概要
「ライダー無双風ゲーム」として話題となった『バトライド・ウォー』の続編。平成ライダーの劇場版を題材としている。
今回は新たに仮面ライダー鎧武も参戦しており、主な物語は彼らが中心となって進められる。
ストーリー
仮面ライダーウィザードの手助けもあり、仮面ライダーバロンと合流した仮面ライダー鎧武は相棒の仮面ライダー龍玄とともにイエヤス城に突撃を仕掛けようとしていた。
だがそこへ、突如として無数のインベスの大群を率いて世界一迷惑な男が襲ってきた。
見知らぬ侍の助力を得つつ応戦する鎧武達だったが、次から次へと現れる軍勢に次第に追い詰められ、とうとうキングダークの攻撃に倒されてしまった……はずだった。
「以上をもちまして、『仮面ライダー鎧武と愉快な仲間たち 大江戸大騒動』の上映を終了いたします」
「あ~あ、ヒーローが負けたまま終わる映画なんてつまんないよ……」
気づけばそこは古びた映画館の中。
目を覚ました鎧武たちが見たのは、人のいない映画館に佇む黒ずくめの怪しい男と、青白い肌をした姉弟だった。
登場ライダー
プレイアブルキャラクター
プレイヤーの操作できるキャラクター。
仮面ライダー鎧武……最初から使用可能。
仮面ライダーウィザード……クロニクル「運命のガイアメモリ?」をクリア
仮面ライダーフォーゼ……クロニクル「運命のガイアメモリ?」をクリア
仮面ライダーオーズ……クロニクル「運命のガイアメモリ?」をクリア
仮面ライダーW……クロニクル「運命のガイアメモリ?」をクリア
仮面ライダークウガ……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーアギト……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダー龍騎……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーファイズ……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーブレイド……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダー響鬼……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーカブト……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダー電王……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーキバ……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーディケイド……クロニクル「みんなで宇宙キターッ!!」をクリア
仮面ライダーバロン……最初から使用可能。
仮面ライダーアクセル……クロニクル「スピードの向こうの狂気」をクリア
仮面ライダーバース……クロニクル「生への執着への暴走」をクリア
仮面ライダーメテオ……クロニクル「砕けた流星」をクリア
仮面ライダービースト……クロニクル「キマイラの支配」をクリア
仮面ライダーW ファングジョーカー……クロニクル「牙を剥く恐竜」をクリア
仮面ライダーディケイド 激情態……クロニクル「大首領」をクリア
仮面ライダー斬月・真……DLC
仮面ライダー鎧武 極アームズ……DLC
アシストキャラクター
操作はできないが、ボタン一つでいつでもプレイヤーを助けてくれるキャラクター。
仮面ライダー龍玄……最初から随伴できる。(間違っても裏切ったりしないので安心してください)
仮面ライダーG3-X……クロニクル「暴走するAI」をクリア
仮面ライダーナイト……クロニクル「非情に徹し切った男」をクリア
仮面ライダーカイザ……クロニクル「策士、影に溺れる」をクリア
仮面ライダーギャレン……クロニクル「恐怖に取りつかれた男」をクリア
仮面ライダー威吹鬼……クロニクル「暴虐なる城主」をクリア
仮面ライダーガタック……クロニクル「戦神・加賀美」をクリア
仮面ライダーゼロノス……クロニクル「消滅した記憶の影に」をクリア
仮面ライダーイクサ(名護啓介)……クロニクル「昔の戦、今の戦」をクリア
仮面ライダーイクサ(紅音也)……クロニクル「昔の戦、今の戦」をクリア
仮面ライダーディエンド……クロニクル「トレジャースナイパー」をクリア
仮面ライダーNEW電王……クロニクル「驕りが招くもの」をクリア
仮面ライダーダークキバ……クロニクル「闇であり、影であるもの」をクリア
仮面ライダースカル……クロニクル「流儀を忘れ、力に溺れる者」をクリア
オートバジン……クロニクル「パラダイス・ロスト」をクリア
登場怪人
☆はステージボス。仮面ライダーだがプレイアブルキャラクターではなくステージボスとして登場するキャラクターは、便宜上この項目に掲載する。
本作オリジナル
シネマ☆
水のエル☆
アントロード フォルミカ・ペデス
アントロード フォルミカ・エクエス
乱れ童子☆
ZECT(『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE)
※やはりモールイマジンは出ない
グリード&ヤミー(『仮面ライダーオーズ/OOO』)
ゾディアーツ(『仮面ライダーフォーゼ』)
宇宙鉄人(『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』)
ファントム(『仮面ライダーウィザード』)
仮面ライダーメイジ g(ry
インベス(『仮面ライダー鎧武/ガイム』)
武神鎧武軍(『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』)
武神鎧武☆
その他オリジナルキャラクター
レイト(CV:悠木碧)
レイナ(CV:田中理恵)
前作からの変更・改善点
前作に引き続き、多くの面で環境が改善、または追加がされており、原作ファン感涙モノの原作再現がなされている。
特に△や〇の必殺技でもフィニッシュできるようになったため、再現プレイのバリエーションが広がっている。
- ライジングマイティからの溜め攻撃で、アメイジングマイティに進化可能。同時にライジングマイティキック(ダッシュVER)も使用可能に。
- ライジングタイタンの必殺技が二刀流に。
- バーニングボンバー追加。バーニングパンチもより原作仕様に。
- 超必殺技がシュートベントからサバイブファイナルベントに進化。轢き逃げとまではいかないが、火炎弾グミ打ちで大暴れ。また、ガードベントのフィニッシュは必見。
- グランインパクト&スパークルカットでトドメ刺し放題。さらに□長押しでポインターをセットして追撃する木場式クリムゾンスマッシュ搭載。
- ラウズカード及びラウズコンボでトドメさし放題。しかも後者はカットインが入りよりカッコよくなった。
- 空中からロイヤルストレートフラッシュ打ち放題。
- 烈火剣追加。これにより装甲響鬼状態の必殺技がかなり様になった。
- □長押しで、相手の背後に回り込むクロックアップ発動可能。
- 降臨! 満を持して!!
- バッシャーフィーバー!!
- 俺はすでに、究極を超えている……!!
- 左右のアクションのエフェクトの色がメモリに対応。CJGXのバイクシーンは必見。
- ブラカ~ワニ!!
- フュージョンステイツ、キター!!
- キックストライクを始め、各魔法がコンボ時に短縮化され簡単に組み込めるようになった。ライダーキャンセルと組み合わせればコンボの鬼。
- これでジ・エンドだ!! ……フィナーレだ。
- そちらの上様であろう、早々に何とかせい
更に本作は映画をテーマとしているだけに、各作品の劇場版シナリオやそれに伴う様々な力の入れ具合を見ることができる。
- G3-XとG4の最終決戦はCPU同志の戦い。当然難易度HELLなら熾烈な原作さながらの熱いバトルがみられる。ちなみにアギトはこれに介入不可。
- ナイトVSリュウガ戦前の雑魚戦はやたら数が多く敵がしぶとい。ナイトのピンチ演出も相まって緊張感抜群。
- 告知通り、ファイズ役に半田健人を起用。当時よりしゃべりは大人っぽくなっているものの、攻撃時の「ちゃああっ!!」は思い出と完全に一致。
- 江戸の響鬼はちゃんと馬に乗る。
- コーカサス役に武蔵氏本人が登場。筋骨隆々がバラを手に現れる独特の威圧感もきっちり再現。
- 初っ端から4大フォーム揃い踏み。今日は全員纏めてクライマックスだぜ!!
- 音也イクサ役に武田航平氏本人が登場。やはり天才か。
- 終始キングダークの猛攻にさらされるディケイド。その後仕返しとばかりに巨大化してフルボッコ。
- あるミッションでエターナルがNPCとして参加する。このときWを操作していた場合、ボーナスメッセージが登場するのでぜひプレイを。
- クワガタ・カマキリ・バッタ!
スキャニングチャージ!!×8
「うおぉおぉおぉっ!」
「はああああっ!」
「ふぅん!」
「たああっ!」
「セイヤーッ!!×4」
次回こそは改善が望まれるであろう点(ネタバレ注意)
シナリオ上の問題
- 劇場版がテーマだっただけにクウガがとてつもない空気に。クロニクルモードでは一言もしゃべらない
- ライダーバトルが終盤戦からの開始。ゾルダや王蛇はおろかファムも未参戦。仮面劇なので終盤の再現度も低い。王蛇なんて「単に殺し合いがやりたいだけの敵」としては最適のはずなんだが…。
- 555編は終始バジンとの二人旅。何を言っているのか分からないとは思うが、要は草加も木場もサイガもオーガもエラスモテリウムオルフェノクもついでに啓太郎カイザも未参戦。
- まさかの新世代ライダー全滅の上、フォーティーンとの対決全カット。
- 響鬼編は終始、威吹鬼との二人旅。何を言っているのか分からないとは思うが、要は轟鬼も凍鬼も西鬼も煌鬼も羽撃鬼も歌舞鬼も魔化魍忍群もヒトツミもオロチさえも全カット。初見の視聴者には「TV版の響鬼が、威吹鬼と一緒にタイムスリップしました」と大嘘を言っても内容が伝わるレベル。
- 満を持して降臨したジークが、よりによって劇場版ミッションで降臨できない
- 肝心の飛行体アーク(レジェンドアーク)との最終決戦が全カット。レジェンドルガ兵もいないので出てくるのはいつものファンガイアばかりなり。
- ライダーリーグ及びシャドームーン戦全カット。勿論昭和怪人など出るわけがない。ついでにWは助けに来てくれない。昭和ライダーはやっと次回作で参戦するが、そちらではネオライダーは未登場。
- NEVERとの戦いが全部カット。ついでにライダーは助け合いのシーンもカット。
- ロケットのライダー登場シーンカット。ついでにラストまで江戸から出てない。
- ビッグ、プリーズ!のシーン全カット。
- 『戦国MOVIE大合戦』以外のMOVIE大戦シリーズ未収録。
- ついでに『クライマックス刑事』を始めとする電王派生作品も未収録。
やはり容量の問題かキャストが集まらなかったのか、映像や演出が本編さながらなだけに惜しかった点が大きい。
ただ総合的に言えるのは、ディケイド以降の平成二期ライダーが優遇されているということだろうか。
「おのれディケイド」
システム上の問題
本作では「江戸の町」「断崖」「イエヤス城」が新たにマップとして追加されたが、そのほかは全て前作からの持越しとなった。
更にシャドウフィルムライダー編では移動できる範囲が大きく制限され、只でさえ狭いマップが一際狭く感じられる。
また、通常のミッションも前作とほぼ同一内容にキャラクターだけ変えたものが散見される。
例:今作のミッション「金色の魔法使い」は、前作の「不死身のライダー」のボスを仮面ライダーエターナルから仮面ライダーソーサラーに変えただけ。
同様に、以下の組み合わせが成り立つ。
今作のミッション:ボスまたはパートナー→前作のミッション:ボスまたはパートナー
「街に潜む影!?」:アルビノレオイマジン→「不死鳥のごとく」:フェニックス
「サーチ&デストロイ」:バットファンガイア→「二者択一」:水のエル
「協奏・闇の王」:仮面ライダーダークキバ→「新しい「電王」」:仮面ライダーNEW電王
「龍玄の作戦」:仮面ライダー龍玄→「近くて遠い」:仮面ライダーギャレン
「風神」:仮面ライダー威吹鬼→「その名はスカル」:仮面ライダースカル
「ツイン・インパクト」仮面ライダーガオウ他→「総力戦」仮面ライダーオーディン他
「迷い込んだ男」仮面ライダーバロン→「古の魔法使い」仮面ライダービースト
「ロード・オブ・デザイア」恐竜グリード→「バトル・オブ・フォート」ウェザー・ドーパンド
「迫り来る脅威」ホースオルフェノク→「強襲~記憶の攻防戦」サジタリウス・ゾディアーツ
「クロスファイヤー」仮面ライダーG4→「メモリータンクを探して」アルビノレオイマジン
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夕陽のカスカベボーイズ:同じく映画館とそこで放映されている映画を舞台にした作品。
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