宇宙鉄人(仮面ライダーフォーゼ)
うちゅうてつじん
アリシア連邦のブリンク博士が開発した機械生命体。作中では3体が登場。
その中の二体のスカイダイン、グランダインは自我に目覚め生みの親・ブリンク博士を殺害し、人類への反逆を企てる。
そのスカイダインとグランダインの二体が死に際に博士が発動させた衛星兵器XVⅡの妨害電波で人間の姿へと擬態し、力を抑制される。本体の姿に戻る際には「インダー・〇〇ダイン」の口上を言う。
スカイダインとグランダインはスカイジェット&グランカーという乗り物に変形する能力を持ち、合体するとさながらミサイル砲台のような形状になる(これは元ネタが使っていた能力である)。この他にも合体技として『グラヴィトンXブラスター』というビーム技を有する(バトライド・ウォーⅡでは変形した状態で使用)。
「OSTO Legacy」という団体と偽り、ライダー部に衛星兵器XVⅡを破壊するように依頼したのも、自分達が、人類を滅亡するのに利用していたためである。
宇宙鉄人キョーダイン
歪んだ自我に目覚めた宇宙鉄人の兄妹でコズミックエナジーを用いてダスタードを召喚できる。
機械と人間が友達になるのは不可能と断じ、人間の回路(=感情)を非効率と切り捨てる一方で、キョーダイン同士の信頼は本物らしく、目的のために互いを切り捨てるような行為に及ぶことはなかった。
自動車に似た宇宙鉄人のリーダー格。
巨大戦闘車「グランカー」に変形可能。
飛行機に似たグランダインの妹機。
巨大戦闘機「スカイジェット」に変形可能。
スーパーヒーロー大戦Z
スペースショッカーの配下として登場。幻夢城に侵入した十文字撃と伊狩鎧を襲撃した。だが戦闘中に空いた穴から異空間に吸い込まれそうになったところを撃に助けられ、「決着はいずれつける」と戦闘を中断。
その後、スペースイカデビルとその配下達に猛攻を受けるギャバンに「借りは返したぞ」と助太刀。改めて決着をつけようとするも、スペースイカデビルの怒りを買い兄妹もろとも破壊されてしまった。
兄妹愛をあざ笑う
ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦乙(おつ)!
第6話にてスカイダインが登場。フォーゼと「角の勇者」の座を賭けて頭突きで勝負をすることに…(中の人はのちに鋼の勇者となった)。
バトライド・ウォーii
劇場版の追体験ストーリーにてスカイジェットとグランカーの姿で登場。
スーパーヒーロージェネレーション
ムサボルデスの影響を受けた宇宙鉄人として登場。
「メメントモリ攻略戦」(メメントモリは機動戦士ガンダム00における自由電子レーザー砲のこと)にてシークレットショック(乱入枠)としてキョーダインが出現する。
ちなみに、XVⅡは「狙われたコロニー」にて登場するが、完全な敵キャラ扱いである…どうしてこうなった。
モチーフは宇宙鉄人キョーダインのスカイゼルとグランゼルであり、人間体の名前も地球防衛軍少尉「白川エツ子」(演:堀江美都子)と彼らのオリジナルに当たる葉山兄弟、そして「サイバロイド」が元ネタと思われ、名前の"ゼル"の部分もキョーダインの捩りで"ダイン"となっている。
一方で原典では男性だったスカイゼルがスカイダインとして登場するに当たって女性となっており、兄弟関係や性格も逆転している(原典ではスカイゼルがしっかりとした"兄"機、弟機のグランゼルが粗忽者として描かれている)。
加えて元ネタでは敵であったガブリンクィーン、ブラックナイトが善玉として登場するなど、正義と悪が逆転しているのも特徴。
また、必殺技の『グラヴィトンXブラスター』のモチーフは大鉄人17の必殺技である『グラビトン』と原作で海堂博士がX物質から制作した『ブラスターXガン』より。
『ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』では彼らの登場に際して、「宇宙鉄人を学べ!キョーダイン超講座」と題して4編の解説映像が制作された。
なお、XVⅡのモデルは言わずもがな『大鉄人17』がモデルである。