔皇力を数十倍に増幅するとされたり、背中から伸びる黒いマント「ダークネスベール」は「理論上、この世のありとあらゆる物理兵器の攻撃を無効化する」(原文ママ)だけでなく、あらゆる敵の防御を貫く闇の刃を放つ、肩部装甲「ブラッディショルダー」は触れるだけでカミソリのような切れ味を実現するだったりと、破格のスペックが設定されている。
「キバの鎧」に使われた素材は「ルシファーメタル」(エンペラーフォームの纏う「インペリアルアーマー」はこれの強化版で構成されている)とされるが、ダークキバのブラッディアーマーには「ブラッディストーン」という二度とは精製できない奇跡の金属が用いられている。
アンダースーツである「サタンメイル」は「キバの鎧」のドランメイルと同じくガオーラドランの革を用いているものの、1200歳の個体のものを加工している点で異なる。ダークキバの強さの秘密は、これら貴重な素材にあると言っても過言ではないだろう。
また太牙が変身したダークキバは、サガからジャコーダーを引き続き使用している。
必殺技
キバットバットⅡ世がウェイクアップフエッスルを吹く回数によって別種の技を発動する。
- ダークネスヘルクラッシュ
音也が使用。「ウェイクアップ・1」で発動。遥か上空からストレートパンチを繰り出す。破壊力は65t。劇中では後述の結界でバットファンガイアの動きを封じた状態で使用してダメージを与えたが決定的なダメージには至らなかった。
『ガッチャード』で使用した際にも「結界→ダークネスヘルクラッシュ」と音也と全く同じ流れでスーパーガッチャード(エックスレックス)を相手に使用した。
- キングスバーストエンド
こちらも音也が使用。「ウェイクアップ・2」で発動。遥か上空から強力な両足蹴りを放つ。破壊力は180t。
ダークキバ版のエンペラームーンブレイクでエンペラーとのダブルライダーキックでバットファンガイアに大きなダメージを与えた。
- キングスワールドエンド
「ウェイクアップ・3」で発動する、世界を崩壊させるであろう捨て身の自爆技。
劇中未使用だが、本編以前にキングが使用(※)。レジェンドルガ族を多数の同胞を巻き添えにする形で全滅させ、同時に戦地一帯を一瞬の内に灰に変え壊滅させたとされている。当然使用したキング自身も大きなダメージを受けたと思われる。
その一件からポーンとナイトはこの技が発動出来ない様にに厳重に封印を施しており、劇中未使用に終わったのもその為である。
また、渡が過去に訪れない本来の時間軸では音也は一人でキングに立ち向かったため、名護啓介の「キバは世界を滅ぼしかけた」のセリフからキングを倒す為にこの技を使用したのではないかと言われている。
(※)先代キングによって発動されたとする文も多いが、仮面ライダー図鑑では「彼はレジェンドルガ族の王アークを封印し、ウェイクアップ3のキングスワールドエンドを発動」とあり、1986年のキングが使用したことが明記されている。
『ガンバライド』である種のオリジナル技(設定のみ存在する技をオリジナル解釈で表現するのは後の作品含め幾つか例がある。例えば近年で言えばギーツⅨのブーストタクティカルインパクト)としてこの技を収録しようとして東映からNGが出た逸話があるとか。
当時設定を手掛けたスタッフである田嶋秀樹氏によると、玩具に収録されているウェイクアップ3の音声が本編で使うタイミングが無く、上述の様な破格の設定となったと語られている(参考)
劇中未使用だったが、16年の時を経て遂に『仮面ライダーガッチャード』33話にてサイゲツが発動した……が構え(※)を取った所で、カグヤが呼び寄せたレジェンドカメンライザーの軌道上だったせいでライザーに横からタックルを喰らって未遂に終わってしまった。
その破壊力はバトラーも聞き及んでおり、もし妨害し損ねていたら『ガッチャード』の世界が終わりを迎えかねなかっただろう。
(※)飛び上がったダークキバが周囲を暗雲で包むと空に赤い月が輝き、キングス・ペルソナの発光と共に紋章が徐々に巨大化する演出。その後どうなるかについては上記の通りなので更なる謎を齎した。
34話の仮面ライダーレジェンダリーレジェンドとの対決で再使用し、この時は赤色のビームを発射してレジェンダリーレジェンドを攻撃、「レジェンドファイナルアタックライド」と撃ち合いになるも押し負けてしまった(公式サイトでは「キングじゃないと完全な威力にならない」とフォローもされている。
元々はサガの必殺技で、最終話で使用した。性能や技の仕様はサガと同じ。
どうやって発動したかは不明(余談だが、DX版ダークキバットベルトでサガのウエイクアップフエッスルを噛ませても必殺技音声は鳴らない)。
- 衝撃波
キングが使用。その威力はたったの一撃で、核兵器にも耐えうる防御力を有するエンペラーフォームを即座に変身解除させてしまう程。
- 結界
地面や空中に、キバの紋章を模した緑色の結界(エネルギー場)を作り出し相手の動きを封じたり挟み込んで相手を攻撃する技。ダークキバの十八番として扱われている。
本来の使用者であるバットファンガイアすら対応できない拘束力や威力の高さを持ち、再生ファンガイアを巨大な紋章で一掃するなど、使い勝手も良く非常に強力な技。
結界で拘束してダメージを与えては自身に向かって引き寄せ、繰り返し結界へ蹴り飛ばすというさながら格ゲーの無限コンボの如き技を披露したこともある他、
相手の足元へ結界を伸ばし拘束さ、さらに相手の頭上に結界を出現させ、挟み込むように圧し潰す芸当も可能。
クウガやオーズと共に、肉弾系の技では違うが武器等のツールも使用しない、平成ライダーの技としては非常に珍しい部類。
現時点ではこの結界を自力で打ち破れた者は客演を含めても存在していない。
また、ガンバライジングにおいては、劇中での結界を利用した様々な攻撃方法が再現された必殺技が実装されている。
ゲームオリジナル必殺技
- インペリアルデストラクション
第39話でガルルらに使用した結界で挟み込んで押しつぶす攻撃の再現。
技名だけがガンバライジングのオリジナルである。
- ロイヤルパニッシュメント
第38話でガルルに使用した技と第45話で音也イクサに使用した技を組み合わせた物。
これも技名自体はガンバライジングのオリジナル。
相手の背後に結界を出現させ拘束し、結界から射出させて蹴り飛ばしを2回行った後、相手の首根っこを掴んでエネルギーを流し込んで爆発させる。
- 絶滅・ザンバット斬
『ガンバライド』の過去編キング版オリジナルの技。紋章を足元から相手の背後へ飛ばし、相手を拘束して浮かび上がらせる。手元にザンバットソードを召喚。相手の周囲に無数のザンバットソードを出現させ、射出して全方位から攻撃。とどめに手に持っているザンバットソードを振るうと紋章の影が伸び爆発する。
なお、過去のキングが使用するという設定を踏まえてかザンバットソードには(自力で制御できるので)ザンバットバットは付いていない。
変身ベルト
キバットバットⅢ世の父でキバットバット家の二代目を名乗るコウモリのモンスター。
基本カラーは黒と赤。
ファンガイアのキング、クイーンに仕える家系である為、クイーンの命によって闇のキバの適合者であるキングに付き添って仮面ライダーダークキバに変身させる。
紅音也からは「コウモリもどき」と呼ばれている。
陽気な息子とは違いクールかつ厳格。自分の使命に命を賭ける強いプライドを持っている。
初登場は真夜と一緒にシルエットのような形で登場。
その後キングと共にガルルを絶滅させるべくダークキバに変身させた。
しかし、クイーンである真夜とは強い友情で結ばれており、真夜に対して非道な行いをしたキングをアッサリ裏切り、紅音也に闇のキバの力を貸した。
現代編では、今まで見た事が無い程の悲しみを見せた登太牙を適合者と認め、闇のキバの力を貸した。
ベルト
キバットバットⅡ世に噛み付かせることで体内に「アクティブフォース」が注入されて魔皇力が活性化し、腰に出現するベルト。
キバットⅡ世の「止まり木」となる。キバのキバットベルトと同じだが、こちらは黒がメインカラーになっている。
フエッスル
ベルト両サイドのフエッスロットに装備された召喚・覚醒笛。6種類存在し、キバットII世が吹くことでその種類事に様々な効力を発揮する。
- ウェイクアップフエッスル
ダークキバの必殺技を発動する黒いフエッスル。キバットⅡ世が吹く回数によって、別の必殺技を発動する。吹くごとに「ウェイクアップ・(回数)!」とカウントされる。
- シールフエッスル
キバットⅡ世が「(モンスター名)、封印だ!」という合図と共に、モンスター彫像態へと変え、封印するフエッスル。レジェンドルガの戦争では対レジェンドルガ専用のシールフエッスルが刺さっておりこれで仮面ライダーアークを封印した。
- ドランフエッスル
キバの物と同じもの。劇中未使用。ちなみにDX版ではキバの物はドランの鳴き声が鳴るのに対して、こちらはドランが登場した時のファンファーレが鳴るようになっている。
- ブロンフエッスル
無数のブロンミサイルを発射する。劇中未使用。1986年からこのフエッスルが存在するということは本来ブロンブースターもキングの所有物だったのか?
『キバ』以降での活躍
最終的なメイン変身者が和解して味方になった上で生存したまま本編終了を迎えているのだが、名前だったり設定面もあってか本来は味方なのに敵としてよく出る。
とは言え、現状は全て「パラレルワールドの存在」として登場しており、後述の『ディケイド』、『ガッチャード』の様に実質的な怪人扱いをされない場合は「ダークライダーの代表」として登場することもある。
『ファイナルステージ』
太牙の治世に不満を持つネオ・キングが太牙からダークキバの鎧を奪い取って変身。
エンペラーフォームと3人のイクサを相手に出来る強さを見せたが、サガが自身が死んだと思い込んで渡のパワーが跳ね上がる頃合いを見て乱入、ファイナルザンバット斬とスネーキングデスブレイクを浴びて倒された。
その後、キバットバットⅡ世がどうなったかは不明。
『仮面ライダーディケイド』
ダークライダーがメインとなる「ネガの世界」では、同じく原典世界で主人公の闇の部分も持つキャラが変身した仮面ライダーリュウガ、仮面ライダーオーガ、仮面ライダーダークカブトの3人を率いるボスとして登場した。DVDのパッケージにも響鬼と対になる様に大きく描かれており、サブライダーとしては中々破格の扱い。
並行同位体の紅音也が変身しているが、完璧にダークキバの力を制御しており、9つの世界を旅し終えたディケイドを苦戦させるだけの強さを持つが、ダークライダー軍団の中では唯一コンプリートフォームと対決する事無くフェードアウトしたが、その間にオルタナティブに制裁(戦いはダークキバが一方的に痛め付けていた)もしており、作中では強キャラのまま出番を終えた。
因みに「ネガの世界」の脚本を担当したのは『キバ』の脚本家も務めた井上敏樹氏でリュウガ、オーガ、ダークカブトも井上氏が脚本を務めた作品あるいはエピソードで初登場した繋がりがある。
更にオーガとは「変身者が強力な怪人」「カラーリングが黒」「マントを持つ」「怪人の為に開発された」「桁違いのパワーと防御力と主役ライダーの最強形態に匹敵するほどの強さを持つ」「普通の人間には扱えず、怪人でも素質のない者が変身すると瞬時に死に至る危険性・可能性がある」「当初は主役ライダーと対立していたが、後に共闘する(こちらは変身者の改心が理由)」など共通点が多い。
『仮面ライダー4号』
ショッカーライダーとして登場し、王蛇、サソード、バロンと共演している。
劇中では王蛇と共にゼロノスとファイズと戦いグランドストライクで倒された。最終決戦でも王蛇と組んでマッハと戦い、最後は必殺技を繰り出したところをマッハの必殺技で返り討ちにされ爆散した。
今作では何故かキングスバーストエンドを「ウェイクアップ・1」で発動し、ダークネスヘルクラッシュは「ウェイクアップ」無しで発動していた。
『Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!』
『仮面ライダーエグゼイド』のネットムービー。
この時はザンバットソードを武器として使用した(この時、本来は付いていないはずのザンバットが付いている)。
劇中ではタイガと共にブレイブと対決するも、ブレイブの剣戟を前に2人揃って倒されてしまった。今回はダークキバ以外にも味方な上に本編終了後も生存しているビーストも居たので余計に選出に突っ込まれてしまった。
選出理由は恐らくGOD機関の怪人からの選出(彼の場合はコウモリフランケンかヒルドラキュラ辺りからの連想か)。
因みに王蛇とサソードと共演するのは今作で二度目で4号ライダーである繋がりもある。
『ドライブサーガ 仮面ライダーブレン』
無のダークライダーの1人として登場。仮面ライダーブレンと戦うが、ポイズンハンカチーフを顔面に喰らってしまい、アナザーパラドクス共々昏倒した。
『仮面ライダーガッチャード』
第33話にて、ハンドレッドの構成員・サイゲツが変身する。今回は別人の変身者ながらガッツリその強さを披露しており、作中ではダークネスヘルクラッシュやキングスバーストエンドの他、未遂に終わったとは言えキングスワールドエンドも発動している。
本作では原典のキングや音也達と異なり、吸血鬼よろしく首筋にキバットⅡ世を噛み付かせて変身状態となるアレンジが加えられている。
複製品とは言え原典と原典の非適合者と同じく変身者に負担があるようで噛み付かせた瞬間、一瞬顔を強張らせていた。
ゲーム作品
『ガンバライド』
006弾よりLRで参戦。変身者は過去編のキング。
相手を大幅に弱体化するスキルを持つ。
普段は素手で、必殺技使用時のみザンバットソードを使用する。
その後、02でSR、S3弾でCPで収録されている。
『ガンバライジング』
バッチリカイガン5弾よりLR枠の一つで参戦。表面は1ラウンド毎にコウゲキとAPを伸ばしつつ相手のライダーガッツ発生率を下げ、バースト面では必殺の超強化と共に相手の全タイプのアビリティを封じるというまさに「絶滅タイム」と言わんばかりの強力なアビリティ持ちである。
ガンバライド同様、変身者は過去編のキング。今回は必殺技でもザンバットソードを使用しないため、常に素手。
ボトルマッチ4弾では太牙版が「仮面ライダーダークキバ(太牙)」、音也版が「仮面ライダーダークキバ(音也)」として参戦。
レアリティはいずれもCP。
必殺技は同弾のキバCPカード共通の「キバって行くぜ!ブレイク・ザ・チェイン!」。エンペラーフォーム、ライジングイクサ、ダークキバ(太牙)、ダークキバ(音也)、キバ(正夫)の5人で連続攻撃を行う。
プレミアムバンダイ限定の「仮面ライダーバトル ガンバライジング 10thアニバーサリー 9ポケットバインダーセット」付属のカードでは太牙バージョンがLRで収録。
同時に収録されたキバエンペラーフォームと共に、最終回を再現したメモリアルタッグフィニッシュ「フィナーレ・キバを継ぐ者」を必殺技に持つ。
バーストライズ5弾では新機軸「メモリアルバースト」の1枚、仮面ライダーイクサ・セーブモード(音也)のバースト面として音也バージョンが初のLR収録。ダークネスヘルクラッシュをバースト必殺技として放つ。パラレルバージョンも存在する。
「言ったろ・・・・・・愛の奇跡を起こしてやるって」
(因みに、「メモリアルバースト」は同弾にもう一枚存在しており、それは音也役の武田航平が出演している作品に登場するアイツである。)
ちなみにタッグスキャン演出による掛け合いも存在する(参照)。
音也の変身するダークキバ、太牙の変身するダークキバ、キングの変身するダークキバそれぞれに別個の音声があり、正夫が音也をお爺様ンと呼んだり、太牙が音也に畏まった態度を取るなど本編では見られない掛け合いもある。しかも、やろうと思えばダークキバ3人でチームも作れる。
なお、太牙の変身するダークキバは最終回後の設定らしく、渡にも協力的である他、正夫におじさんと呼ばれて困惑する姿も見せている。
『バトライド・ウォー』
1作目は敵NPCとして登場するが、後に味方になる。『Ⅱ』と『創生』ではアシストのみの登場となっている。変身者は登太牙。
なお、「創生」での掛け合いでは渡とコンビを組んでも無視し、敵に「王の判決を言い渡す!(中略)」という始末で会話が噛み合わない。なんでさ。
『シティウォーズ』
テーマ曲
「Omenesque (No Choir)」
615 Musicのライブラリー音源。流用曲であるため『キバ』のサウンドトラックには収録されていない。
キングがダークキバに変身するシーンで多用。
「苦悩の戦士」
音也がダークキバに変身するシーンで使用。
「Exterminate_Time」
作詞 | 藤林聖子 | 作曲・編曲 | 鳴瀬シュウヘイ | 歌 | TETRA-FANG |
---|
タイトルは「絶滅の時」の意味でキバットバットⅡ世のセリフに由来する。
ダウナーな曲調が特徴的なダークキバ(過去キング)のテーマソングではあるのだが、劇中では使用されず、TETRA-FANGのアルバム「DESTINY」に収録される形となった。
ファイナルステージでイントロが使用されている(肝心のダークキバの登場シーンでは使われていない)。
立ち位置
所謂ダークライダーとして扱われているが、大半の悪の仮面ライダーは完全な敵である場面が多く、最終的には死亡してしまう者が多い中、ダークキバは変身者が変わるとはいえ最終決戦にも参加。『キバ』のエンディングにも登場したりとダークライダーの中でも初めて最後まで生き残った数少ない存在である(近年は改心して生き残るダークライダーが増えており、パラドクス、ジュウガ等が該当する)。
また、正義のライダーに似ているネガライダーでもあるが、大半のネガライダーは基本フォームの色違いである事が多い中、ダークキバは最強フォームに似ている点でも珍しく、初の主役ライダーの基本形態と類似していないネガライダーでもある(その他に基本フォームをベースにしていないネガライダーとしてはダークドライブ、メタルビルド、クロスギーツ等が該当する)。
加えて派生形態はおろか、強化形態のないサガにとってはこれが最強形態のポジションにあると言っても過言ではない。実際に先代、当代のキングが2代に渡ってサガからダークキバへと鎧を変えて戦っている。
ライドウォッチ
闇の鎧を纏った、ファンガイアの王は…ダークキバだ!
ウェイクアップ! ダークキバ!
プレバン限定「ライドウォッチスペシャルセット2」の一つとして発売。
必殺技は「ダークネス」。
立体化
- 2008年11月中旬に「プレイヒーローVS 仮面ライダー対決セット 仮面ライダーキバ&電王超越バトル編」としてソフビ化。食玩のために塗装は簡略化されているが、キバ飛翔態とのセットとなっている。
- 2010年11月27日にはザンバットソードやジャコーダーが付属したS.H.Figuarts、2021年8月28日には塗装やポージングがグレードアップした真骨彫製法版が一般販売品として登場。
- 2022年2月21日には「SHODO-O 仮面ライダー8」に収録。塗装はやや簡略化こそされているが、手首の換装ができ、造形も忠実に再現されている。
余談
- キバ同様、吸血鬼=コウモリがモチーフ。
- コウモリがモチーフのライダーは他にも仮面ライダーナイト、仮面ライダーキバーラ、仮面ライダーマッドローグ、仮面ライダーライブ、仮面ライダーエビル、仮面ライダーブラーリとかなり多い(複合形態やフォームチェンジも含めるとバットエンジンフォームやバットキングロボも存在する)。
- 因みにライブとエビルとは主人公の兄弟が変身する点も同じ。ブラーリはダークライダー。
- 『キバ』に登場するライダーの中で唯一名前が一文字で表せない。
- 音也を演じた武田氏は同作で仮面ライダーイクサと紅正夫/仮面ライダーキバを演じた他、後に『仮面ライダービルド』で猿渡一海/仮面ライダーグリスを演じている。更にグリスの最強形態であるグリスブリザードは変身すると命に関わる、物語終盤で変身した、変身後に命を落とすと共通点が多い。
- 太牙を演じた山本氏は同作で仮面ライダーサガを演じた他、『劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王』で白峰天斗/仮面ライダーレイを演じている。
- キング版を担当する高岩氏は同作で主役ライダーであるキバとの兼任であり、今回がダークライダー初挑戦となる。音也版・太牙版を担当した永徳氏は前作でウラタロスを担当し、本作ではドッガを兼任している。サイゲツ版を担当した蔦宗氏は前作にてシロー、ダパーン、パンクジャック、ナッジスパロウを担当していた。
関連イラスト
関連タグ
キング(仮面ライダーキバ) 紅音也 登太牙 キバットバットⅡ世
仮面ライダーG4、仮面ライダーカイザ、仮面ライダー龍玄・黄泉:変身すると命に関わるサブライダー。
○号ライダー
仮面ライダーネガ電王 → 仮面ライダーダークキバ → 仮面ライダーダークディケイド