概要
『仮面ライダー響鬼』二十六之巻「刻まれる日々」、二十七之巻「伝える絆」から初登場する、夏に出現する等身大魔化魍。
劇中で最初に登場したのは猿橋のバケネコと呼ばれる個体。
親
身の丈(身長):7尺3寸(約2.2m)、目方(体重):42貫(約157.5kg)/41貫(約153.75kg)
生育環境:気温25℃前後、湿度80%
大抵の魔化魍が様々な動物たちの合成獣的な姿をしているのに対し、その名の通り猫そのものの姿をしており、太陽光を嫌う為に屋根裏部屋(劇中ではどこかの廃寺)等の薄暗い場所を巣として利用し、普段はそこでジッと身を潜め夜になると餌である動物生血を求めて出没する(モチーフとなった化け猫や猫又、猫鬼肖(ネコショウ)そのまんまである)。
なお、生育環境によって鳴き声や毛色が異なっている。
猫のような鳴き声を上げ、優れた動体視力を持ち、アクロバティックな動きで獲物を追い込み鋭い爪や牙を使って獲物を引き裂く戦法を得意としており、成長すると尻尾が9本に増殖する。身体はキジトラ模様。
この尻尾は一本一本が子供で、ある程度の長さになると体から切り離して増殖するという性質を持つが、ドロタボウと違い、尻尾がある程度の長さまで成長しなければ増殖できないようで、その分爆発的に増えはしないようだが、その代わり子供との連携もスピードもドロタボウを上回っている。
ちなみにドロタボウが親も子もほぼ同格の戦闘力を持っていたのに対し、此方は親の戦闘力が子供より大幅に上まっている。やはり母は強しか。
後に“オロチ現象”により、夏でもないのにあちこち(さいたま、狭山、館林、長瀞、鳩山)に大量に発生する。
なお、昔は自然発生した個体もいたらしい。
二十六之巻、二十七之巻に登場した個体は子を全滅させられた後も響鬼紅と轟鬼を翻弄し、轟鬼に音撃で尾を一本を残して全て撃破されてもなお奮闘して一時は響鬼紅に噛み付いて窮地に陥れるも、最後はディスクアニマルの攻撃に怯んだ隙をつかれて『音撃打 灼熱真紅の型』を叩きこまれ、童子と姫を巻き込んで爆散消滅した。
子
バケネコの子供。親とほぼ同じ能力を持ち、連係攻撃を得意としている。
身体は親に比べて白っぽい。
外部出演
ハイパーバトルビデオでは東京郊外にスーパー童子とスーパー姫に育てられた個体が出現。応戦した裁鬼を苦戦させるも、ディスクアニマルとの特訓により装甲響鬼に変身した安達明日夢の鬼神覚声で両断され大爆発した。
『仮面ライダーディケイド』では「響鬼の世界」に親と二匹の子が出現。街中で人を襲おうとしたが、斬鬼&威吹鬼に子供たちが討伐され、親もディケイドのディメンションキックで爆死した。
「アマゾンの世界」では黒ネコ獣人の代役として大ショッカーからゲドンに出張。ゴ・ジャラジ・ダやマンティスロードと組んで子が出現したが、アマゾンライダーの大切断でぶった切られあえなく死亡。…えーとアレだ、たぶんギギの腕輪のインカ超パワーで清められたんだきっと、うん。
映画『オールライダー対大ショッカー』にも親が無数の子を引き連れて出現した。
『仮面ライダーウィザード』では魔宝石の世界の住人として登場したが、仮面ライダー電王の俺の必殺技で斬り裂かれ倒される。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』でもカシャ共々武神鎧武の手下として登場を果たした。
武神鎧武に命じられてイエヤス一味を襲撃し、止めに入った仮面ライダー龍玄をムスカ・ゾディアーツやビートルファンガイアと組んでフルボッコにした。しかし龍玄がキウイアームズに変身すると形勢逆転し、スピニングフープでぶった切られ全滅する。
斬り裂かれてばっかりだなコイツ。
分かりやすいモチーフである為なのか、バトライドウォーシリーズでは響鬼を代表する戦闘員ポジションの怪人として採用されている。
『バトライド・ウォーⅡ』では何故か『7人の戦鬼』の追体験シナリオで大量に登場し、装甲響鬼にやられる役割。(魔化魍忍群のポジション)なぜオロチではなかったのかは謎に包まれている。