メダルの器暴走形態
めだるのうつわぼうそうけいたい
昆虫系コアメダル9枚を全て揃えて完全体に戻ったグリード・ウヴァが真木清人によって他属性のコアメダルを大量に投入された事によって変化した姿。54枚のコアメダルが周囲を囲んだ無機質な外見が特徴(何故か取り込まれてない筈の恐竜系コアメダルの意匠も見られる)。以前メズールとガメルが変貌した巨大グリード暴走態とは全く異なった姿をしているが、オーズドライバーと同じ青い文様が共通している。
ガメル完全体と同じく、常時周囲全ての物体をセルメダルに変化させる能力を持つ。また生成したセルメダルを吸収し続け、無数の屑ヤミーを出現させる事もできる(素体がウヴァのためか?)。また、この屑ヤミーは包帯が褐色で薄汚いなど、通常とは異なる意匠をしている。
シールドを発生させるなど見た目通り防御力は強固。自我は持っていないと思われるが、危機に陥った恐竜グリードをエネルギーフィールドで回復させるなど、彼を補佐するような動きが見られた。なおこの姿への変化時にウヴァの意識は消滅しているが、メズールとガメルの件もあるので完全に消滅しているかどうかは不明。
オーズと真木の戦いの中、グランド・オブ・レイジで倒された恐竜グリードを復活させ窮地に追い込むが、アンクの援護のおかげで強化されたタジャドルコンボに押された恐竜グリードとそれを追うオーズがメダルの器の中に入り、ロストブレイズで恐竜グリードが倒された際に出現したブラックホールによって体を構成していたオーメダルが吸収され(恐竜系メダルのみは全て砕けてしまった)内側から圧壊していき、爆散した。
後にブラックホールに吸い込まれたこの大量のオーメダルは40年後の未来に到達、ポセイドンドライバーに吸収され未来のコアメダルに自我が生まれ暴走してしまう結果となった。
真木は最終的にメダルの器が世界を喰らい終末をもたらした後、最後に自身がそのグリードを始末することで世界を完全に「無」にすることを目的としていた。真木は恐竜系メダル全て揃えば破壊できると予想していたが、実際ギルの凄まじいパワーを考えると成功する(地球が全てセルメダルにされる)可能性は高いと想像できる。
上記の通りウヴァの意思がどうなったかはっきりしていない上、唯一グリードの中では意思のコアメダルが破壊されていない事が影響してMOVIE大戦でのウヴァ復活説が流れる事になった。実際にMEGA MAXでウヴァは登場したがダミーなので復活とは異なる。
なおポセイドンが倒されコアメダルは再び映司達の手元に戻ったきた為、ウヴァの意思を宿したクワガタメダルも戻ってきている可能性も高いが、グリードや(財団Xが生み出した物を除く)ヤミーも存在せず大量のセルメダルを入手することが困難となっているため、もし意思が残っていたとしても復活は難しいと考えられる。
オーディオコメンタリーによれば、等身大のボスであるとライダーが倒す事を前提にしなければならず、色々な案がでて、最終的にこうなった事が語られている。