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「ゴールが決まったな!俺は王国、お前は天国!」


演:クリストファー・フォリー

吹き替え:遊佐浩二

概要編集

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の登場人物の1人。原作『仮面ライダー龍騎』の北岡秀一に相当する。

仮面ライダートルクに変身する22歳の青年詐欺師


ある日詐欺行為がバレて警察に追われている際に接触を図って来たゼイビアックスに出会い、自身に協力した暁には侵略が完了後、地球の王として地球の支配権を与えると持ち掛けられゼイビアックスの正体を知りつつも協力者として彼の邪魔者であるレンをベントする為に様々な策謀を張り巡らせる。


北岡秀一に当たる人物だが、上述したプロフィールからも分かる通り、彼の悪徳弁護士としての部分のみを抽出した感じのキャラクター設定となっており、詐欺師だけあって頭の回転が速く口八丁で相手を丸め込んで上手く立ち回りながら相手を手玉にとって操る事を得意としている。但し、自身が経てた思惑通りに事が運ばないと途端にイライラし出す短気な部分があり、それこそが彼の本性なのかもしれない。


当初はキット・テイラーに近付いて親しくなりつつ彼にあるここより無い事を吹き込んでレンと仲違いさせて両者共倒れになる様に工作していたが、ゼイビアックスの思惑と彼の思惑に違いから自身の計画が破綻した挙句にキットに真相がバレてしまい失敗に終わる。


その後、ゼイビアックスは自身の命令に従わなかったドリューに対して不信感でも抱いたのか次第に距離を置かれる様になり、そんなゼイビアックスに苛立ちを覚えた彼もまた危機感を覚えるとやられる前にやってしまおうと裏切りを決意。


最初にブラッド・バレットに接触して共闘を持ち掛けるが、最早後に引けない状況まで追い込まれていたブラットからその申し出を却下されてしまい、更にその一部始終がゼイビアックスに露見して彼の怒りを買い、彼の忠実なる部下にしてパニッシャーの仮面ライダーストライクに追われる羽目となり、命の危険を感じた彼は今度は図々しくもキットに助けを求めるが、以前騙された事もあり冷たくあしらわれて拒絶されて完全に孤立。


何とかこの最悪な状況を打開しようと半ば捨て鉢気味にストライクに戦いを挑むが、やはり相手の方が実力的にも一枚上手であり、最後はストライクのファイナルベントベノクラッシュ」(正確にはドゥームズデイのキック部分のみ)を受けベントの恐怖に慄きながら「お願いだ。金なら幾らでも稼いでやる。頼むから助けてくれーーー………」との命乞いの言葉と共に消滅するという自業自得とは言えども悲惨な最期を迎えた。

その小物さもあってか、原作の北岡とゾルダが最終回まで活躍したのに対し14話(全40話)で脱落している。


その後、全ての事柄が解決した後、無事に“ベント空間”から助け出され警察に逮捕されて刑務所に投獄されていた事が、後日談小説である『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT 2WORLD 1HEARTS』で判明している。


尚、ゼイビアックスの下で活動していた際の記憶は“ノーマン”の記憶処理を受けて消されていたが、ゼイビアックス亡き後、人間を襲い繁殖を始めた大量のモンスター達を討伐する為、デッキを通して記憶を取り戻し刑務所から出られるという理由からモンスター達の掃討をあっさりと承諾。

尚、以前の行いから彼をライダーとして復帰させる事について、周囲からはジェームズ・トレードモアと同じく難色を示されていたが、事態が事態だけに止むを得ず復帰が認められたという経緯がある。


以前手酷い目に遭わされたキットを相も変わらず「むかつくガキ」と毒づいていたが、何物だかんだと彼の真っ直ぐな思いを貫き通す彼の生き方を心の底では認めており、キットを除く地球側のライダー達や周囲からは詐欺師という事もあって信用されていなかったものの、実際には詐欺稼業で失敗した事やベントされた経験から改心して真面目に働くという決意を固めており、周囲が誰一人として自分を信用していない中で、唯一自分を必要とし信じてくれたキットに対して感謝して嬉しがる素振りを見せたりしていた。


物語の中盤、自身の身の潔白を証明する為に偽に独自で本作で起きている事件の裏で暗躍する謎の敵やその背後にいる黒幕の正体を突き止める事に成功し単身戦いを挑むが、その直後に力及ばずに返り討ちにされ再びベントされてしまう。しかしその直前に自分を唯一信頼してくれたキットにそれ等の事を密かに伝えていた為、後に彼が齎した情報によりキットが事件の真相や謎の敵の及び黒幕の正体に気付く大きなヒントとなる事となる。


尚、その後、アドベントマスターユーブロンによって無事“ベント空間”から救出され最終決戦にも参加しており、事件解決後再びライダーとして活動していた際の記憶を消されるという記憶処理を受けることになるが、以前とは違って今度は“ノーマン”がちゃんとアフターケアーをしたらしいので、無事に社会復帰を果たしたと思われる。


余談編集

日本語吹替を担当した遊佐浩二は『仮面ライダー電王』でウラタロスの声を担当している。

口がうまく相手を丸め込む点はドリューと共通しているが、彼は一貫して仲間のイマジンである。


関連項目編集

KAMEN_RIDER_DRAGON_KNIGHT 仮面ライダートルク

北岡秀一


ジェイデン・シバ原典のメイン脚本家が同じ作品で、「嘘つき」繋がりで同じ声優が吹き替えを担当している(ただし、彼の場合は「ただ一つだけ自分の家族に関する事で重大な噓をついている」という違いがある)。

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