「善き終わりが訪れん事を…」
※重大なネタバレあり※
設定
身長 | 211cm |
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体重 | 127kg |
肩書き | 恐竜の王 |
イメージカラー | 紫 |
構成コアメダル | プテラ・トリケラ・ティラノ |
属性 | 氷 |
名前の由来 | ギル(後述)の由来は「盗む」という意味の方言、「裏切る」等の説がある。同じ石ノ森章太郎原作のキカイダーにもギルという名の科学者が登場する。 |
概要
他のグリード同様セルメダルを利用して恐竜系ヤミーを作り出すが、人間ではなく器物を用いるのが大きな違い。またガメルのヤミーと同じで、倒してもメダルは1枚しか落とさない。
なお恐竜系のモチーフには恐竜でない生物やユニコーン等の幻獣も含まれるが、これは「有史以前の絶滅種、及び想像上の存在」といった「生きた姿を人間が見たことのない生物」を内包するカテゴリーのため。
終盤で真木清人が紫のメダルを取り込み、恐竜グリードに。
弱っていた完全体のカザリを瞬殺し、ガメルにも一撃で致命傷を与える等、桁違いの力を見せた。その冷気はビルを一瞬で氷漬けにできるらしい。
また、キヨちゃんは怪人態に変身する際に彼に同化している。
「ギル」(後述)の名前の由来であろう「裏切る」の言葉通り鴻上会長や伊達明だけでなく、グリード達をも裏切って狂気の理想に走った。
最終決戦時、今まで手に入れたほぼ全てのコアをウヴァに投入してメダルの器暴走形態を生み出し、世界の終末を引き起こす。
それを阻止しようとするオーズプトティラコンボの必殺技を食らって爆散するが、
メダルの器が発するエネルギーを受けてよみがえり、プトティラコンボを退ける。
だが、タジャドルコンボで再挑戦したオーズと幻影アンクの連携攻撃に追い詰められて、タジャドルコンボの必殺技ロストブレイズを食らい、発生したブラックホールに飲み込まれて消滅した。
外見
メダル5枚しかないはずだが最初から完全体。差別化のためか、彼と映司グリードのベルトは銀色になっている(他の完全体グリードはベルトが金色)。
紫色でティラノサウルスを思わせる頭部、プテラノドンの顔をあしらった肩鎧、胸部にあるトリケラトプスの顔、そして背中のマントが特徴。
紫のメダルは火野映司の体内にも入り込んでいる。
本人は拒んでいるが、映司も恐竜系グリードになる可能性があり、遂に真木の手でグリード化。
「ギル」について
恐竜グリード登場に先立ち、『MOVIE大戦CORE』で「ギル」という名の恐竜系グリードが声と名前のみ登場している(声:浜田賢二)。
しかし、本作の時点で恐竜系メダルの設定が確立していない為かTV本編と食い違う描写が多く、この「ギル」は本編の恐竜グリードとは別人の可能性が高い。
後に発売された『小説 仮面ライダーオーズ』の一章で本編の前日譚「アンクの章」でも、アンク800年前の回想に「もうすぐコアメダルを破壊できるグリードが完成する」といった記述がある一方、恐竜系グリードや「ギル」という名前は未登場であった。
公式では真木が変身したのは「恐竜グリード」と呼ばれ、こちらを「ギル」とは呼ばない。
しかし、ピクシブ百科事典では「ギル(グリード)」の記事が先に作られた(本記事が作成されたのは『仮面ライダーOOO』終了より3年近く経ってから)。
その為、pixivでは「ギル(グリード)」タグも使われている。
カウント・ザ・メダルズ
話数 | 自分 | 鳥系 | 昆虫系 | 猫系 | 重量系 | 水棲系 |
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第31~37話 |
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第38~43話 |
| バッタ | ウナギ | |||
第44話 |
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第45話 |
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第46話 |
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| ウナギ | |||
第47話 |
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最終回 |
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※ 第38話でオーズから奪ったバッタ、ウナギは第45話まで金庫に保管している。
他作品では
オール仮面ライダー ライダージェネレーション2
世界征服を企むゴウラの手で真木博士の記憶を持つコピー怪人として登場、各ライダー達と戦う事に。
ロストヒーローズ
ジェノサイド・キューブにて登場。プテラノドンヤミーを各キューブに遣わしたり、ガンダムヘッドを差し向けてヒーロー達の負の記憶をメモリーメモリに吸収させ、全ての世界を統合してリジェスの世界とするのが目的。
ベリアルと共に各キューブから石柱に蓄えたマイナスエネルギーを吸収・強化するが、敗北。
残ったメダルがオーズの力となり、プトティラコンボが解放された。しかし、メモリーメモリを完成させるという目論見は成功してしまうのであった。
『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』オーズ編
映像作品としては久々の登場となる。声優は当時と同じ神尾佑が担当。
フレイの力で白い魔法使いと共に召喚され、自身は仮面ライダースペクターと対決。この時、「もし大切な者がいるのなら、それが醜く変わってしまう前に終わらせる事をオススメします」と、マコトに告げている。スペクターに敗れ、「この世界はまだ、美しい…」と言い残して爆死。
『ゲイツ、マジェスティ』
アナザーディエンドに召喚される形で登場。同じく召喚されたアークオルフェノクやスミロドン・ドーパントと共にゲイツマジェスティに襲い掛かったが、ゲイツが召喚したウイングランサーやゼロガッシャーの攻撃で撃破された。
『memory of heroez』
CV:三上哲
黒幕によって恐竜メダル共々復活。人格はドクター真木そのもの。
黒幕の目的は自らの終末思想と相反するものであり、セルメダルを蓄えて叛逆を目論んだ。一度はWに敗北し、撤退。後にセルメダルの保管倉庫でオーズと対峙し、引導を渡された。
一度「完成した」自分が復活した事に対しては醜いとは考えておらず、むしろ「世界が美しい結末を迎えるまで終われない」と考えている。
また、本作では紫色のビームソードで地面を抉る技や拡散するエネルギー弾、滑空能力等、劇中未使用の技を多数披露している。
『バースX誕生秘話』
パラレルワールドに飛ばされた後藤を襲撃した怪人で、一度は泉比奈が変身したオーズに圧倒されて撤退。
その正体はなんとパラレルワールドの伊達明(こちらの世界線では彼が鴻上光生のポジションで、ドクター真木のポジションはアンクとなっている)のグリード態であり、変身できない後藤をまたも襲撃してきたが、知世子バース(彼女が伊達のポジションと入れ替わっている)と比奈オーズと交戦。
その間にグリード達の活躍で後藤がバースXへの変身能力を取り戻し、比奈達の応援を受けたバースXに倒された。
スーツは映司グリードの流用となっている。なお、本作の扱いは路線変更前の初期案に基づくものと思われる。
余談
- 恐竜系がメダルの破壊や相手を消滅させる「無の欲望」を司るのは恐竜や幻獣が「現存しない」動物だから。配下のプテラノドンヤミーは死体を残さず一般人を消滅させていた。
- 「無の欲望」を司っているのに氷属性なのは、恐竜を絶滅に追いやった氷河期や、生物が死ぬと体温が低下するので冷気は「死」と関連がある為だろうか。
- 恐竜は鳥になって現在も生きているという有名な説がある。最終決戦の相手が不死鳥のような紋章を持つ火属性のタジャドルコンボが滅びを司る氷属性の恐竜に勝つという展開は奇妙な巡り合わせであると言える。
関連タグ
仮面ライダーOOO グリード(仮面ライダーOOO) 映司グリード
ギル(グリード) 真木清人 キヨちゃん ライダー怪人 哀しき悪役
ユートピア・ドーパント←恐竜グリード→サジタリウス・ノヴァ