「ブラッド・バレットは試練に勝つ…!」
演:キース・ストーン
吹替:山本匠馬
概要
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の登場人物の1人。原作『仮面ライダー龍騎』の芝浦淳に相当する。
仮面ライダートラストに変身する21歳の青年。
自身が苦境に立たされると、その現状を試練と捉え、それに打ち勝つために自身を奮い立たせるために上記にあるセリフ「ブラッド・バレットは試練に勝つ…!」と口に出すという癖を持つ。
元々は凄腕のモトクロスレーサーの選手だったが、何者かに“友人のバイクに細工をしたという濡れ衣”を着せられ所属チームを解雇されてしまった。その直後に接触して来たゼイビアックスが持っている“自身が無実という証拠のビデオ映像”と引き換えにライダーバトルに参加する条件を渋々了承。仮面ライダーとして戦いにその身を投じる事となる。
『龍騎』の芝浦淳とは違って卑怯な戦法を良しとせず正々堂々と戦うことを信条とする根っからの戦士気質な人物だが、その反面、勝利する事に強い拘りを持つ猪突猛進な性格の持ち主であり、ゼイビアックスから吹き込まれていたライダーバトルを“バトルクラブ選手権”という裏格闘選手権という嘘を頭から信じ切っていたため、スポーツ感覚で行っていたことや自身の冤罪を証明するための手段が掛かっていたことも手伝ってキット・テイラー達の説得に最後まで耳を貸すことも無く(特に当初はゼイビアックスから優勝候補と吹き込まれていたレンを執拗に狙っていた)、自身が騙されていたことに気付いた後も既に後戻り出来ない状況にまで事態は悪化していた……。
最終的にはキット達の言い分が正しかったことを認めつつも、あくまでも自身の冤罪を晴らすための試練に打ち勝つことに拘り過ぎてゼイビアックスの指令を度々無視するようになったことが仇となり落伍者の烙印を押され、仮面ライダーストライクによる処刑の対象者となってしまう。
最後は原作同様、乱戦の最中にストライクに仮面ライダートルクのファイナルベントのガードベントに利用され、満身創痍の所に立て続けにストライクのファイナルベントを受け、自身の敗北を認めないままベントされてしまった……。
「俺は負けない…いつでも勝つ!ブラッド・バレットは試練に勝つんだ…!ブラッドォ……」
その後の顛末は不明だったが、後日談を描いた小説『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT 2WORLD 1HEARTS』でその後の顛末が明かされており、ゼイビアックスが敗れ去った後、アドベントマスター・ユーブロンによってアドベント空間から救出されライダーとしての記憶を消されて地球へと帰還。
詳細は不明だが如何やら不正疑惑は晴れたものの、ベントされ行方不明になっていた間のブランクのせいで“三流レーサーと同列”(本人談)という屈辱的な立場に立たされていた。
そのため、早くキャリアを取り戻すべくレースを優先していたため、デッキの力で記憶を取り戻した後もゼイビアックス亡きあとも増加傾向にあるモンスターの掃討に参加することを拒んでいたが、頭の中に鳴り響くモンスター出現の警告音のためにレースに集中出来る状況ではなくなってしまい、不本意ながら再びデッキを取るとモンスター掃討に協力することになる。
その後、事件の黒幕であるデビッド・スチュアート大佐一味の襲撃に遭い再びベントされてしまうが、最終決戦時に駆け付けたユーブロンによって救出され、事件解決後は再びライダーとしての記憶を消されるが、流石に前回の反省を踏まえて今回は秘密機関“ノーマン”がアフターケアーを行ったため、以前のように大きな混乱も起きなかった。
余談
日本語吹替を担当した山本匠馬は『仮面ライダーキバ』で登太牙/仮面ライダーサガを演じた。
山本は元々声優志望であり、『KRDK』出演後に声優としての活動が主となった。