「弱い奴ほど目障りだ!!」
CV:小林豊
スーツアクター:永徳
変身者
・駆紋戒斗
概要
スーツ本体の色は赤。
騎士をモチーフにしており、特にマスク部分は鉄仮面の意匠が強く、目の部分にはスリットが入っている。
変身時の音声は洋風のファンファーレの後に「カモーン!!」。
本編初登場は第3話。
第1話の合戦シーンではローズアタッカーに乗り西軍の武将としてグリドン、赤い初級インベス、スイカアームズジャイロモードなどを率いて、鎧武が率いる東軍と戦っていた。
名前はDJサガラによって鎧武が「アーマードライダー・鎧武」と呼ばれた事に因んで、観客から「アーマードライダー・バロン」と呼ばれ、その後正式名称となった。チーム名がそのままライダー名担っているライダーは彼で最後である。
戒斗本人としてもこの名称を気に入っており、初変身時や春休み合体スペシャルで「バナナ」呼ばわりされた際には「バロンだ!」とツッコんでいる。
公式人気投票 | 55位(179票) |
---|
変身ポーズ
手元で回転させた後ドライバーに装着し、カッティングブレードをおろす。
ゲネシスドライバーを使う際は左腕を構えるポーズが加わる。
形態
基本形態
「ナイト・オブ・スピアァー!」
バナナロックシードで変身する基本形態。
専用武器はバナスピアー。
派生形態
「ファイト・オブ・ハァンマァー!」
マンゴーロックシードで変身するパワー重視形態。
専用武器はマンゴパニッシャー。
第8話から登場。
「大玉! ビッグバン!!」
スイカロックシードで変身する巨大形態。
基本は鎧武のスイカアームズと変わりないが、武器はスイカ型の槍。
第19話に登場し、ヨロイモードのみ使用。
強化形態
「ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファファイッ!」
ゲネシスドライバーとレモンエナジーロックシードで変身した最強形態。
他の新世代ライダー同様遠近対応の弓型武器ソニックアローで戦う。
第26話から登場。
劇場版限定フォーム
「タトバ・タァトバー!」
※リンク先ネタバレ注意
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』に登場
仮面ライダーオーズの能力を持つ形態。
ハイパーバトルビデオ限定フォーム
『てれびくん 超バトル「フレッシュオレンジアームズ誕生! 〜君もつかめ!フレッシュの力〜』に登場。鎧武だけロックシードがフレッシュになったのに腹を立て、龍玄と斬月からいつもと違うアームズに変身するように勧められた事で変身。
「悪くない。こいつで行こう」
キウイロックシードで変身した形態。
円環圏型武器キウイ撃輪による二刀流は本人曰く「悪くない」とのことで採用。
鎧武との戦闘で使用された。
「巨大な盾などいらん。戦いは攻撃あるのみだ!」
メロンロックシードで変身した形態。DVDの選択項目の時に一度だけ使用。
専用武器が大盾メロンディフェンダーのため「守るより攻める戦いの方が良い」という理由から戦闘では使用されなかった(斬月/貴虎と違い、無双セイバーがないバロンだとメロンアームズでは攻撃能力に劣る)。
「赤一色というのはどうも落ち着かんな…」
イチゴロックシードで変身した形態。
DVDの選択項目の時に一度だけ変身。上記の理由で試着のみで終わった。
Vシネマ限定フォーム
「デザイア・フォビドゥン・フルーツ!」
『鎧武外伝』に登場。
変身音の禁断の果実(フォビドゥン・フルーツ)に恥じない、強力だが危険なアームズ。
専用武器ソードブリンガー&アップルリフレクターで、メロンアームズでの発言を裏付けるが如く剣で防ぎ盾で殴打をかます戦法を見せた。
『ガンバライジング』に登場
第4弾に登場。
第6弾に登場。
その他
以下はアームズチェンジシリーズの作例で登場した形態(参考)。
アームズ名 | 出典 |
---|---|
ブラッドオレンジアームズ | 『ACPB01 仮面ライダー武神鎧武 ブラッドオレンジアームズ』 |
クルミアームズ | 『ACPB04 仮面ライダーナックル クルミアームズ』 |
ゴールデンアームズ | 『ACPB05 仮面ライダーマルス&仮面ライダー冠セット』 |
ヨモツヘグリアームズ | 『ACPB06 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツへグリアームズ』 |
ウォーターメロンアームズ | 『ACPB08 仮面ライダー斬月&仮面ライダーバロン 鎧武外伝セット』 |
劇中では…
いわゆる2号ライダーポジションであり、インベスとの戦闘では大いに実力を発揮しているが、アーマードライダー同士の戦闘での勝率は悪く、龍玄、マリカ、シグルド、ナックル以外の全てのアーマードライダーに一度以上負けている(2VS1という状況もあった)という地味に悲惨な目にあっている(変身前ならマリカこと湊耀子にも敗北している)。その為、「てれびくん」で紹介された際にはでかでかと「もう負けないぞ!」とネタにされたり、強者(笑)とネタにされてしまっている(ただ、戦闘のプロであるブラーボや鎧武やバロンより以前から活動している斬月と相手が悪すぎた)。
しかし、他の仮面ライダーと共闘した際には意外にも抜群のコンビネーションを見せており、第13話で鎧武と共闘した際には個人個人では分が悪かったブラーボを圧倒し、『仮面ライダー大戦』では仮面ライダージョーカーと共闘し、昭和ライダーの中でもぶっちぎりのチートと言われている仮面ライダーBLACKRXを撃破している。特に第13話の鎧武との抜群のコンビネーションはブラーボに「最初から手を組んでいたのでは」と疑わせる程だった。第18話でナックルと新旧リーダーによる共闘を行った際は初陣ゆえに戦闘慣れしていないナックルを補佐し、インベスに勝たせている。
また、ブラーボに関しても、マンゴーアームズで善戦している。
それでも数々の敗北の経験が糧となり、最後は主人公と肩を並べるほどの強さを手に入れている。
レモンエナジーアームズを手に入れてからは戦績がやや安定するようになってきた。
己の強さに拘りを見せる性格ではあるものの、部下を巧みに操るのも「強者」の条件に入っているためか、インベスゲームのルールを応用し、ロックシードでインベスを召喚して戦う戦略家の一面も見せている。
ただし、『戦いは攻撃あるのみだ』(『超バトルDVD』より)と語っているように盾を使う事は好まないようだ。
『鎧武』以降での活躍
『MOVIE大戦フルスロットル』
宇宙からの侵略者メガヘクスにより、葛葉紘汰の記憶から読み取ったデータを利用し機械として生み出されたメカ駆紋戒斗が変身する……が、オリジナルの戒斗の性格まで忠実に再現されていた為、メガヘクスの思想が気に入らなかった彼は変身した直後に速攻でメガヘクスに反逆。以降は鎧武やドライブ達に加勢する事となる。
メガヘクスの消滅後、メガヘクスによって生み出されたインベスやロイミュード達が一斉に機能を停止していく中、彼も同じく機能を停止し、その場に崩れ落ちたのだった。
なお、仮面ライダー図鑑でのメカ駆紋戒斗の解説によると、システム上はメガヘクスへの反逆は不可能とされているはずだったらしい。機械生命体のシステムすらも凌駕してしまう辺り、駆紋戒斗という人物の個がいかに強いかがよくわかる場面と言えよう。
終始、バナナアームズであったが、紘汰の記憶から再構築したというだけあって、戦闘力はかなり高かった。
『鎧武外伝』
第1弾のバロン編では主役を務める。時系列はデェムシュ登場以前。
新アームズであるリンゴアームズが登場し、戒斗の強者っぷりが存分に発揮されることになる。
『仮面ライダー4号』
ショッカーに改造を施されたショッカーライダーの一人として登場。ちなみに劇中に登場したショッカーライダーの中では彼だけ2号ライダーである。
王蛇、サソード、ダークキバと共にドライブ達に襲い掛かり、自身はサソードと共にゼロノスと戦うも、最期はゼロフォームのバスターノヴァによって二人纏めて倒された。
『仮面戦隊ゴライダー』
既に死んでいるライダーの一人として、仮面ライダーマリカと共に登場。終盤の決戦ではエグゼイドからゴライダーのカードを受け取り、アカライダーへと変身する。
『仮面ライダージオウ』
第29話で仮面ライダーネオディエンドによって仮面ライダーナイトと共に召喚され、仮面ライダーウォズ・フューチャーリングキカイと対決。ネオディエンドが逃走する際にウォズの足止めを担った。
対峙したウォズがジカンデスピア・ヤリ(槍)モードを使用していた事から、ナイト共々同じ槍使いライダー繋がりで召喚されたものと思われる(また、ナイトとは同じ2号ライダーにして騎士モチーフのライダーという共通点も存在する)。
因みに後のエピソードでもネオディエンドによって別の騎士がモチーフの2号ライダーが召喚されている。
なお、第11~12話では変身者である戒斗も登場しているが、アナザー鎧武の誕生により歴史が改変された為、現在も生存している代わりにバロンの変身者ではなくなっている。
『ガンバライジング』
『ガンバライジング』では1弾からバナナアームズが参戦し、2弾からマンゴーアームズが参戦した。
能力は、本人のイメージ通り攻撃が高いものが多いがアビリティは何故かチーム体力が減った時に発動するものが多い。劇中でピンチになることが多かったがそれでも強気な態度を隠さないのを再現したのか?劇中の必殺技に恵まれなかったが、専用武器による連続攻撃やパワフル攻撃での演出の再現度は高い。しかしバロンより先に劇中の必殺技となった鎧武が変身したバナナアームズは痛いか…。
大会限定プロモで登場した後、3弾でオーズアームズが参戦。
そして4弾にて強化アームズ、レモンエナジーアームズが参戦し見事LR枠を手に入れた。またSRでスイカアームズが、CPでイチゴアームズ、メロンアームズ、キウイアームズ、ウィザードアームズが参戦。
5弾で実施された極極ゴールドカードキャンペーンではレモンエナジーアームズで枠を獲得している。
6弾の伝説ロックオン!キャンペーンでは電王アームズで登場。
ND3弾ではRR(CP)でヘルヘイムの果実を食べてオーバーロードと化した姿も登場(バロンの姿から変身という劇中を再現したかのような演出)。
更にND4弾では外伝に登場する新アームズであるリンゴアームズも登場。
ND5弾では新タイプ『ブレイブ』の一枠でR落ち。何気に現行ライダー以外での7タイプ制覇一番乗りだったりする。
ND6弾ではSR枠でマンゴーアームズからロード・バロンに変身するカードが登場した。
BK2弾では『VSライバルセレクション』の一枠として登場(裏面はロード・バロン)。
『バトライド・ウォー』シリーズ
『Ⅱ』よりプレイアブルキャラクターとして参戦。HIT数の多い突進力のある技を持つ上、ライダーキャンセルも攻撃モーションとなっているため隙の無い怒涛の連続攻撃を繰り出していけるキャラ。
『Ⅱ』では最強状態が「マンゴーアームズ」であったが、『創生』では通常のフォームチェンジ扱いとなり、最強状態が「レモンエナジーアームズ」となった。
そして究極形態はなんとロード・バロン。シリーズ初の「操作できる怪人」である。
余談
- 初登場の第3話では、バナナを頭に被ったままの状態で歩くという実にシュールな場面が見られた。そして、その一部始終を見たザックに「え!?バナナ!?バナ、バナナ!?」と言われると、「バロンだ!」とツッコミを入れた。
- 当初の脚本では第45話(2014年9月14日放送分)で死亡の予定であったが、9月20日(土)J1リーグ第24節.川崎フロンターレ対FC東京戦において始球式を務める為、川崎フロンターレのスタッフとの打ち合わせの中で1週間延命したとの噂がある。
- 脚本の虚淵氏によると、フォームチェンジはバナナアームズとマンゴーアームズ2種だけの予定だったという。
- 同インタビューでは斬月の枠にはリンゴをモデルにしたライダーが出る予定であったが、ネタバレの観点からメロンをモデルにした斬月の登場が決定したと語っている。その後、なんの因果か、『鎧武外伝 バロン/斬月』でバロンがリンゴアームズを纏うことになったのだが…。
- 永徳氏が次にスーツアクターを演じる2号ライダーは4年後の作品『仮面ライダービルド』の仮面ライダークローズとなる。次世代の変身ベルトを使用した強化形態を持つ繋がりもある。
- 11年後の作品『仮面ライダーガヴ』の仮面ライダーヴァレンが甘い食べ物がモチーフの赤い2号ライダーという似通った特徴を持つ事からヴァレンの情報が解禁された際に話題となった。
- 13年前のスーパー戦隊に名前が同じ戦隊怪人が登場するが、モチーフはなんと仮面ライダー。まさか後に同じ名前の仮面ライダーが登場するとは誰も思わなかっただろう。
関連イラスト
関連タグ
バナナアームズ マンゴーアームズ リンゴアームズ レモンエナジーアームズ
チームバロン ロード・バロン(仮面ライダー鎧武) アカライダー
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーナックル、仮面ライダー黒影・真:チームバロンのメンバーが変身するアーマードライダー。
- メカ黒影、ドラゴンエナジーアームズ:メガヘクスが造り出したアーマードライダー。
- 仮面ライダーブラックバロン:バロンの後継者を自称するアーマードライダー。
○号ライダー