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錬金術師ガラ

れんきんじゅつしがら

錬金術師ガラとは、映画『将軍と21のコアメダル』に登場する800年前に『コアメダル』と『グリード』たちを製作した錬金術師たちの筆頭格の錬金術師の名称である。ここでは配下のナイト兵に関しても記述する。
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演:酒井美紀(五月憑依時)、CV/大友龍三郎(怪人態)


概要編集

800年前に、の命によりコアメダルを制作した錬金術師たちのリーダー格。


グリードたちの誕生にかかわったり、特に強力なコアメダルを開発するなど当時天才と謳われるほどの頭脳と才能を持ち合わせていたが、そのことを疎んだ王によって封印されていた。


なお、劇中では女性だが、本来は男性である。

その理由は現代に復活した際、偶然近くにいた若葉五月という女性の身体を乗っ取り、肉体を失った自身のボディとして利用しているためである(劇中では、「彼」と呼ばれるシーンや怪人態に変化したときに男性の声に変わっている)。アンク泉信吾の関係に近い。


“失われたメダル”といわれる伝説のメダル(爬虫類系コアメダル)と共にドイツの某所にある森の奥深くで眠りに就いていたが、『鴻上ファウンデーション』の発掘作業の影響で現代に復活。


復活の際に大量のセルメダルと共に空間を歪めてドイツから日本に移動してきた際、若葉五月を自身の体の代わりの器として乗っ取り、ナイト兵(後述)を繰り出して、映司アンク、そして様子を見に来ていた他のグリードたちから『コアメダル』を奪い取った。


その目的は、コアメダルの力を利用して“無限を越えた存在のオーズ”へと昇華させ世界を滅ぼして新世界を創造し、その世界の支配者になることである。


なお、2011年まで存命だったのかは不明だが、恐らく魂の状態でその場に留まっていたか、錬金術を駆使して延命措置を行っていた、あるいは爬虫類系コアメダルに自身の意思を投影していたかのいずれかだと推測されるが、詳細は不明である。


復活後、800年もの月日を得ても全く減るどころか、むしろ以前より増えている人間の欲望を憂い、更に人々の欲望から新たなメダルを制作し、世界を終末へと導くことで新世界を創造する世界の王に君臨しようと画策。


手始めとして使い魔のベルを創り出し、人々の欲望をセルメダルへと変換して世界終末の準備を推し進めていき、現代と江戸時代の都市の一部、恐竜時代の土地の一部を次々に入れ替えていく。


そして、自身が世界の王へと昇華するのに必要不可欠なツールであるコアメダルを入手するために鵺ヤミーを誕生させて解き放ち、アンクから鳥系コアメダルを奪い、その後映司の中にある恐竜系コアメダルを奪おうとするが、徳川将軍家に[[ヨーロッパの王家から贈られた爬虫類系コアメダルが存在していたため、鵺ヤミーは撃退されてしまう。


さらに、鴻上光生の挑発に乗ってベルに映司の欲望を解放させる「チャンスタイム」と称して問い掛けを行うが、その結果によって解放されたあまりにも膨大な映司の欲望の量に世界を終末へと誘う装置が破壊されてしまったため、入れ替えた世界が元に戻ってしまい激昂。自らの手で世界を終末へと誘うために怪人態の姿となって直接映司たちに対決を挑む。


怪人態編集

ガラの戦闘形態にしておそらく現代に蘇ったガラの本来の姿だと推測される“疑似グリード”


憑依した五月の肉体(ガラ曰く“棒”)を『コアメダル』の代用品とする事で本来のグリードに近い姿となっており、中世の錬金術で用いられる蒸留器をモチーフとした人型のワイバーンの様な容姿をしている。その為、カザリが生み出すネコ科系統のヤミーと同じく、五月が人質となっているような状態のため、迂闊に攻撃できないという状態になっている。また、明言はないが彼こそが爬虫類系グリードに当たる存在だと推測されるが詳細は不明。


凄まじい攻撃力を誇っており、両腕を伸ばして鋭い爪を使って攻撃し、硬い鱗で覆われた体はメダジャリバーメダガブリューも通じない程の強度を誇る。


これらの能力を駆使してオーズを追い詰め苦戦させるが、オーズによって憑依していた五月が救出されてしまった上に突如空から降って来た仮面ライダーフォーゼの介入により形勢は逆転。

フォーゼのライダーロケットパンチで殴り飛ばされ、さらにライダースイングバイを受け、その直後にトラクローによる攻撃を受け、自身の本拠地であるまで吹っ飛ばされた。


しかし、それでも存命していた彼はフォーゼの去った後、唖然と彼を見送っていたオーズの隙を突き、背後からの不意打ちで映司の『恐竜系コアメダル』を抜き取ることに成功。

その力を利用してさらなる姿へと超進化を遂げ、オーズたちに最後の戦いを挑む。


なお、系統がはっきりしていた鎧武者怪人とは異なり、どの系統のグリードに当たるかは不明。


怪物態編集

ガラの最終形態。


怪人態の姿で敗れたガラが奪い取った21枚にコアメダルの力を吸収し、さらに大量のセルメダルを吸収して巨大化した姿をしたいる。


人としての理性を失っているかは定かではないが、獣のような咆哮を上げ、目の前の敵を排除する怪物と化しているように見えるが、詳細は不明。


巨大な体躯から繰り出される圧倒的なパワーや口から放つ火炎などでオーズとバースを追い詰め、“このままでは自分たちも危ない”と感じた他のグリード(ただし、真木は世界の終末を望んでいるため協力はしていないが、無理やり協力させられたかのような描写がある)たちが協力し、その際にウヴァから奪ったコアメダルで変身した仮面ライダーオーズ ガタキリバコンボの攻撃を受け、アンクのコアメダルを吐き出すが、それでも圧倒的な力を見せ付けた。


しかし、他のグリードたちのコアメダルをガタキリバが創り出した分身たちが使用して全8コンボが揃い踏みし、最後はバースのブレストキャノンシュートを受け怯んだ隙に放たれたオーズの全コンボの必殺技を同時に受けて爆散。

砕け散った肉体はセルメダルに戻され、消滅した。


ナイト兵編集

ナイト兵


ガラ配下の下級怪人。体がセルメダルで構成されていることからも分かるようにヤミーと同じくセルメダルの塊が意思を持った存在。その名の通り中世ヨーロッパの歩兵のような姿をしている。両刃剣で敵を攻撃する。

人海戦術を得意とするが、徳川吉宗にあっさり蹴散らされた。

その後、スーツは仮面ライダー平成ジェネレーションズのドラル配下のバグスターウイルスのコスチュームの1つになっている。


関連項目編集

将軍と21のコアメダル グリード(仮面ライダーOOO) 錬金術師 コアメダル 先代オーズ 仮面ライダーOOO


ガラ中佐・・・東映特撮における同名の人物の前例。


仮面ライダー邪武・・・少女の体を乗っ取って変身した仮面ライダー


仮面ライダーガッチャード・・・錬金術師繋がりの仮面ライダー

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