「人の言葉には針千本。千の偽り、万の嘘。
それでも良ければ、お前、僕に釣られてみる?」
CV:遊佐浩二
主なスーツアクター:永徳
変身・憑依する仮面ライダー
以下他作品の仮面ライダーに憑依しての変身
データ
- 身長:182.0cm
- 体重:110.0kg
- 特色/力:ウラタロッドによる釣りや拘束、巧みな話術、水場での機動力
概要
リュウタロスとほぼ同じタイミング(厳密にはリュウタロスの方が僅かに先)で良太郎に憑依した、青色のイマジン。良太郎が持つ『浦島太郎』に出てくる海亀のイメージが具現化された姿とのナオミの推測に基づき、モモタロスに命名された。
一人称は「僕」。
武器は棒の両端に六角形の刃を備えたウラタロッド(槍ではないし、杖と言うにはあまりに独特だが)。先端から釣り針を出して物体を引き寄せられる他、ロッドフォーム時のデンガッシャーロッドモードと同じ亀の甲羅型エフェクト「オーラキャスト」に変えて敵を麻痺させることが可能。
モモタロス同様イマジンの使命には興味がなく、「特異点に憑いてれば消えないと思った」と自由と保身を狙い、(デメリットも承知の上で)良太郎に憑依する。
人物像
冷静沈着で頭の回転も早い頭脳派。しかしキザかつ女好きに加え、更に嘘をついて人を騙すことを好み、口八丁で周囲の人間を手玉に取る詐欺師のような性格(6話のタイトルも「サギ師の品格」であった)。決めゼリフは「お前(達)、僕に釣られてみる?」。魚や釣りを用いた喩えが多く、相手を手玉に取ることを「釣り」と称する。相手を翻弄したり情報を引き出す術に長け、ピアノや華道など女性に受けが良さそうなことは何でもそつなくこなす器用さも持つ。
当初モモタロスとは犬猿の仲(先に良太郎に憑いていたモモタロスを「センパイ」と呼ぶが敬意はない)だったが、次第に緩和される。自分なりのプライドは持ち合わせており、元々初期のハナがイマジンを異常なほどに嫌悪していたのも手伝ってその性格に怒りを買った上ライダーパスを持っていなかったことでオーナーによりデンライナーから強制降車させられかけた際、ハナでも分かってしまうほどの無理矢理な擁護をして自身を救った良太郎には協力する(本人曰く「僕の嘘を安っぽく解釈されるのは好きじゃない」「僕の嘘は嘘のためにあるんだから」)。他人を手玉に取る反面、リュウタロスに対して世話を焼く等、面倒見がいい面もある。自分が他人に引き込まれる=釣られることは好まない。
嘘つきではあるが良心が全くないわけではなく、クラーケンイマジンがギガンデス化して大量に分裂、破壊の限りを尽くし現代の時間に大きな影響を及ぼした際にはいつものクールさはどこへやら、デンライナーの火力どころかゼロライナーまで総動員して撃破する程の怒りを見せていた。
良太郎以外の人物に憑依することが多く、桜井侑斗、野上幸太郎、門矢士、光夏海、次狼、仮面ライダーG3、海東大樹と2018年現在憑依人数は最多である。
なお本人の性格上、女性に憑依するのは好みじゃないそうだ。(夏海に憑依した際の台詞より)
『平成ジェネレーションズFOREVER』では良太郎に憑依した状態で登場。
助け出したアタルに対して仮面ライダーの存在を語り、「歴史とは記憶=ライダーを覚えている人がいる限り、ライダーは幻にはならない」と諭した。
そして『仮面ライダージオウ』電王編でも侑斗や他のイマジン共々再び登場。
しょっぱなからツクヨミに対し「おや、かわいいお嬢さん。ちょっと僕とお話ししない?」とナンパ風に話しかけていた。
本編中盤から顕著ではあったが基本的に4人の中ではツッコミポジションに回る事が多く、後年のゲスト出演や2021年公開の『スーパーヒーロー戦記』のオーディオコメンタリーでは終始周りのボケに突っ込む羽目になり苦労人ポジションが定着しつつある。
余談
遊佐氏は『電王』以前にもハイパーバトルビデオで仮面ライダーアギト(幻)やガタックゼクターを演じているほか、平成ライダーシリーズが始まる1年前の作品でレギュラー(ロボモグ)を演じているなど、特撮出演経験が豊富であった。
『電王』後は平成一期の劇場版で恒例となっていた「前作出演者の友情出演」として『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』に顔出し出演。紅渡が高校の部活動に体験入部をするシーンで「僕に詰まれてみる?」を決め台詞とする将棋部の名人を演じた。
また、『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』でドリュー・ランシング/仮面ライダートルクの日本語吹替を担当している。(同作では、遊佐氏を含め平成ライダー経験者が吹き替え声優の大半を占めている)
電王の基本フォームであるソードフォームを担当するモモタロスの扱いが1番良いのは当然ではあるが、ウラタロスはモモタロス以外で唯一電王以外の他のライダーへの変身をする(鬼ヶ島のは只の憑依)、モモタロスと違ってカードも使いこなす、春映画のスピンオフにモモタロスと並んで進行役を担当したりモモタロスを差し置いて進行役を担当する、超スーパーヒーロー大戦ではモモタロス以外の電王で唯一変身前と変身後も登場している、平ジェネFOREVERではアナザー電王にトドメを刺す、上記の良太郎に憑依した状態で登場する等、モモタロスを除くイマジンの中ではダントツに扱いが良い。
因みに「アニメ店長」漫画版ではウラタという京都支店の店長が登場するが、他人への憑依が特技がだったり、サンバイザーが青かったり、中の人が遊佐浩二だったりと完全にウラタロスのオマージュキャラクターになっている。ただし、こちらは女性に興味が無いと言う決定的な差異がある。
関連イラスト
仮面ライダー電王ロッドフォーム
憑依体
関連タグ
仮面ライダー電王 電王 ロッドフォーム クライマックスフォーム 仮面ライダーNEW電王 イマジン
仮面ライダーX:水中戦が得意で棒術の達人という類似点がある。
外部リンク
ウラタロス(ZI-O・平ジェネFOREVER) | 仮面ライダー図鑑 | 東映