「お前は……邪魔だ……!」
概要
ゲーム『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』のラスボスとして登場し、隠しキャラとして使用できる仮面ライダー。
『仮面ライダーディケイド』本編には登場しない、クラヒオリジナルのダークライダーである。
変身者は門矢士とされているが、ゲームではややくぐもったような声になっている。
初代と『W』で登場したが、『オーズ』以降は削除されている。
ディケイドとの相違点
姿はディケイドと瓜二つだが、以下のような違いがある。
ライダーベルト
ディケイドライバーの色とは対照的な真っ黒。バックル中心も青になっている。
全身の色
全身の色も黒みがかかった灰色になっており、ディパインアーマーが金色で縁取られ、複眼は青。
ゲームキャラとしての能力
基本的にはディケイドとほとんど変わりなくコンプリートフォームにも変身できるが、唯一FFRが使えないので正直対戦ではディケイドの劣化として扱われることもしばしばだが、そのダーク的な姿と、はっきりとした正体が分からない方面としては、それなりに人気は高い。
又、ゲームのみの登場の為、公式での立体化した映像が存在しない。
正体について
ゲームでの正体は「士が記憶を失う以前の自分自身」とされている。つまり、「大ショッカー首領だった頃の過去のディケイド」の姿と推測できるが、ディケイドの場合他にも大ショッカーに関して色々な説がある為、詳しい事実は一切不明。
なおクラヒーのストーリーはTV本編と異なり、原典に近い設定のライダー達(例としてクウガが小野寺ユウスケではなく五代雄介など)の世界を巡るものとなっている。
……が、もっともこの世界の彼らは、例えば戦う事を望まないはずの五代雄介/クウガが出会い頭にアメイジングマイティキックを叩き込んで「よし!」と満足したり、同じく戦いに積極的ではないはずの城戸真司/龍騎が敵をふっ飛ばした後に悪びれもせず「あんたが悪いんだぜ!」と言ったり、紅渡/キバが「僕は人間として戦う」とゲームの都合上とはいえ原作を丸否定するような言動をしていた為、原典そのものかというとやはりリ・イマジネーションライダー疑惑が強い。
そもそもディケイドの作品自体設定があやふやな為、鳴滝と同様に謎が多いキャラとされる。
一説では,物語が語っていた主人公の士本人は実際ネガ世界の住民であり、大ショッカー首領たる士とはそっくりだが別人物であり、主人公の士は普通のディケイドに変身したのは「善」の一面が強い故で、大ショッカー首領の士は「悪」の面しか残っていない故でドライバーも悪に染まれ、ダークディケイドに成り下がったということという推測。
ちなみに、最終回直後の予告で出てきた「もう一人の士」はコイツではないかと言われることもあったが、この予告が実際の映画とは全くリンクしない嘘予告だった為、結局真相は分からなかった。
「俺はすでに…究極を超えている。」
というセリフを言ってるため
脚本が変わらなかったらダークディケイドが激情態の代わりでは?、もしくはラスボスはダークディケイドの予定だったのではないかという説もある。
本編の見てきた門矢士はライダー達と仲良くなるリイマジのカドヤツカサで
嘘予告の士が本来の使命に従う世界の破壊者となったもやしなのかもしれない。
仮面ライダーのゲームは放送開始前から開発開始(おそらく初代クラヒとWを開発していたのはキバ放送中?)だから初期案から設定を拾ってきてもおかしくはない。
余談だが、小説版では士に擬態し「俺が本物の士だ」と嘯くワームが「カブトの世界」のボスとして登場していたが、もしかして…。
なお、『仮面ライダーspirits』にはZXと同じ姿をした仮面ライダー(の姿をした首領)JUDOが登場。
彼はライダーマン以外の1号からスーパー1の仮面ライダーに変身できる(元々ZXが使わなかった設定)…ちなみに、JUDOが歴代ライダーへ変身した方が『ディケイド』の放送より先の事である。
また、ZXは昭和10号、ディケイドは平成10号、JUDOが操るBADANはショッカーからジンドグマまでの組織を操ってきた組織、かつてディケイドが率いていた大ショッカーはすべての悪の組織が結託した秘密結社という多数の共通点があったりする。
他にも「ネガの世界」の首領、すなわちケータッチの本当の持ち主ではないのかという説もある。
また、ヒーローショーでは、これらの設定を受けてか、ムネモシュネディケイドや仮面ライダースーパーディケイドが登場している。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダースーパーディケイド 大ショッカー クライマックスヒーローズ
歴代ネガライダー
ヘキサオーズ:同じく首領が変身したライダー。
ネガライダー
仮面ライダーダークキバ→仮面ライダーダークディケイド→古代王仮面ライダーオーズ